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【KNOCK OUT】日菜太を「派手なKOで倒したい」と田村聖、70戦目の日菜太は「いい節目の勝ち方をしたい」

2020/09/12 19:09
【KNOCK OUT】日菜太を「派手なKOで倒したい」と田村聖、70戦目の日菜太は「いい節目の勝ち方をしたい」

70戦目を迎えたベテランの日菜太(左)が、剛腕の田村を迎え撃つ(KNOCK OUT公式チャンネルより)

 2020年9月13日(日)東京・後楽園ホール『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.2』の昼興行・第1部の前日計量&記者会見が、12日(土)都内にて12:20より行われた。計量は全選手が一度目でパスしている。また、選手と関係者65名にPCR検査を行い、全員が陰性であったことも発表された。

 メインイベントで対戦する、REBELS-BLACK 70kg級王者・日菜太(クロスポイント吉祥寺)とPRIMA GOLD杯ミドル級トーナメント優勝・田村聖(拳心館)は、日菜太が72.95kg、田村が72.85kgでそれぞれ計量をパス。


 田村は「日菜太さんのような有名な選手と組んでいただきありがとうございます。このチャンスを無駄にしないように派手にKOな倒したい。僕は今まで通り相手が誰であってもやることは変わらず、自分のパンチをどうやって当てるか、それだけを練習してきました」と、パンチでKOすると言い放つ。

 日菜太は「2月の試合が終わってからコロナで自粛期間があったり時間が空きましたが、その間も腐らず地道なトレーニングをやって来ました。(契約体重が)73kgだとしても、パワーが付いているのでいい試合が出来ると思います。今日はあまり話したくないので明日の試合で見せたいと思います」と、コロナの影響で試合が出来ない期間にパワーアップしたと明かした。


 対策を聞かれると「あまり変わらないです。僕はこの試合だからどうこうではなく積み上げてきているので、70戦目なのでいい節目の勝ち方をしたいと思います」とベテランならではの答え。体重についても「全然問題ないです。2日前から食べ物を減らして減量しましたが、70kgみたいに2~3週間で徐々に落としているのではなくナチュラルで元気な自分を久々に出せるんじゃないかって思います」と、減量が苦しくなかった分だけ元気だとした。

 日菜太は2010年3月、中島弘貴にKO負けして以来、日本人選手相手に負けていない。これを聞くと田村は「自信はあるっちゃあるんですが、(10年間)日本人無敗っていうのは自分に美味しく見えて、やる気がいつもの何倍も出ています」とニヤリ。逆にそれをエネルギーとする。所属するNKB(日本キックボクシング連盟)のマッチメーカーである竹村哲氏が「8-2で田村が倒して勝つ」と予想していることには「期待に応えられるように頑張りたい」と意気込んだ。

 一方、日菜太はその予想に関してどう思うかと聞かれ「今回、僕からチケットを買ってくれた人へのプレゼントはマスクです。会場でお客さんがこれを付けてくれると思うので、しっかりこの試合をクリアして次の日菜太グッズは何を作ろうかなって考えます」と、全く相手にしていない様子だった。

<計量結果とコメント>


▼セミファイナル 第4試合 64kg契約 3分3R延長1R BLACKルール
鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)=64.00kg

「今回いつも通りなんですけれど、Bigbangのベルトを持っている選手と戦うことができて感謝しています。チャンピオンと戦わせていただくので、リスペクトの気持ちを持って本気で倒しに行きます。僕は戦闘民族、狩猟民族の血を引いているので判定って何ですかって感じなので、倒すことしか考えていません。僕の戦争を楽しみにしていてください。

 最後にやった2月のトーナメントの試合では判定で負けました。そこから自分がどんな思いで今日を迎えているか、会見では伝えられないくらいの気持ちでやって来たのでその全てを見て欲しいです。僕は練習動画を気にせず載せていますが、それが参考にならないくらい常に進化しているので、全部見て欲しい。何が当たっても僕は倒せるのでそこに注目して欲しいです」

昇也(士魂村上塾/Bigbangスーパーライト級王者)=64.00kg
「試合前にめちゃくちゃ追い込んで意味のある練習をしてきたので、明日試合に出します。士魂村上塾なので気持ちを見て欲しいのと、気持ちでは絶対に負けない。空手出身で足技が得意なので足技を見ていただけると嬉しいです」


▼第3試合 80kg契約 3分3R BLACKルール
吉野友規(スタージス新宿)=79.60kg
「1年ぶりの復帰戦になります。がっかりしたと言われましたが、私にはしっかりとした自信はまだなく、ずっと勝ち続けていることは出来すぎかなと思っています。でも自分の中で勝負に勝ちたいというのは持っていました。それを発言では言わないだけであって、それを見せる試合をします。私が見て欲しいのはパワー、気持ち。絶対に負ける気持ちはないのでそこを見て欲しい」

竜矢(伊原道場稲城支部)=80.00kg
「ちょっとがっかりしていて。一昨日のYouTube番組で、相手の選手が『勝っても負けても』って言っていて、負けることを考える選手に俺は負けない。負けているのは身長くらい。それ以外は全部勝ってる。あとはカッコいい入場曲を作ったので聞いてください」


▼第2試合 47kg契約 2分3R BLACKルール
KAREN(DRAGON GYM)=46.60kg
「今まで練習してきたことを出せるように頑張ります。明日は楽しみにしていてください。入場から注目して欲しいです。スタイルはムエタイですが、ちょっと違ったムエタイスタイルを見せられると思います」

宮崎小雪(TRY HARD GYM)=46.90kg

「減量もほとんどなくてとても調子がいいので、明日が楽しみです。10カ月ぶいrのリングになるのでワクワクしています。私はバックボーンが空手なので、空手独自の蹴り方、蹴り技に注目して欲しい」


▼第1試合 50kg契約 2分3R BLACKルール
宮崎若菜(TRY HARD GYM/KAMINARIMON 全日本女子トーナメント -52kg優勝)=49.70kg
「事前からSNSなどで『これからの女子キックを担う4人のホープ』と注目されていて嬉しかったので、他の3人に負けないように宮崎若菜がインパクトを残したと思ってもらえるように頑張ります。前からジムの先輩方にもパワーが凄いって言われるので、7カ月ぶりなのでどれくらい成長したかを重点的に見て欲しい」

大塚愛莉(上州松井ジム)=49.90kg
「明日はデビュー戦なのでしっかり練習したことを出して成長した姿を見せたい。アグレッシブさとか前に出る力を強化してきたので、それを出せるように見てもらいたいです」

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