2020年9月5日(土)東京・新宿FACE『KHAOS.11』の前日計量&記者会見が、4日(金)都内にて13:00より行われた。
毎大会、様々なコンセプトで開催されるKHAOS。今回は「DREAM KHAOS」(ドリーム・カオス)という4選手参加のワンデートーナメントを開催。しかも、優勝者は「夢」を叶えることができるご褒美付きとなっている。
出場選手は夢を考え、名前を伏せた状態で夢を事前公開。そして、大会当日に優勝者は自分の夢が何かを発表し、その夢を叶えてもらうという主旨の大会だ。
女子アトム級の準決勝第1試合で対戦する、加藤りこ(K-1ジム五反田チームキングス)は44.8kg、森川侑凜(サポートスクールグレス)は44.3kgで計量をパス。
同じく女子アトム級の準決勝第2試合で対戦する、豊嶋里美(TEAM OJ)は44.7kg、谷田美穂(K-1ジム大宮チームレオン)は43.1kgで、それぞれリミットの45.0kgをパスした。
計量後の会見では優勝した選手が叶える“夢”が発表された。「Krushの本戦で試合がしたい」「密着取材映像を作ってほしい」「一日ラウンドガールをやりたい」「めちゃくちゃ気合いが入った宣材写真を撮りたい」とその夢は様々。
ひと際目立つ空手衣で登場した谷田は「5歳の息子がいて空手をやっているので、勝つところを見せたい。気合いを入れるために着てきました」と言い、「明日はパワーとスタミナと元気良く戦いたいと思います。豊嶋選手は手数がたくさんあってやりにくいなと思いますが、私も手数とスタミナでは負けない。2試合とも倒しに行きます。明日は自分らしく元気に試合できればと思う」と気合い十分。
豊嶋は「たくさん練習してきたので全部出せるように頑張ります。(谷田は)会見で道衣を着ていてめちゃくちゃカッコいいと思ったんですが、試合は全然別。リーチの差で勝ちたい。理想はノーダメージで2KOです。応援してくれる人たちに恩返ししたい」と、谷田と12㎝の身長差(豊嶋160㎝、谷田148㎝)を活かして戦いたいとした。
髪型が印象的な森川は「今回優勝するつもりでいますので、1日2試合と考えてはいますが、1試合1試合本気でぶつかり合っていこうと思います。先週、学校で理科の実験をしていて、1年生のギャルに『片栗粉を見て加藤りこを思い出さない?』と言われて(笑)。それが頭の中にあってそのイメージがあります。最初に言ったように1試合1試合、後先考えず会場を盛り上げたい。そういう戦いを見せたいです」と、エピソードを交えてのトーク。片栗粉扱いされた加藤だが「特に何もないです」と冷静だった。
また森川は「(第1試合の)トップバッターなので、最初にその後の試合込みで勢いづけて戦えるように、会場で応援してくれる人、中継を見ている人のためにもアツい気持ちで戦っていきます」との決意を話す。
加藤は「明日に向けてしっかり仕上げてきたので必ず優勝したいと思います。森川選手はアグレッシブでガンガン来るイメージですね。1日2試合なのでノーダメージで1試合1試合戦います。明日のために全力で練習してきたことを出せば、必ず優勝できると思います」と、優勝するとの信念がうかがえるコメントを残した。