2020年9月22日(火・祝)エディオンアリーナ大阪『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』で、K-1に初参戦するMIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が8月27日(木)神奈川の所属ジムにて公開練習を行った。
記録的猛暑となった今夏の日本列島だが「私はめったに体調を崩さないので、バカは風邪ひかないのは本当だなと思っています」と笑うMIO。
試合は2019年4月以来となり「あと1カ月切って短かったような長かったような不思議な感覚です。実感がわいてきて減量も始まってくるので、いよいよ来たって感じ」とワクワク感を隠せない。
「以前は2週間前から追い込み始めて試合をやってというのを続けてきたので、何カ月も前から準備しているのは初めて。どれくらい強くなっているか楽しみです」と、この試合へ向けてやったきたことを試すのが楽しみのようだ。
新しい練習環境では「昼にプロ練習があるので夜にパーソナルに行ったり、1日練習して充実した毎日を送れています。KRESTには凄い人数がいるのとトップファイターが何人もいるので勉強になります。みんな頑張っているので私はもっと頑張らんとって気持ちになりますね。練習が楽しくなりました。一番の違いはそこですかね」と、刺激を受けている。
その気持ちの違いは「必然とリングに出ると思います。戦いながら楽しめるんじゃないかな。格闘技を楽しもうと思っています。そうしないといけない」という。
対戦する第2代Krush女子アトム級王者・高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM)は「ぶっ飛ばすつもりで試合は勝たせてもらいます」など強気な発言を連発しているが、「いいですね。強気でワクワクします。今までは『MIO選手凄い』みたいな感じで戦う人が多かったので、それくらいで来てくれる方がファイターとして興奮します」と望むところ。
高梨の印象は「パワー系。女子にはないパワーを持っていると思います」と評するが、「それでもパワーでも負けていないと思っているので。テクニックを思う存分出してパワーで倒すのが理想です」と、パワーでもねじ伏せるとする。「KANA選手は別格として、高梨選手がいま女子で倒せるファイターだと言われているので、そこを私が持っていこうかなと思っています」と、自分が“倒せる女子”と呼ばれるようになるとの目標も掲げる。
地元・大阪での試合ということもあり「いつぶりやろってくらい大阪で試合をしてないので楽しみです」と笑顔を輝かせる。
公開練習ではパンチのミット打ちを披露したが、以前よりも回転力とスピードが上がっている印象を受けた。そのことを聞くとMIOは「自分では意識していないんですが、周りからは変わったねと言われます。KRESTっぽくなってきたと言われますね。手数とか。今まではストレートをドンッて感じの打ち方だったので」と、やはり変化があったようだ。
その中で元々の得意技である右ストレートに関しては「今まで以上にパワーが付いています。打ちやすくなりました。手数がある分、右ストレートも活きてくると思っているので試合で出せると思っています」と、より進化したところを見せられると断言した。
最後に、減量のことを聞くと「とても心配です」と笑うMIO。「1年半ぶりだし、年も25歳になって落ちにくくなると父にも言われています。ちょっとだけ心配ですね」とのことで、唯一の不安は減量ということになりそうだ。