2020年9月13日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.2』の夜興行・第2部の前日計量&記者会見が、12日(土)都内にて12:20より行われた。計量は全選手が一度目でパスしている。また、選手と関係者65名にPCR検査を行い、全員が陰性であったことも発表された。
今大会で行われる「創世のタイガGRAND PRIX 61.5kg RED 初代王座決定トーナメント」に出場する、WBCムエタイ日本ライト級王者・小川翔(OISHI GYM)は61.45kg、WKBA世界ライト級王者・重森陽太(伊原道場稲城支部)は61.30kg、REBELS-REDライト級暫定王者スアレック・ルークカムイ(タイ/スタージス新宿)は61.10kg、第15代NKBライト級王者・高橋一眞(真門ジム)は61.45kgでそれぞれ計量をパス。
重森は「明日はこの素晴らしい4名を集めて試合ができるのが嬉しい。タイトルを獲ってから挑戦を受ける側の気持ちで負けたくない気持ちが強かったんですが、今は勝ちたい気持ちに変わっています。創世のタイガ風に言えば“俺が狩る側”です。進撃キッカーのキャッチコピーをいただいていますので、蹴り技を見せたい。ヒジありの面白さを一人でも多くの人に教えられればと思います」と、久しぶりに挑戦者の気持ちになっているとコメント。
小川は「61.5kgは久しぶりですが全然すぐ落とせたので問題ないです。ベルトを懸けたトーナメントですがあまりベルトの意識はなく、2試合勝つっていう気持ちで僕はこの大会に挑みたい。前回同様アツいファイトを繰り広げられたと思う」と、熱闘を約束。
高橋は「明日は久しぶりのKNOCK OUTなので楽しみたい。僕のSNSやYouTubeを見ている人はヘラヘラした僕を知っていると思いますが、リングの上ではギラギラして一番輝いているのでギラギラした高橋一眞を見て欲しい」と、“ギラギラ”感を出すとする。
スアレックは「今回は真面目に練習したので、明日は1RくらいでKOできるので楽しみに見て下さい。ムエタイスタイルでいい試合して、テクニックもいろいろやって楽しい試合にします」と、1RでのKOを予告した。
また、決勝戦は誰と戦いたいかと聞かれると、重森は「先日の記者会見ではスアレックと予想しましたが、お兄ちゃん(隣に座っていた高橋)の圧が凄くて。これはもしかしたら高橋選手もあると予想しています」と、高橋から並々ならぬ圧力を感じたという。
その高橋は「僕は重森君にリベンジしたくてエントリーしているので、決勝でできないと困るから絶対に上がってきてください」と、重森と決勝戦で会おうと告げる。
小川は「予想してないです。どっちが来てもいいように練習してきたのでどっちが来ても勝ちます」、スアレックは「優勝したいのでどっちが出てきても問題ないです。優勝します。ありがとうございます」と優勝宣言した。
<計量結果とコメント>
▼セミファイナル(第8試合)REBELS-RED 55.5kg級王座決定トーナメント 1回戦 3分3R延長1R REDルール小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺/ISKA世界バンタム級王者)=55.40kg「久々の日本での試合で気合いが入っているので、しっかり仕上げてきました。明日はしっかり倒します。打ち合いに来てくれたら倒せる確率も高くなるのでよろしくお願いします。(壱に挑発されて)イラっとはしてないですが仕留めます」
壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)=55.35kg「インタビューを見たんですが、瑛ちゃんが僕のこと眼中にないと言っていましたが踏み台になるために生まれてきたわけじゃないので、明日は踏み台にします。一番怖いのは瑛ちゃんが僕から逃げることなので、明日は至近距離で打ち合うムエタイとキックボクシングを見せましょう」
