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インタビュー

【UFC】日本人UFCファイター同時出場対談! 佐藤天「本当の意味でUFCファイターの仲間入りを果たしたい」× 魅津希「勝って佐藤選手に繋げたい」=8.22「UFC」

2020/08/19 10:08
 2020年8月22日(日本時間23日)、米国ラスベガスで無観客で開催される「UFC Fight Night: Munhoz vs. Edgar」に、ウェルター級の佐藤天(サンフォードMMA)と、女子ストロー級の魅津希(LAW MMA)が揃って出場する。  現在、世界最高峰のMMA(総合格闘技)団体UFCと契約している日本人選手は佐藤天と魅津希、村田夏南子(試合未定)の3選手のみ。佐藤はオクタゴンで2勝1敗、そして魅津希は1勝と白星を先行させている。  新型コロナウイルスの感染が世界で拡大するなか、佐藤はフロリダで、魅津希はニューヨークでロックダウンを経験しながらも、米国に留まり練習をすることを選択し、試合の機会を得た。  次々と興行が中止となるなか、いち早く大会開催を宣言し、コロナ禍の格闘技興行の在り方を示したUFCで、世界と伍する佐藤と魅津希は、何を思い日々を闘ってきたのか。試合直前の初対談を一挙、全文掲載する! 佐藤「『行けるけど行かない』のと『行けない』のは違う」 ──いよいよ、佐藤天選手、魅津希選手の日本人2選手が揃い踏みとなる8月22日(日本時間23日)の「UFC Fight Night: Munhoz vs. Edgar」まであと10日(対談収録は13日)と迫りました。今回は、日本人で3人のみ(もう1人はUFCと契約もまだ試合を行っていない村田夏南子)UFCファイターのなかで、このコロナ禍も米国に残り、練習を行ってきた両選手に対談を行っていただきます。佐藤選手はフロリダから、魅津希選手にはニューヨークからZOOMを繋いでもらいました。まずは現在、試合直前の練習状況をそれぞれ教えてください。 魅津希 今日はちょっとハードにスパーリングをやって、あとはクールダウンして体重調整くらいとなります。一応、追い込みの最終日は今日なんですけど、明日クラウディア・ガデーリャ(UFC女子ストロー級6位)とスパーリングがあるので、調子が良ければ3ラウンドやっちゃおうかなという感じです。 佐藤 自分は昨日(試合11日前)で試合前のスパーリングはもう全部終わって、今日はレスリングをいつもどおりハードにやって、夕方、試合前のコンディショニングトレーニングや息上げなどをやって終わりという感じです。あと、今週はもうちょっと息上げとかもやりながら、少し強度を落としつつ、仕上げていくという感じですかね。先週までは、火曜日と木曜日は1日3回練習してたんですけど、早朝にトレーニングして、昼間技術練習して、夜スパーリングみたいな感じで。他の日は大体二部練習って感じです。 魅津希 佐藤選手、3部練してたんですか!? 佐藤 そうですね。火曜日と木曜は3部練ですね。朝7時とか7時半から最初のトレーニングをやるんです。朝は1時間くらいでさっと終わらせて、そのまま午前練習に行って、夕方もやるって感じですね。ただ、他の日は2部練習ですし、水曜日と土曜日は1部練習のみで集中して詰めてやっています。 魅津希 練習の合間は家に帰るんですか? 佐藤 帰ります。まあ、近いんで。 魅津希 なるほどー、私けっこう練習場所から自宅が遠かったりするんですよ。歩き&電車で1時間半とかかかっちゃうんで。それに新型コロナウイルスの感染が拡大してからは、すぐ家に帰れみたいな感じになっていたので、もう本当に1部練しかほとんどやってないですね。それでガッと集中してやって終わるという形です。月曜から土曜日まで全部一緒で、昼頃に行って夕方5時とか6時くらいに帰ってくる感じですね。 佐藤 こっちも今までは夕方にやっていて、そのままその夜にドリル練習っていうパターンが多かったんですけど、コロナでジムに人がいない時間帯の朝方にトレーニングをやっておこうということで、今は早朝にほとんどシフトしつつあって、それで火曜日と木曜日は早起きしないといけないんです。 魅津希 眠くないですか(笑)。 佐藤 眠いです。6時から6時半には起きてないといけないので。けっこう眠いですね。 魅津希:私はゆっくり起きますね。大体ゴロゴロしてると8時とか9時で、ごはん食べてゆっくり昼に行くって感じです。 佐藤 魅津希選手がいるニューヨークと比べて、フロリダはコロナの規制が緩いというのもありますね。もちろん、3週間くらいロックダウンがあったんですけど、今はタイムスケジュールが変わった以外は自由に練習が出来ていて、コロナ前とそんなに変わらない生活が自分は出来ています。 ――フロリダはIMGアカデミーを拠点とする錦織圭選手が陽性になるなど、全米で2番目に感染者が多くなりましたが、「あまり街自体は危機感がない様子。