第5代Krushバンタム級王者・佐々木洵樹は相手の計量オーバーもグローブハンディを拒否した
2020年8月29日(土)東京・後楽園ホール『Krush.116』の前日計量&記者会見が28日(金)都内にて13:00より行われた。
セミファイナル(第7試合)のKrushスーパー・バンタム級3分3R延長1Rで対戦する、第5代Krushバンタム級王者・佐々木洵樹(POWER OF DREAM)は54.9kgでパスしたが、龍斗(K-1 GYM横浜infinity)は55.6kgで600グラムオーバー。再計量でのパスを目指すことになったがクリアすることができなかった。
(写真)佐々木の対戦相手・龍斗は600グラムオーバーから落とせず、条件付きで試合が実施されることに
これを受け、K-1実行委員会で両選手側と協議した結果、以下の形にて双方合意の上、試合を実施することに。
1.第1ラウンド、龍斗は減点1から試合開始。
2.規定では、佐々木は8オンス、龍斗は10オンス着用のグローブハンデとなるが、佐々木がこれを拒否したため、双方とも8オンスグローブを着用。
3.龍斗はファイトマネーから20%減額。
また、第3試合のEITO(HALEO TOP TEAM)vsブハリ亜輝留(WSRフェアテックス幕張)は、公式計量においてブハリが契約体重70.0kgから1.2kgオーバーでクリアすることができず試合は中止となった。
(写真)EITOは計量をパスしたが、対戦相手のブハリが1.2kgオーバーで試合は中止に
今大会は、当初の発表カードから5人が欠場するという異例の事態に見舞われており、最後まで波乱が続いた。
計量後の記者会見で石川直生Krush Evangelistが「アクシデントを含めてでも、そういうことを覆してアツくしてきてくれたのが8月のKrushです。Krushは10年くらい歴史がありますが、毎回8月のKrushはアツかった。明日の8月のKrushもアツい、いい意味で期待を裏切る試合になってくれると思っています」と語ったように、数々のアクシデントを吹き飛ばすような好試合が期待される。