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【RIZIN】江幡睦が大晦日にかける想い。弟の塁、親友の故・三浦春馬さんと「最後に3人が笑ってリングに立っている景色を見たい」

2020/09/28 11:09
 2020年9月27日(日)さいたまスーパーアリーナで開催された『Yogibo presents RIZIN.24』の第2試合RIZINキックボクシングルール55.0kg契約3分3Rで、RISEバンタム級1位・良星(平井道場)から2度のダウンを奪い、判定3-0で勝利したWKBA世界バンタム級王者・江幡睦(伊原道場)。  試合後のインタビューで江幡は「僕は今回がRIZINの初陣になりました。このRIZINでしっかり勝って、見たい景色があります。3人で見たい景色があります。僕、塁、(三浦)春馬と。大晦日は一番の大舞台だと思います。去年の大晦日に3人で見た景色、あれをまた見たいと思います。そして次は、最後に3人が笑ってリングに立っている景色を見たいと思いました。その景色を見るために大晦日に出たいです」と、昨年は双子の弟・江幡塁、そして7月18日に亡くなった親友である俳優・三浦春馬さんと一緒に入場した大晦日の景色をもう一度見たいと話した。  今回も3人で花道を入場したつもりだったのかと聞かれると「景色は違います。ただ、僕が最後に見たい景色と重ね合わせながら道を歩いていました。僕らはこの道を変わらず歩いていますし、大晦日でまた、あいつはいないですが、一緒に入場して最後は笑顔で手をあげたいと思います」と、大晦日のリングで勝利して“3人”で笑顔になりたいという。 そのために、大晦日で塁が敗れた那須川天心との対戦を望むかとの質問には、「塁の敵討ちというよりは、手を合わせて格闘技を盛り上げたいと思います。もちろん、勝つ自信はあります。真剣の斬り合いでどちらかが倒れてもおかしくない試合になると思います。最後に手を挙げるのは、次は江幡兄弟です」と、那須川との対戦を望み、次は江幡兄弟が勝つとの決意を口にした。  ただ、榊原信行RIZIN CEOは試合後の総括で「睦は天心戦へ向けての査定試合といっては失礼ですが、圧倒的に勝てば睦が国内の選手の中でチャンスがあると思った」と、大晦日の那須川の相手として有力候補であったが、今回の試合ではまだ挑戦者として決めかねるとしている。  榊原CEOは続けて「皇治はダウンを取られることもなく、戦前の予想で言えば圧倒的な天心勝利だったじゃないですか。KOで負けることもあると思っていましたが、皇治との今日の試合を見るとまだ可能性がある。ワンサイドでしたが、KOもダウンも取られなかった皇治がいて、天心が圧倒的に突き抜けていて足元にも及ばないことはなかった。天心攻略のヒントが今日の試合にあったのかなと思います。ただ、今後の相手となると国内も含めて海外から入ってこないと難しい。刀を研ぎ澄ましている選手がいたら、大晦日を見据えて世界中の選手から次なるチャレンジャーを見つけたいと思います」と、コロナの影響もあるが海外から那須川の対戦相手を見つけてきたいとした。
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