店も通常通り」というインタビューを見ました。一方のニューヨークは、新規の感染者数がピーク時は1日6000人超になりましたが、現在は100人以下に抑えられているとも聞きます。8月24日以降には州内のスポーツジムの営業再開も許可される(利用者は常時マスク着用、入場できるのは従来の3分の1の人数)そうですね。 魅津希 そうですね。最近だと、レストランがずっと閉鎖されてたんですけど、店内じゃなくて外で食べるならいいという感じになってきています。お店の人が外でベンチとか椅子とかを並べはじめて、外食できる形にはなってるんですけど、私も感染したくはないので、もうみんながみんな出ないでって(笑)。地下鉄とか電車も使わないと練習に行けないので。私のジム(LAW=ロンゴ&ウェイドマンMMA)では、大人数が集まらないようにしていて、自分のコーナーマンでセコンドについてくれる人は毎回来てくれるんですけど、あとは少人数単位でちらほら入れ替わりでやっています。最近はずっとチームメイトとはあまり会っていないですね。 佐藤 自分のジム(サンフォードMMA=ハードノックス365)は、3月の時点では少人数でプライベートレッスンとか、コーチが見てくれていたんですけど、今は普通にみんな集まってやっていますね。フロリダも感染者が増えているので、検温とか検査はしっかり徹底して準備して、チームメイトや家族以外とは接触しないようにして、それでももしなってしまったら、それはもう誰のせいでもないからやっていこうという感じで、そこらへんはチームで信頼してやっていくものなので。 ――なるほど。同じ米国でも広大ですから地域によって状況が異なるし、管轄する各州のアスレチックコミッションによって対応が異なるようですね。ところで、今回のお二人の対談は、同じ米国在住ということと、同じシュウ・ヒラタさんのマネージメント(On The Road Management)所属ということ以外に、お二人とも巧みな“ジャブ使い”だなと感じていました。 魅津希 ああー。でも佐藤さんはジャブよりもストレートのほうが一番光っていると思います。 佐藤 やっぱりストレートで決めるんですけど、ジャブで試合は作ります。なので、一番大事にしているのはジャブですかね。 魅津希 なるほどー。ジャブかあ。私より弟(井上直樹)の方が上手いかもしれません。 佐藤 お二人とも上手ですよね。 魅津希 佐藤選手こそきれいな戦い方ですよね。私いつも「野蛮だね」って言われるんですよ、うちの弟からも(苦笑)。 佐藤 行くべきときに行けるというのは強みですよ。自分は日本にいるとき、ボクシングジムに通って勉強してきたのですが、とても参考にさせていただいたのは、あるボクサーのステップの踏み方でした。きれいに戦う方だったので、そういう影響もあるのかなと思っています。 魅津希 私の戦い方はきれいじゃないってこと?(笑) 佐藤 いやいや、きれいですよ(笑)。もともと寝技が強いなという印象はあったんですけど、初めて試合を見たときに、正直、日本の女子選手でこれだけ打撃が出来る人がいるんだという驚きがありました。時にガチャッと行っても、基礎を分かっていて好戦的に行くのは全然いいと思うので。 ――魅津希選手にはその打撃の基礎を念頭に置いたワイルドな部分と冷静な部分があると。 魅津希 え、私はいつも冷静ですよ(笑)。 佐藤 頭の中は冷静なんですよね。 魅津希 そうなんです。ただ、気持ちは野蛮(笑)。ぶっ倒してやろうっていう。 佐藤 たぶんどっかで喧嘩できるマインドがないと。男子の選手はそこで行ける選手がけっこういますけど、日本の女子選手は海外選手に比べ、やっぱり喧嘩できない選手が多い。行ける・行けないというのは大事で、「行けるけど行かない」のと、単に「行けない」のとでは全然意味が違う。「行けるけど行かない」時があり、「行くときは行ける」というのがすごく大事なのかなと思います。 魅津希 そこの部分は、日本人選手が打撃の練習をあんまりしてないってことなんでしょうかね? 佐藤 技術的なことで言うと、位置取りだったり、距離感とかをどう作っていくかという基礎が分かっていないんじゃないかなと。総合とボクシング、キックでは距離が異なるにしても、相手に当てさせず、自分だけ当てるという「作り方の基礎」としては、総合もキックもおそらく一緒なので、そこを理解しながら、総合のスタイルを手に入れれば、すごくいい打撃になるんじゃないかと思います。  こっちでは打撃のドリル練習も多いですけど、やっぱり細かいですよね。位置取り一つとっても、ステップは戻りまでセットですし。海外の選手でも、形はきれいじゃなくても、そこの基礎の頭がある。頭がなくても、それが身体に染み込ませてあるから、試合で差が出る。形はきれいだけど、その基礎を知らないという人が多いですよね。もったいないなという人もすごいたくさんいると思います。 [nextpage] 魅津希「足と連動してパンチを打つ、その使い方が佐藤選手はすごい上手だなって」 ――佐藤選手の前回の試合(6月27日ジェイソン・ウイット戦)でも、最初いくつかの種類の違うジャブを突いて、相手の反応を見ていたそうですね。 佐藤 そうですね。あれも当てるだけじゃなくて、触ったりとか、相手がどういうふうに反応するのかを見て探りながら、短い時間でしたが、いい感じで1発目のストレートが当たった。あれもしっかり位置取りしながらじゃないと、自分が出すときに相手の打撃をもらう危険性も高まるので、そういうことを分かってやるのと、分からずやるのとではまったく結果が変わってくるかなと思います。 魅津希 そこの部分を強化しようという人は少ない? 佐藤 いや、たぶんそのやり方がわからないんじゃないですか。サンドバッグを思いっ切り叩いたりとか、打撃の練習に時間を費やしている人はたくさんいると思うんです。ただ、そのやり方が間違っていることもある。悪いやり方で覚えちゃうと本当に上達しない。そのメカニズムを理解して指導してくださる方がとても大切なのかなと思います。 ――佐藤選手を指導している極真空手&メジロジム出身のヘンリー・フーフトコーチは、「対戦相手用の練習をするのではなく、自分のスタイルのトレーニングをするんだ」と、それぞれの選手の個性にあった指導をすると聞きました。佐藤選手にもそうしたアドバイスがあったのでしょうか。 佐藤 そうですね。けっこうシステム化されたドリルもやるんですけど、一人ひとり選手の特徴を見て、ミットとかもしてくれるんです。元々のスタイルを生かしながら、それに付け加えて、もっとこうしたほうがいいよという。自分の場合も、こうなったら危ないよという部分を教えてくれながら、ちょっとずつ良くしていってくれます。そこがすごい入り込みやすくて良かったですね。 魅津希 前回のウイット戦でも、右ジャブ、左ストレートと見事なTKO勝ちでしたね。あの出入りは……。 佐藤 あれも自分、顔を弾くジャブを使うので、そこから……詳しく言うと、身体を入れて弾かせると、相手の顔が後ろに行くので、そこからストレートを打とうとすると、届かないか浅いというケースがけっこう練習とかでもあるんです。試合でも、リーチが長い選手とやったりすると、顔が後ろにのけぞる選手の場合、届かないケースが多くて。そこも考えながら練習していて、ジャブを打って、後ろに弾いた分、後ろ足を寄せて。「ワンツー」というよりは、「ジャブ、ステップイン、ストレート」という感じですかね。 魅津希 ジャブから詰めてストレートを当てて、足と連動してパンチを打つ、その使い方がすごい上手だなと思っていました。私だとけっこう前のめりになっちゃうので“おっとっと”みたいになるんですけど(笑)。その身体の使い方が上手だから、ストレートもすごくいいタイミングで届くんだろうなと思います。 佐藤 ありがとうございます。ジャブは“当てよう”とすると前に(身体が)残っちゃうじゃないですか。自分も当初、ボクシングをやり始めたときはそういう感じだったんですけど、打った後すぐ戻れるというか、どの方向にもいけるように意識しています。  あのウイット戦のときはジャブして、ステップインしてストレートで入ったんですけど、ああいうジャブで戻れる準備もしながら、どっちも行けるように準備をして──一瞬なんですけど相手の様子を見て──入れそうだったので入るという感じです。なので、打った後も続くような意識をすごく持つようにしています。ヘンリーもその部分で、コンビネーションの一部にステップバックだったりを入れたりするので、すごくいいですね。複雑なことじゃないんですけど、すごく大事なことというか。 魅津希 レイ(ロンゴ)も試合前になってくると、相手のスタイルを考慮した上で、このパンチをやったほうがいいからと言って、コンビネーションを組んでくれるんですけど、私が得意ということもあって、ステップよりはダッキングとかヘッドムーブを多く採り入れて打ってくれるんです。今思ったんですけど、私もステップももっと練習しないとなと。スパーリングでもヘッドムーブで体勢が崩れたら、ステップワークをもうちょっとやらないといけないなって自分の中で考えていて。レイのミットでもいつもセコンドの人が近くで見てくれているので、そのアドバイスを聞きながら修正して、一緒にやっている感じです。 魅津希「コカされるし、立てない。技術を持ってるんだなと感じた」 ――新型コロナウイルスが世界に広がるなか、お二人とも米国に残って、あるいは米国に戻って、今の練習環境を選択し、試合機会を得てきました。その時の判断はどのように考えてきたのでしょうか。 佐藤 自分は2月の試合が流れて(ニュージーランド大会で対戦相手のマキ・ピトロが体重超過で試合中止)、一時帰国したんですけど、トランプ大統領が入国制限をかけるかもしれないというので、急きょ予定を早めて、3月の時点でアメリカに帰って来たんです。