那須川天心戦から2日が経ち、試合を振り返る皇治(皇治チャンネルより)
2020年9月27日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催された『Yogibo presents RIZIN.24』のメインイベントで、RISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)に判定3-0(30-27×3)で敗れたISKA K-1ルール世界ライト級王者・皇治(TEAM ONE)。
勝者・那須川は、その日の内に自身のYouTubeチャンネル『那須川天心チャンネル』にて試合直後に撮ったインタビューを公開したが、皇治も29日(火)に自身の『皇治チャンネル』でインタビューを公開した。
「情けないなって一言かな。情けない。もっとやりたかったし、悔いが残っているかな」というのが皇治の第一声。
「何も満足してない。最悪やったね。倒れへんとかっていうのは最低限の話やから。最高の結果を出してナンボやから。選手としては情けないの一言に尽きるかな。これだけ応援してもらっていたし、もっとできるっていうのがあったから」と、“倒されずに最後まで立っていた”というような評価には全く満足していない。
那須川のことを聞かれると「強いか弱いかで言ったらそりゃあ強いけれど、強さよりも上手かったかな。パンチやキックは軽かったし。言ってもさ、俺より軽い選手やからそれは当然のことかなと思うけれど。思ったよりは攻撃力はなかったけれど、速かったね。なんのこっちゃ分からなかった。もっとやりたいこといっぱいあったねんけどな。あっという間やった。3分3Rが。いい緊張感ではできたんだろうけれど、もっとやりたかったし、もっと素直に打ち合いたかったよな。それをさせへんというのはあの子の強さやろうし、上手さなんかなと思ったけれど。全然、神の子ではなかった。普通の選手。だから逆に言うと努力しているんやろうなって思った。これから日本の格闘技界は面白くなるんちゃうかなって逆に思った」と、那須川の上手さや速さを評価し、努力が伝わったとする。
自分の作戦については「あの子は抜群でカウンターが上手い。カウンターを出させないように無駄に手を出さない、圧力をかけて。むっちゃ手を出したいねんで。でもカウンターが飛んでくるから無駄に手を出さないのがテーマやったけれど、無駄に手を出さな過ぎた。そこが後悔しているところでもあり、上手くハマったところでもある。まあでも、何言うても不甲斐ない試合をした。ショックや。RIZINに殴られに来たわけちゃうのに殴られすぎた」と、手数を出さなかったことを後悔。
今後のことを聞かれると「今は何も考えてないけれど。世界で一番と言われている天心とやって、その後のことは何も考えていなかったから。結果はなにひとつ納得いかない結果だったけれど、何も考えてないかな」と、那須川戦の後のことは何も考えていなかったという。
RIZINで言えば次は年末の大一番ということになるが、「大晦日はね、ファンが望んでくれたりね、榊原さんも大晦日仕事してよって言うてくれてたけれど。まあ、今はそんな考えてないけれど、大晦日は女の子とゆっくりしようと思ってるけれど、バラちゃんなりファンが強く望んでくれるならそれは何か答えなあかんと思っているし、格闘技を少しでも盛り上げたい気持ちもあるからさ。今後のことはゆっくり考えようかなと思っています」と、今はまだ何も考えられないと締めくくった。