2020年9月26日(土)東京・後楽園ホール『Krush.117』の前日計量&記者会見が、25日(金)都内にて13:00より行われた。
今大会から開幕する「第5代Krushフェザー級(-57.5kg)王座決定トーナメント」。1回戦に出場する8選手の計量が行われたが、ハプニングが起こった。
玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)と対戦する秀樹(レンジャージム)の到着が遅れ、会見には出席できなかったが無事57.0kgでパス。しかし、同じく到着が遅れているとアナウンスされた知良(RBアカデミー)が減量中の体調不良により計量に参加できないことが分かり欠場が決定。1回戦の対戦相手・新美貴士(名古屋JKファクトリー)が不戦勝という形になった。当初、新美は林勇汰(FLYSKY GYM)との1回戦が決まっていたが、林が左目の網膜剥離の再発と診断され欠場となっていた。
(写真)計量をパスし、会見では「本当に調子がいい」と語っていた新美だが、対戦相手が欠場に 新美は「今回凄く減量の調子がよくて、今までそんなにアグレッシブに試合しようと思ったことはなかったんですが、ベルトを獲るために全員ボコボコにしてアグレッシブに試合をしようと思っています。今から試合できるくらい本当に調子いいです。ベルトを見て獲りたい気持ちはこの中で一番強い。1回戦を勝たないと話にならないのでまず1回戦を勝って、11月も勝って絶対にチャンピオンになります。明日は圧倒的に勝って今まで以上に超攻撃的スタイルで行くと思う」と、会見で意気込んでいただけに残念な結果に。
他のトーナメントに出場する選手たちは次のようにコメントしている。
▼第3試合 第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント1回戦 3分3R・延長1R玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)=57.5kg
「この日のためにしっかり仕上げきました。トーナメントですけれど、僕は1年ぶりの復帰戦になるので、まずこの試合、この1勝だけのために全力で仕上げてきました。その結果明日勝つことによって、次のトーナメントの準決勝・決勝がやって来ると思うので、まず明日は全力で勝ちに行きます。
今回は階級を上げて一発目の試合になるんですけれど、1年ぶりということで久々に減量しました。57.5kgでは今の自分に合ったコンディションが作れたので、とりあえず明日のためにしっかりリカバリーして、ベストなパフォーマンスを出せるような調整したいなって、最後まで集中していこうと思います。
ベルトは絶対獲るって決めてるんですけれど、明日は一回戦でベルトは関係ないので、しっかり勝ちます。怪我してから1年間、明日試合するために仕上げてきました。なので、その1年の僕の成長と、トーナメントで優勝候補って言ってもらってますけれど、試合で見せて、『玖村しかいないな』と明日思わせるので、楽しみにしていてください」
▼第2試合 第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント1回戦 3分3R・延長1R森坂 陸(エスジム)=57.4kg
「今回減量がきつかったんですけれど、落とすのはプロとして最低限当たり前のことで、明日は勝つだけですね。一回戦、明日勝てば、11月は全然行けると思っているので、明日が自分の中で勝負だと思っています。この中で僕が一番華があると思っていますし、僕が勝たないと面白くないトーナメントだと思っているので、個性を出して明日は圧勝したいと思います。
計量を終えて、ちゃんと水分取れて、今は早くお腹が空いて食べたいなという気持ちで。まあ、ちゃんと食べればもっとコンディションも回復するかなという感じです。あと相手の印象に関しては上手い選手っていうのは知っているんですけれど、そんなに何も怖くなかったというか、何も思わなかったですね。明日絶対俺が勝ってやるという気持ちしかないです。
やっぱりKrushのベルトはカッコいいなっていう印象ですね。余計獲りたいなという気持ちが出てきましたけれど、とりあえず明日勝たないと意味ないと思っているので。明日勝っちゃえば自分のもんだと思っているので、11月にやるワンデートーナメントは僕はもう大好きで、1日2試合やるなら2試合目のほうが調子いいので。明日勝てば自分のもんだと思っています。明日は圧勝するってことしか考えてないです。今まで以上に練習も気合い入って、ずっとここまで仕上げてこれたので、気持ちで明日は勝てるかなと思っています。いい練習してきたので、皆さん楽しみにしていてください」
山浦力也(北斗会館浅科道場)=57.3kg
「自分は急遽トーナメント参戦が決まったんですけれど、この試合に参戦が決まってから人生を懸けて仕上げてきたので、明日は楽しみにしていてください。さっき計量の時、対戦相手の表情とか見て特に印象はそれほどないんですけれど、自分もこの試合に向けてしっかり仕上げてきたので、とりあえず明日やってきたことを全て出しきりたいと思います。
ベルトが目の前にあるんですけれど、とりあえず明日勝たないと意味がないので、明日のことだけに集中して勝ちたいと思います。自分は急遽参戦が決まったんですけれど、本当に覚悟を決めて、人生を懸けて、明日勝つことだけを考えて生活してきたので、明日は全てぶつけたいと思います。楽しみにしていてください。応援よろしくお願いします」
▼第1試合 第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント1回戦 3分3R・延長1R林 京平(湘南格闘クラブ)=57.1kg
「明日勝つだけの練習の日々を過ごしてきました。久々にフェザー級まで減量したんですけれど、そこは問題なく明日はしっかり勝って、優勝するのが自分とみんなが思うような試合をして勝ちます。久々の減量だったんですけれど、問題なくクリアできたので、明日やるだけです。
(岡嶋のことは)計量に来るのが遅れちゃって見てないので、わからないです。ベルトを獲るために明日は必ずしっかり勝ちます。何がなんでも明日は勝ち方はそんなこだわらずにしっかり勝って、一歩でもベルトに近づけるように進んでいきます」
岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)=57.4kg
「急にビッグマウスになるつもりもないので、明日は普通に勝ちます。今すぐに試合できるほど調子はいいんですけれど、とりあずリカバリーします。(林の)計量は見てないです。まだ今の僕はベルトが似合わないので、3試合終わった時に僕が一番似合う男になります。明日はめちゃくちゃ大事な試合なんですけれど、今フェザー級も面白い選手がいっぱい出てきて、でもその中でも僕が一番強いんで、岡嶋形徒に注目よろしくお願いします」
そして、石川直生Krushエヴァンジェリストは各選手たちを次のように評している。
「優勝候補は玖村選手になると思いますが、それに対して1回戦で他の選手がどういうパフォーマンスをしてくれるか。それによってファンの皆さんのこのトーナメントに対する注目度も上がって来ると思います。誰々選手が行くんじゃないって印象を明日の1回戦でファンに植え付けて欲しいと思います。
山浦選手は急遽トーナメント出場が決まったけれど、その思い切りの良さでトーナメントをかきまわしてくれるポテンシャルを持っている実力者。岡嶋選手はトーナメントに出場している3選手から勝利を上げているプロ無敗の実力者。林選手は他団体のチャンピオンベルトを持っていてここ数戦でパンチで倒す力がどんどん上がっている実力者。森坂選手は独特のスタイルとパワーが一戦毎に進化している実力者。玖村選手は言うことがない優勝候補本命の実力者。新美選手は佐藤嘉洋さんを髣髴とさせる攻撃が止まらない実力者。Krushのトーナメントにエントリーされる選手なので、みんな実力も個性もある選手が揃っています。まずは明日の1回戦、楽しみにしましょう」