いろいろ心配はありましたが、やっぱりこっちでの練習環境、大きい選手もいますし、UFCで勝つためには必要だという風に思っていて、日本に留まるよりはアメリカにいた方が試合のチャンスも増えるでしょうし、そういうことも含めて、やるべきことをしっかりやるという意味でも、こっちに残るという選択をしました。 魅津希 私も3月28日の試合(テシア・トーレス戦)がコロナで流れてしまって、日本に帰っても2週間隔離になってしまうし、日本でも変わらずステイホームだなと思ったので、対処方法としては変わらないなと思ったので、収束を待つしかないなと思って、落ち着くまでこっちにいようと判断しました。 ――それで室内で「ビリーズブートキャンプ」をやっていたと。 佐藤 それ見ました、自分も(笑)。 魅津希 あれ、けっこうきついんですよ! 50分やりました。 ――1人でやりきるのはキツそうです。 魅津希 そうですよー。でも1人で黙々とやってて。「あれ、体重減ってるな」と思って。汗めっちゃかくんですよ(笑)。 ――その頃、佐藤選手は外でプールサイドとかで練習していましたね。 佐藤 ちょっと家の外で動けるスペースがあるので、時間を決めて集まって、3週間の自粛期間中も、1日2回とか動くようにしてましたから、出来ないながらもやれることはやっていてので、11月にフロリダに来てから、ずっといいコンディションを保つことが出来て、ニューヨークとかと比べると、選手としてはラッキーな環境だったのかなと思います。 魅津希 私はつまらなかったです。ブートキャンプも飽きてきて(苦笑)。 佐藤 それはずっとやっていたら飽きますよね(笑)。 魅津希 佐藤選手のところはファイターズハウスのチームメイトでステイホームしつつも、一緒にやれることはやれるって感じじゃないですか。私の方は弟(井上直樹)も(RIZIN参戦で)日本に帰らなきゃいけなかったので、1人だとやることが無くて。また言いますけどブートキャンプは飽きるじゃないですか(笑)。もうつまんなくて、一番凝ったのが、お菓子づくりでした。 佐藤 それ、体重増えちゃうヤツじゃないですか(笑)。 魅津希 マズいんですけど、やること無さすぎて。買い物も1週間に1回とかで、もうお菓子づくりのために、このお菓子には何がいる? ああ、豆乳か、とかって。 佐藤 ハハハッ(苦笑) ――そういえば練習のみならず、日常生活も英語なわけですよね。佐藤選手はウイット戦でのバックステージでのインタビューで「英語でトライします」と回答していましたね。 佐藤 チームメイトと一緒に生活してるので、英語しか使わないし、コミュニケーションも取らないといけないという環境なので、間違えてもいいからどんどん話そうと。フロリダはスペイン系の人とかもたくさんいるので、けっこうみんなメチャクチャな英語でもバンバン話すんです。間違えててもいいじゃん、というような。相手も分かればいいと、正しい英語を求めているわけではないので、どんどんコミュニケーションを取っていこうというところから始めましたね。30分くらいですけど英語の映像を見たりするようにしていますし、あの試合が終わってから、オンラインで英会話レッスンをしませんかというメッセージを何件かいただいて、始めてみようと思って、今、ちょっと習っています。 魅津希 それ、ズルい! 私も欲しい! ――魅津希選手、全然ズルくないです(笑)。 佐藤 (笑)インスタグラムとかで1分くらいの、英語で自分の小さな頃の物語とかを、英会話のレッスンの一環で上げてみましょうみたいなのを継続してやっていこうかなと思っています。海外の人からもけっこう反響があって、嬉しかったですね。  ところで、魅津希選手も海外に練習拠点を移して、自分と同じ環境だと思うんですけど、僕は当初、海外勢と自分との差を確かめたくて、そういう目的を持って来たんですけど、最初に来たとき、衝撃を受けたんです。選手が強いのはもちろんなんですけども、練習とかの一個一個のディテールが細かいし、すごくハングリーなんですよね。そこにすごく驚きというか、“これは差がつくな”というのを、今のサンフォードに来てすごく実感してます。アジアの選手もいるし、いろいろな国から選手が来ているんですけど、魅津希選手は初めて来たときはどんな印象だったんですか? 魅津希 私はレイのところに来たとき、ロングアイランドに行ったときは、当初、女子の選手がそんなにいなかったんです。練習相手とかもそこまでレベルが高いわけじゃなくて、アマチュア上がりのプロ選手が多くて、スパーリングもそこまで強いなとは思わなくて。こっちに来た当初に、フライ級のジェシカ・アイとケイトリン・チョケイジアン(両者ともにヴァレンティーナ・シェフチェンコの女子フライ級王座に挑戦経験あり)が練習しに来て、スパーリングをやったんです。ジェシカ・アイとはけっこう渡り合えちゃって、なんなら腕十字ちょっと取りかけたみたいな感じになって、いけるなと思ったんですよ。  