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【QUINTET】ハイサム・リダとイゴール・タナベがシングルマッチで対戦! 桜庭和志と杉浦貴が足関節禁止のグレコスタイルのエキシビション=10月27日 (火)後楽園

2020/09/24 11:09
 2020年10月27日 (火)、後楽園ホールで開催される「QUINTET FIGHT NIGHT 5 in TOKYO」の追加カードが発表された。 「Special Single Match」として、ハイサム・リダ(CARPE DIEM)vs.イゴール“ファットニンジャ”タナベ(IGLOO)の再戦が決定。両者は2019年2月3日に行われた「QUINTET FN2」のトーナメント戦で対戦。中堅としてデクラン・ムーディーを24秒ヒザ十字で下したハイサムが、2試合目の相手として「TEAM SOLDIER」副将のタナベと対戦。両者、膠着による三度指導のため失格という不完全燃焼な結果に終った。  JBJJFなみならずQUINTETで世界の強豪と伍してきたハイサム、GTF -90kgでも優勝するなど調子を上げているイゴール。現在の日本柔術界ヘビー級の頂上対決に相応しい両者の対戦は、今回は8分一本勝負のシングルマッチでの対戦となる。さらに、2人は10月11日(日)の「KINYABOYZ INVITATIONAL TOKYO 01」(KIT 01)で道衣での対戦も決定しているため、シングルマッチでのノーギと道衣ありの連戦で完全決着となるのか注目したいところだ。  また、エキシビションマッチとして「Special Iron Man Match」が決定。足関節が禁止で、上半身の関節技のみ有効というグレコローマンスタイルのルールで行われる。  この実験ルールに挑むのは、桜庭和志プロデューサーと、NOAH・杉浦貴の現GHCタッグ王者コンビ。1995年12月の天皇杯・全日本選手権大会グレコローマン82kg級優勝など、レスリングのグレコローマンで実績のある杉浦に対し、桜庭も、レスリングの名門秋田市立秋田商業高校時代に、全国高校生グレコローマンスタイルレスリング選手権大会で68kg級3位入賞の実績を残している。  レスリングでのグレコローマンはヒザより下に触ることも反則だが、今回のQUINTETでは「足関節が禁止」とされているため、テイクダウンでのダブルレッグ・シングルレッグ、サドルロックなどで関節を極めずに足を絡るのはOKだという。レッグロックシステムのなかの形が、上半身を極めるためのトランジッションになりうるのか。  桜庭は「最近の世界のグラップリングの試合では足関節技で決める率が高かったり、話を聞いていても足関節の話題が多いなと思っていて、実験的に足関節禁止のルールでやってみたいと思ったんです」と、その動機を説明。  さらに「相手として杉浦さんはグレコ出身なんでいいかなぁと。足関節技は禁止ですが、足を絡めたりするのはOKで足関節を極めるのではなく、そこからいかに上半身の関節を取れるかというのが見所になります。僕がよくやるジャンピングしてのパスガードも足関節を取られる心配がないので出来ますし、サドルロックをしてもそこからどうやって相手の上半身の攻めにできるかなどいろんなことを試してみたいです。イメージとしては柔道のノーギスタイルという感じですかね。一本取りにいく緊張感のあるスパーを見せたいと思います」と、エキシビションの“公開スパーリング”に向け、抱負を語っている。  新たなスーパーファイトのカードも決定し、あとはトーナメント出場メンバーが出揃うのを待つのみ。どんなメンバーが選抜されてくるのか、今後の発表にも注目だ。
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