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【RIZIN】江幡塁の双子の兄・睦が初参戦で狙うは那須川天心の首か、良星は“江幡兄弟狩り”に挑む

2020/09/13 16:09
 2020年9月27日(日)さいたまスーパーアリーナ『RIZIN.24』の追加対戦カードが、13日(日)に配信会見で発表された。  江幡塁の双子の兄であるWKBA世界バンタム級王者・江幡睦(伊原道場本部)が初参戦、RIZINキックボクシングルールでRISEバンタム級1位・良星(=らすた/平井道場)との対戦が決定。  江幡睦は弟・塁と共に幼い頃から極真空手を学び、中学生でキックボクシングを始めた。2007年9月に兄弟そろって新日本キックボクシング協会でプロデビューすると連戦連勝ですぐに頭角を現し、2010年3月に19歳で日本フライ級王者に。2012年7月には当時国内バンタム級最強の男と目されていた藤原あらしをヒジ打ちによる初回KOで破り、一躍その名を轟かせた。2014年4月にはWKBA世界バンタム級王座も獲得。2019年10月、最大の目標とするラジャダムナンスタジアム王座に4度目の挑戦を行ったが、王者サオトーとドローで王座獲得はならなかった。  長年にわたって新日本キックのエースとして活躍し、破壊力抜群のパンチ&ローで国内外の強豪をマットに沈め、36勝(27KO)3敗3分の戦績を誇る。  榊原信行RIZIN CEOは「満を持して、僕も参戦を望んでいた江幡睦選手がいよいよ初参戦します」と、睦を紹介。  睦は「今回、RIZIN初参戦になります。実のところ僕は12月31日、弟の江幡塁と那須川天心選手の試合を見て本当に心を動かされました。そしてそれと共に大晦日のRIZINという舞台が本当に素晴らしい景色だったと思います。僕自身もやっぱりRIZINを見てこの景色を僕も見たいなと思いましたし、そして僕がRIZINで伝えたいことが出来ました。このRIZINで僕が伝えたいことを叶えるためにも、まずは9月27日、僕の初陣をしっかり決めたいと思います。  8月9日に弟がRIZINで試合をしたんですけれど、その時に言った言葉があります。一燈照隅、万燈照国。その意味はひとつの光では隅しか照らせませんが、万の光になれば国をも照らすという言葉です。僕たちはその大きな光になって、人々の心をもっともっとアツく輝かせて、国をも照らす光になりたいと思っています。今回9月27日、アツい試合をしましょう」と挨拶。  対する良星はスピードとスタミナを活かした常に動き回るアグレッシブなスタイルで“ノンストップ・ハイスピードバトル”を展開し、会場を常に沸かせるRISEの元気印。得意技はハイキック。第4代Bigbangスーパーバンタム級王者でもあり、2018年7月に鈴木真彦に敗れて以降は破竹の7連勝(3KO)を飾っていたが、今年1月に鈴木とのタイトルマッチ再戦で敗れて王座奪取ならず。8月23日の再起戦ではMAキックボクシング連盟日本スーパーバンタム級王者・戸井田大輝に判定勝ちして再起を飾っている。  しかも良星は前日に行われたRISEの記者会見にて、11月1日(日)エディオンアリーナ大阪で行われる「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kgトーナメント」に江幡塁と共に出場が発表されたばかり。まさかの江幡兄弟との2連戦もありえる。  良星は「対戦相手の江幡選手はとっても強いですし、何度か試合を見させていただいているんですけれど、間違いなく僕とかみ合う試合ができると思っているので、みなさんメインだけでなくこのカードにも注目して見てもらえればと思います」と、すでに発表となっている那須川天心vs皇治と合わせて注目して欲しいと挨拶した。  睦が勝利すれば、年末に那須川との“弟の仇討ちマッチ”が実現する可能性もあり、良星が勝利すれば日本人選手の誰もが成し遂げていない“江幡兄弟狩り”を実現させるかもしれない。日本人選手屈指の攻撃力を持つ江幡だが、良星のスピードと手数は未体験の相手となるだけに油断はならない。キックボクシングファン注目のカードの実現となった。 <追加決定カード> ▼RIZINキックボクシングルール 60.0kg契約 3分3R北川裕紀(ZERO ONE GYM/SB日本スーパーフェザー級3位)平塚大士(チームドラゴン)  北川はシュートボクシングのランカーで2014年2月プロデビュー。2015年5月にはRIZIN出場経験のあるヘンリー・セハスに勝利している。2019年5月に西川創太をTKOで破り、戦績は11勝(5KO)7敗。対する平塚はK-1甲子園出身で、2008年大晦日にはさいたまスーパーアリーナで開催された『Dynamite!!』に出場してK-1甲子園リザーブマッチで佐々木大蔵に勝利。2012年8月にKrushでプロデビューし、安保瑠輝也にKO勝ち。その後も野辺広大にKO勝利するなどキャリアを重ねていったが、2016年2月に大雅に敗れて怪我もあって戦線離脱。2018年にRISEのリングで復帰戦を行うもTKO負け。実に12年ぶりにさいたまスーパーアリーナのリングに立つ。  北川は「久しぶりすぎる試合で正直不安もありますが、このような時期にRIZINという大舞台で試合が出来ることに感謝してリングで爆発させます」、平塚は「今回RIZINという大舞台に立てることを、心から嬉しく思っています。このような時期ですが、皆様に勇気や力を与えられるような魅せる試合をしたいです」と、それぞれコメントしている。
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