その後もスパーリングパートナーがいなかったので、ヘンゾ・グレイシーのところに行ったんですね。コロナ前とかは週1、週2とかで行ってたんですけど、打撃は渡り合えるんですけど、グラップリングに関してはメチャメチャ強いなと思って。日本では出稽古とかあんまりしたことなかったですけど、女子で一緒にやっていたなかで、グラップリングでこんなに強い選手はいないなと思って。レスリングも上手いし、コカされるし、立てないしってなったときに、やっぱり技術を持ってるんだなというのを感じました。  MMAで試合していると、やっぱり自分の得意なところで戦うのでそんなに分からなかったですけど、場面場面で上手い外国人選手は、細かい技術練習をやっている。私が一番、衝撃を受けたのはグラップリング、レスリングの部分でした。愛知では、打撃を主にやっていたので、それ以外の部分を自分は強化しないといけないんだなというのを再確認しましたね。ヘンゾのところでコテンパンにされて……ムカつくんですよ、本当に(笑)。 佐藤 分かります。 魅津希 ここで取り組めば、自分はもっと強くなれるなというのを感じて、コロナ前は毎週毎週行っていましたね。 [nextpage] 佐藤「ここは青木さんがたくさんいるみたいな感じ」 佐藤 自分もそうですね。カマル・ウスマンとか、 アウンラ・ンサンとかチャンピオンばかりで、ギルバート・バーンズとかも、みんな強いので、そういう衝撃もあったんですけど……初めて来たときは、ゲストじゃなくて、ただの出稽古みたいな感じの扱い方をされるので、スパーリングとかも“5割(の力で)”って言われてるのに、みんなもう倒しにくるんですよ(笑)。すごかったです。当たり前だなとは思ったんですけど。いまだにそうですね。新しい選手が来ると、誰かしらにやられてます。“お前なんか知らねえよ”みたいな感じで。 ――やはり出稽古といのはそういうものなんですね。チームメイト以外の人間なら試したいことも出来る。その洗礼を浴びたと。 佐藤 洗礼を浴びたんですけど、自分はけっこう慣れているというか。日本でも青木(真也)さんとかと一緒にやってきたので、練習で青木さんにやられて殴りかかったりとかもしてたんで(笑)、慣れてるというか。ここもそんな感じね、みたいな。青木さんがたくさんいるみたいな感じで。 ――その佐藤天伝説、聞いたことがあります(笑)。しかし「青木さんがたくさんいるみたいな感じ」は説得力があります(笑)。 魅津希 “ここはそんな感じね”と思える佐藤さんはすごいかも(笑)。 佐藤 確かに自分も出稽古が来たときは、同じ階級の人たちから“一生勝てない”と思わせてやろうみたいな気持ちになるときはあるので、分かるんですけど、そういうこともあって、本当最初はキツかった時もあったんですけど、ずっと通って本気だというのを分かってくれたらチームとしてすごく良くしてくれるんです。 魅津希 分かります。他の日本人選手もアメリカで練習したほうがいいと思います? 私たちみたいな感じで。 佐藤 合う・合わないはあるのかなと思います。今、自分はフロリダで誰も周りに知ってる人がいない。その分、やるべきことをやれているし、みんな同じ目的でトップを目指している。住んでいる環境が、最初はキツいですけど、それが当たり前になっちゃえば、ストレスもそんなに無いというか。本当に、思いっ切り格闘技が出来ているので、逆に毎日刺激があっていいという感じなんです。でも、人によっては、言葉も違うし文化も違うので、環境に慣れずにストレスを感じる人は、練習前に潰れちゃったりとかもあると思います。  ただ、選手として必要なものはたくさんあると思っています。ジムにもよると思いますけど、自分のジムにはコーチに各専門家がいて、ヘンリーが打撃コーチで、もともと立ち技選手ですけど、MMAの打撃コーチ業として確立している。レスリングコーチもそう。コーチ業に専念しているので、はっきり言って技術レベルが日本とちょっと違うというのがあります。そういう環境を求めるんだったら、いいものは転がっていると思います。  一方で、日本のほうが形ができるまではすごく丁寧に教えてくれるというところもある。こっちの選手はもともと武器を持っている、いい選手が来るんですけど、形が出来ていないと、一から教えるというのはそんなに丁寧ではないというか、親切ではないかなと思っています。プロの選手が集まって揉まれながらも、ちゃんと技術もドリルとかでどんどんやっていくという感じなので、やっぱりある程度形が出来ていたほうがやりたいことを得られるかなというのは思います。 魅津希 確かにそれはありますね。 佐藤 自分もレスリングとか、全然日本でちゃんと教わってこなかったこともあって、こっちで一個一個教わったという経緯もあるので、日本で経験を積んで形になっている選手で、さらに上を目指したいんだったら、こっちにきて損なことは無いんじゃないかなというのは、自分の体感として思いますね。 