▼第7試合 57.5kg契約 3分3R延長1R REDルール安本晴翔(橋本道場/REBELS-RED フェザー級王者)=57.30kg「明日は半年ぶりの試合なので自分なりの試合をして頑張ります。背が僕より少し小さいので小さい相手には負けないように。明日は圧倒的に勝ってもあれなので、みんなを凄いと思わせる試合がしたいです」
ウィサンレック・MEIBUKAI(MEIBUKAI)=57.30kg「試合があります。日本語分からない。相手はミドルキックが良いので近い距離で戦いたい」
▼第6試合 56kg契約 3分3R延長1R REDルール宮元啓介(橋本道場/元INNOVATIONフェザー級王者)=55.80kg「今回1カ月以上前から追い込んできてスタミナもあり磨いてきた技も練習してきたので、明日しっかり見せて勝ちたい。(栗秋は)パンチ力が凄くて瞬発力もあって、蹴りも出来そうな感じあったので明日が楽しみです」
栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)=55.95kg「明日は階級も少し下げて56kgは新しく挑戦する形になりますが、また違ったスピードやパンチを見せられると思います。相手の印象は回転系も蹴る、三日月蹴りが多い選手だなという印象。別に問題なく勝てるんじゃないかな」
▼第5試合 51.5kg契約 3分3R延長1R REDルール老沼隆斗(STRUGGLE/REBELS-RED スーパーフライ級王者)=51.30kg「僕もいつもより(契約体重が)軽いですがキツくはないので、調子もいいので明日は盛り上げて暴れたい。気持ちが強い選手なので打ち合い持っていくと思いますが、僕は倒すとか倒しに行くかは気にしないで、自分のスピードとテクニックを見てもらえれば分かると思うのでいつも通り戦おうと思います」
清志(新興ムエタイジム/NJKFバンタム級2位、WMC日本バンタム級3位)=52.30kg「いつもより体重も2kg下げてめちゃキツかったので、その苦痛を相手にぶつけたいと思います。試合が決まって改めて(相手の試合を)見直して、蹴りは速いと思うけれど向こうも倒しに来てくれると思った。激しい試合になると思います。僕は前へ出て倒しに行く試合をするので、老沼チャンピオンがどう応えてくれるのかと思います」
▼第4試合 清水工業株式会社presents 73kg契約 3分3R REDルール渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)=72.90kg「自分の陣地や権利、今のポジションを相手に奪われないように。勝利車賞に20万円出るのでその20万円を取られないように文字通り死ぬ気でやりたいと思います。死ぬ気の人間の戦いをお楽しみに。僕はキックボクシングではデビュー戦で、4年ぶりに日本人と戦うんですけれども、4月にコロナでなくなったんですが、オープンフィンガーグローブの打撃戦に立候補した時に(対戦相手に)誰も手を上げてくれなかったので、今回も相手がいなくてどうしようと思ったら、釼田選手が試合を受けてくれたので感謝しています。でもリングに上がれば後は戦うだけなので叩き潰したい」
釼田昌弘(テツジム/NKBミドル級4位)=72.70kg「渡慶次選手はラウェイでご活躍されている方で、僕もキックボクシングとアメフトと柔道とMMAといろいろやっているので、逃げない試合が出来ると思います。渡慶次選手はハートが強くガンガン前に出てくる選手だと思ったので、僕もガンガン前へ出るスタイルで戦ってハートの強さでKOで勝ちたい」
▼第1試合 NOCK OUT 61.5kg 初代王座決定トーナメントリザーブマッチ 3分3回戦(延長1R) REDルール古村匡平(FURUMURA-GYM)=61.15kg「明日はけっこうインパクトのあるKOで勝って、リザーバーの出番があるか分からないですが、出番がなくても防衛戦に選んでもらえるくらいの印象を残したい。相手は試合映像を見た感じだとけっこうガードがガッチリしているので、そのガードをどう崩すかしっかり練習してきたのでそこを見てもらえたらと思います」
中澤良介(TRY HARD GYM)=61.50kg「調子いいので明日は2試合やるつもりで来ました。相手はよく分からないですけれど、倒します」