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【K-1】山崎秀晃、安保瑠輝也とのタイトル戦は「理想は一発で仕留める試合。でも、厳しい戦いになる」

2020/08/27 08:08
【K-1】山崎秀晃、安保瑠輝也とのタイトル戦は「理想は一発で仕留める試合。でも、厳しい戦いになる」

リベンジよりも、ベストバウトよりも「最後にリングに立ってベルトを巻くのが最高の形」と山崎

 2020年9月22日(火・祝)エディオンアリーナ大阪『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』で、K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者・安保瑠輝也(team ALL-WIN)にタイトルマッチで挑戦する山崎秀晃(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が8月27日(木)神奈川の所属ジムにて公開練習を行った。

 パンチのミット打ちで山崎はストレート系を中心に、フック、アッパーと速く鋭いパンチで快音を響かせた。


 新型コロナウイルスの影響による自粛期間も「自分の練習はできていたので支障はなかった」と言い、「大会が出来なくて格闘技を見せられなかったのでなかなか活気づかない。そこに元気を与えたいですね。非日常を見せたい。気持ちはいつも通りなので、ファンには100%魅せて最高の試合をする」と意気込んだ。

 安保とは2018年12月のK-1大阪大会で激突。そのときは大激闘の末に安保が延長Rで、ハイキックを決めてKO勝利を飾り、この一戦は「K-1 AWARDS 2018」のベストバウトにも選出された名勝負となった。


 山崎にとってはリベンジマッチという側面もあるが「相手云々よりも自分のトレーニングをしっかりして。対策もやっていますが相手にどうこうという想いは特にないです。リベンジなので負けない気持ちは大前提。いつも通りですね」と、特に気負うところはないとする。

 しかし、「男としては2回同じ相手に負けられない。今までやって来たリベンジ戦では絶対に勝利で返しているので、2回は負けられないという心境です」と同じ相手に負けることは自分が許せないとした。


 安保に敗れて以来、4連勝(3KO)と最高の状態で挑むことになるが「ここ3試合は勝つべくしてしっかり勝ってきたと思う。倒し方、魅せ方をアピールしてきました。安保選手とのタイトルマッチよりはレベルが下がると思う。自分は勝ち方でしかアピールできないので、それがタイトルマッチにつながったと思っています。日々いい部分を伸ばして、短所も補って少しずつ良くなっているとは思います。常に100%で出来るように相手どうこうより自分との勝負で努力しています」と、自分の中では勝って当然で魅せ方を意識してきたという。


 安保は今回の防衛戦をクリアーして、一階級上を目指すと公言しているが、山崎は「全然気にしてないし、何も思わないですね。それを聞いたからといって次の試合の心境が変わるわけじゃない」と、自分とは関係のないことと答えた。

 京都出身であり、当日は地元の仲間や応援団も駆けつける予定で「大阪は今回で3回目ですが、関西でやるのはひとつの夢でもあったので嬉しいですね。今回はタイトルマッチであり、リベンジマッチでもあるので、仲間の気持ちも上がっていると思う。それがあるから頑張っているのもあります」と、1年前は負ける姿を見せてしまったが、今回はベルトを巻いた姿を見せたいとする。


 ベストバウトの再現が望まれているところだが、山崎は「お互いが拮抗してベストバウトを前回獲りました。結果、そうなる場合もありますが、理想は一発で仕留めるような試合をしたい。でも、厳しい戦いになるのは間違いないでしょうね。最悪の状況も考えて、きついことを乗り越えて毎日のトレーニングをしています」と、結果的にそうなることもあるが自分の理想とは違うという。


「今回は結果にこだわっています。倒して勝てばベストですが、最後にリングに立ってベルトを巻くのが最高の形だと思っています。リベンジの理想形よりも、しっかり勝って、仲間たちにアピールしたいなと思います」と、それよりも勝ってベルトを巻くことにこだわりたいとした。

「10年以上現役なので集大成を見せます。見る人には楽しんで欲しいと思います」と山崎。かつて、空手の掛け蹴りを出して周囲をあっと言わせたように、新しい技は用意しているかとの質問には「ないです。でも、試合の中でパッと閃くことはあるかもしれませんね」とほほ笑んだ。

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