魅津希 私も愛知で培った打撃の技術があったので、それにプラス、自分に足りないものをと思ってアメリカに来たんです。技術の足りない部分のパーツを集めて融合させる。打撃があるから、ロンゴにいるアルジャメイン・スターリングのような、レスリングがすごく上手い選手にも教えてもらって、グラップリングを強化できる。プラスしていくことでどんどんレベルアップしていく感じなので、土台があるのとないのとでは、ちょっと違うかなと思いました。 佐藤 あとは本当にコーチ全員が一つのジムにいることも大きいです。東京でやっているときは、ボクシングはボクシングジムで練習し、レスリングは大学に行って練習して、さらに出稽古も行って……とやりくりしていくんですけど、結局、それをまとめて見てくれる人がいないから、自分で取捨選択して、自分で全部まとめていかないといけない。それはちょっと効率良くないかなという。  こっちの場合、コーチ全員が同じ場にいて、同じ練習を見ているので、すぐに意思の疎通が選手と出来ますし、コーチ間の意思の疎通も出来ているので、とても理にかなっている。選手って時間が限られるので、そこの効率も考えると環境はすごくいいと思いますね。 魅津希「弟(井上直樹)にバックに回られると逃げられない」 ――そういえば、ニューヨークで練習を積み、いまはRIZIN参戦のため日本で練習している魅津希選手の弟の井上直樹選手が先日、見事な一本勝ちを極めました。あの試合は魅津希選手はどのようにご覧になられましたか。 魅津希 佐藤さん、私の弟、どうでした? 佐藤 良かったです。正直言って対戦相手とはレベルが違うなと思ったんですけど、そういう試合ってけっこう難しい部分もあって。その中ですごい冷静に戦えていたというのは、強さが一回り二回り違うなと。あれだけ打撃が出来て、極めもあって。MMAとして攻撃を繋げられるというのは、完成度が高いですよね。RIZINを2日間見てすごいなと思ったのは、井上選手と朝倉海選手。海選手に並んで、実力がある選手だなと、見てすごく実感しましたね。 魅津希 私の弟をすごい褒めてくれる! 佐藤 魅津希選手もそうですけど、やっぱり打撃のレベルが高い。正直言って、全体的な日本の総合格闘技の打撃のレベルって高くはないと思っているんです。その中でも、あれだけ極めがあって、打撃も高いレベルで出来ているというのは、なかなかすごいなと思っています。 魅津希 日本人ってけっこうスタミナ重視じゃないですか? 佐藤 そうですね……あとは「総合格闘家には、総合格闘技用の打撃がある」みたいなことを言う人がけっこういるじゃないですか。もちろん間違ってはいないんですけど、前提として打撃の技術があるのかどうか。ボクシングでボクサーと対等に出来るだけの技術があれば、そこから応用で総合格闘技に回せるはずなんですけど、形が出来ていないで総合格闘技だから総合の打撃だけでいいというのは逃げなのかなと。  組みもそうですよね。「ピュアレスリングと総合格闘技は違うから」と言うとき、そもそもレスリングの技術を知っているか。総合は別と言う選手が多い中で、井上選手があれだけグラウンドもレスリングも打撃も完成度が高いというのは、本当にやり込んでいる証拠だと思うので、そういう部分で勉強になりますし、ほかの選手も見たほうがいいと思っています。 魅津希 弟に代わって、ありがとうございます(笑)。弟とはいつもニューヨークで一緒に練習してたので気になって。こっちでの私とのスパーリングのときとかは茶々入れると、「ふーん」みたいな、聞いてるのか聞いてないのか分からない感じなんですけど(笑)、日本では水垣偉弥さんからアドバイスをもらいつつ、アメリカのコーチとマネジャーと弟で、ZOOMで水垣さんのトレーニングも見させてもらったりもしていたんです。 ──おお、そういったチームでの共有も海を越えてされていたんですね。 魅津希 はい。ソニックスクワッドの皆さんにもお世話になって、怪我も無くコンディションもいいし、まあ大丈夫だねと思っていたんですけど、すごいいい形ですぐにチョークを極めて。セットも早かったのですごく良かったなと思います。結果的にすぐに終わっちゃったので、もう少し打撃の部分も見たかったですけど。 ──がぶりからバック、チョークを武器とする渡部修斗選手を相手に、リアネイキドチョークで後ろ手を2回剥がされましたが、最後の拳の隠し方が絶妙でした。 魅津希 そうですね。裏、バック回られるともう逃げられないんですよ、私も。足も長いし、『邪魔』と言って(笑)ほどいても入って組んでくるんです。 佐藤 秋葉もやられてる(2016年4月「DEEP CAGE IMPACT 2016」で秋葉尉頼が井上にリアネイキドチョークで一本負け)ので、あのときは敵コーナーでしたが、強いのは分かっていました。今回もバック取って、ああもう相手は逃げられないなと思いました。強いですよね。 魅津希 でも、弟がリング上のマイクで石渡(伸太郎)さんの名前を出したらしいんですけど、たぶんあれ困って、目の前の解説席に石渡選手がいたから言ったと思うんですよ(笑)。だって、そんな(試合前は)石渡選手とやりたい、みたいな感じじゃなかったので、マイク渡されて困ってテンパっちゃって、じゃあ、みたいな。そしたら石渡さん、ツイッターで「じゃあとりあえずみたいな雑な絡みやめて」みたいな感じで言ってて、あ、これだと思って(苦笑)。石渡さん、怪我している中、すみません。弟も困って言ったんだなと思って。次、強敵と当たるかもしれないので、もうちょっと、日本で今やっている練習の成果が出てくれたらいいなと思います。 佐藤 元谷(友貴)選手とやってほしいですね(※その後、井上直樹はSNSで「9月試合できます、元谷選手どうでしょうか! お願いします!」とツイート)。 魅津希 そしたら盛り上がるじゃないですか。強い選手と強い選手が当たって、弟の強さも光ってくれれば、日本もすごい盛り上がるだろうし、実力も分かってくれるだろうし。だから、次の試合も楽しみですね。 [nextpage] 佐藤「チームのみんながハングリーで、常に準備をしてきた」 ──さて、こうして強くなる環境を自身で作ってきたお二人がいよいよ試合です。佐藤選手は、前回の試合で対戦相手が二転三転どころか四転五転というなかで、一度、今回戦うダニエル・ロドリゲス(MMA12勝1敗、UFC2連勝中。2月にティム・ミーンズに一本勝ち、5月にガブリエル・グリーンに判定勝ち)が候補に挙がっていたようですね。 佐藤 はい。対戦相手が変わって相手がいないからというので、ダニエル・ロドリゲスのほうに打診をしたみたいなんですけど、2週間前くらいに試合(グリーン戦)したばかりで、さすがにまだ体中痛いから無理、ということで流れた感じですね。 ――ティム・ミーンズをニンジャチョークで極めたロドリゲス選手、かなり手強いと感じました。 佐藤 強いですね。やっぱり一発ある選手で、倒す力だったり、試合を決める力を持ってるので。UFCの選手はみんなそういう選手ばかりですけど、アグレッシブですごい好戦的な選手です。 ――サウスポー構えで下がりながらもシャープな打撃を打てる。右のジャブと、左は振って来ますね。 佐藤 そうですね。主体は右のジャブと左のオーバーハンド。 ――前回の試合からまだ2カ月。試合間隔も短いなか、その相手にここは勝負したいという気持ちもあって試合をすることにしたんでしょうか。 佐藤 前回の試合も短いラウンドで終わって怪我もなく、すぐに練習も再開していたので、本当にいいコンディションを保ちながらやれているので。 魅津希 めっちゃいいですよね、コンディション! 佐藤 はい、めっちゃいいです。2月も1回、身体を作っているので。試合は流れましたが、すぐに練習に戻って。本当に11月からずっといいコンディションを保っています。 魅津希 絶対勝つじゃないですか。 佐藤 チームのみんながハングリーなのと、「コロナの時期でいつ試合があってもおかしくない」とコーチから話を聞かされていますし、その前からみんな体重も作っていて、1週間とか2週間前のオファーでも試合に出られるような準備をしています。他の団体に出ている選手もそうですし、めちゃくちゃ雰囲気いいですね。それをずっとみんな続けてるのはプロだなと感じています。 ――たしかに。オファーが来るかもしれないとはいえ、決まっていない試合に向けて準備をし続けられる意識の高さを感じます。さて、魅津希選手は、佐藤選手と同日にブラジルのアマンダ・ラモスと対戦します。前回は急なオファーを受けて一階級上のフライ級のウー・ヤナンと対戦し勝利しましたが、今回のラモス戦は本来のストロー級での参戦となります。減量はいかがですか。 魅津希 体重は大丈夫です、たぶん(笑)。すでにあと3キロちょいくらいなので、いい感じでは落とせてきているかなと思います。問題ないです。 ――アマンダ・ラモスは、7勝1敗1分で、7勝のうち5つがKO、2つが一本勝ちというオールフィニッシャーです。バンタム級でも戦っていましたね。 魅津希 そうなんです。バンタムでやっていて、レスリー・スミス戦後(2017年11月)、ドーピング検査で引っかかってから、たぶん2年くらい試合をしていなくて、昨年の12月にストロー級でミランダ(グレンジャー)に一本勝ち(リアネイキドチョーク)している。でも、研究材料があんまり無くて。ストローでやっていた試合も、打撃をあまり出さずに組み付いて転ばせてチョークで極めたという感じでした。  ただ、私は3月の試合延期からずっと家で出来ることしかやって来なかったので、相手どうこうより、どれだけ8月22日にコンディションを戻せるかが勝負で、自分のコンディション次第だなと思ってやってきました。練習再開後、コーチとマンツーマンで始めたんですけど……体重が重かったのもあるんですけど、スタミナは切れるし、こんなヤバいことあるかなと思って……始めた初日は死にましたね……。 佐藤 本当に1、2週間休むだけでも全然身体が変わっちゃいますよね。 魅津希 その通りで、しばらくは本当にへにょへにょだったんですけど、追い込んでもらって、なんとか調子を取り戻すように頑張って、ちょっとずつ戻ってはきたんです。今はすごく調子がいいので、それが試合で出せればいい感じで、見せられる試合が出来ると思います。ただ、相手がどうくるか分からない部分が怖いので、序盤どう来るか。ローキックとかけっこう出してくるので、そのあたりは気を付けて、パンチの軌道も試合で確かめるしかないかなと思っています。そうだ、佐藤さん、無観客ってどうですか? 佐藤 やっぱり変な空気はありますよね。試合前って緊張感や高揚感もあるじゃないですか。それが無観客によってかき消される感じはしましたね。 魅津希 やっぱり観客はいたほうがいいですか? 佐藤 自分はいたほうがいいタイプですね。ただ、別に始まっちゃえば変わらなかったですけど。 魅津希 セコンドの声は聞こえます? 佐藤 それはすごく良く聞こえますね。 魅津希 相手のセコンドの声も聞こえます? 佐藤 聞こえますね。自分にとってはその点は良かったですね。あとは……勝った後にあんまり騒げないという、変な空気になるのはありました(苦笑)。 魅津希 別に騒いでいいんですよね(笑)? 佐藤 全然騒いでる選手はいるんですけど、反応がワーッて返って来ないので、しりすぼみになってしまうというか。観客がいる時とは別の変な緊張感はあるかもしれないですね。あと、自分はあんまり感じなかったですけど、日本のTRIBEの選手で無観客で試合した選手は、『ちょっと疲れる感じがする』って言ってました。人それぞれなんじゃないかなと思っています。 魅津希 私的にはやっぱりお客さんはいたほうがいいかなと思っちゃいました。まだやってないので分かりませんが。中国で自分がアウェーだったとき、ホームの選手への声援が多くて、絶対勝ってやろうと思ったんです。ぶっ倒してやろうと思いながらやれるので、無観客ってどうなんだろうなと、ちょっと微妙な感じがしていました。 佐藤 自分はなかなか無い経験だと思って楽しめた部分もあるんです。観客有りとは違うということさえ頭に入れておけば、問題ないのかなと思います。 魅津希「夏南子ちゃんとはチャンピオンシップで」 ──現時点でUFCで戦っている日本人選手はお二人だけですが、先日、村田夏南子選手がUFCと契約し、同じ女子ストロー級のライバルとなりました。RIZINから村田選手が参戦してきたことについてどのようにとらえていますか。 魅津希 日本人でUFCに入ってくる人ってなかなかいないと思うので、夏南子ちゃんがすぐ試合するか分からないですけど、早く一緒に戦えたらいいなとすごく思います。同じ階級なんですけど、スポンサーが一緒なので、仲がすごくいいと私は勝手に思ってるんです。ビデオ電話とかでも、奈部ゆかり選手と夏南子ちゃんとよく3者通話をしていて、いろいろ喋っています。互いに高みを目指して、もし、対戦することがあるならタイトルマッチ以外はやりたくないなと私的には思っています。向こうもたぶんそう思っていると思いますけど(笑)。それにファイトスタイル的にも夏南子ちゃんと私は相性が悪いので、やりたくないです(笑)。 ――数少ない日本人選手同士、互いに勝ち上がってチャンピオンシップで会いたいと。 魅津希 そうですね。本当に同じ団体で、一緒に勝っていけたらいいなとすごく思います。 ――なるほど。では、最後にあらためて、日本のファンに向けて、試合の意気込みをお聞かせください。 佐藤 今回、日本人ファイターとして魅津希選手と同じイベントに出場できることを嬉しく思います。本当に昨年末からずっといい形で練習を進めてきて、いろいろなことがありながらも、格闘技に集中できる環境を維持しながら、すごく高いモチベーションのまま、自分を作ることが出来ました。今回の試合が4試合契約の最終戦です。1試合負けてしまっているので、今回、本当にしっかり勝ってフィニッシュして、3勝1敗で契約を更新して、本当の意味でUFCファイターの仲間入りを果たしたいと思っています。ぜひ応援していただけると嬉しいです! 魅津希 3月の試合が流れてしまって、コンディションが悪くなって、そこからまた立ち上げた形になって、今回、8月の試合を迎えるわけですけど、本当にファンの皆さんも楽しみにしてくれていると思うので、負けられない試合なんですけど、一番面白い試合をしたいという思いもすごくあります。ただ、前回と異なり自分の階級のストロー級で戦う、負けられない試合なので、勝ちに固執しすぎて面白くなくなってしまったら、ごめんなさい(笑)。そして、たぶん私の方が佐藤選手より早い試合順だと思うので、勝って佐藤選手に繋げられたらいいなとすごく思っています。そのためにも、いいコンディションで試合を迎えたいと思います。
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