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【KNOCK OUT】渡慶次幸平がボランティアでミャンマーに2校目を建設、米ベアナックルファイト参戦もアピール

2020/08/07 10:08
 ミャンマーの超過激格闘技ラウェイに挑戦している渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)が、ミャンマーの子供たちのために学校を建てた。  渡慶次はパンクラスを主戦場とするMMAファイターだったが、2017年からラウェイに参戦。現在まで6勝4敗5分と本場ミャンマーの選手を相手に勝ち越しており、その勝利の中には2018年6月にミャンマーの英雄ソー・ゴー・ムドーをKOした試合や、同年12月にミャンマーで開催された国際大会の『KBZ グランドファイナル』でKO勝ちして日本人2人目の同大会王者に輝いた試合も含まれる。  2月に行われた記者会見では、ミャンマーに学校を建てるプロジェクトを行っていることについて「あと10日ほどでクラウドファンディングの締め切りなのですが、まだ足りません。REBELSに出ることで僕の活動を知ってもらって、僕という存在を売り込んでいけると思いました。  以前、僕がラウェイの試合の翌日に学校を訪問したらニュースになったことがあったんです。ラウェイ王者が支援してくれた、と。そうしたらミャンマーの富裕層の人たちがお金を出し合ってくれて。日本人が見つけた学校と名付けられた学校を建てることができました。今回のプロジェクトもミャンマー国内でニュースになるので、それを見た人に何かを感じてもらって協賛企業や、より多くの人に手伝ってもらえれば10校の建設は難しくない、可能性があると思ってやっています。この活動を知ってもらえるいいチャンスなので言わせてもらいました」と、プロジェクトへの協力を呼び掛けていた。  そして8月6日、渡慶次は自身のSNSにて「本日、皆様からのクラウドファンディングの資金と僕のファイトマネーを合わせて建てた学校が完成しました。開校式はミャンマーの空港が開く10月頃を予定してます。目標の100校に向けて既に3校目まで始動してます。コレからも活躍して、どんどんミャンマーに恩返ししていきます!」と、2校目が完成したことを報告。まさに“ミャンマーのタイガーマスク”とでも言うべき活動を行っている。  渡慶次は次回9月12日(土)東京・大田区総合体育館『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.2』で、NKBミドル級4位・釼田昌弘(=つるぎだ・まさひろ/テツジム)と73kg契約3分3Rで対戦することが決まっている。  8月2日に行われた記者会見で渡慶次は「僕は勝っている試合が9割以上がKOなんですけれど今回も判定はいらないかな、と思っています。3分3R中には相手を倒して勝ちたいと思います」とKO宣言。  キックボクシングルールでの試合は初めてとなるが、「丸いグローブをはめて試合をするのは初めてです。ラウェイの時は素手なので相手の堅い部分を殴らないようにして試合をするんですけれど、今回は思い切りテンプルだったりあばらだったり相手の堅いところを殴っても多分、拳は大丈夫だと思う。右手は去年6回骨折したのかな。折れてはくっつき、折れてはくっつきだったんですが、コロナで試合間隔が空いたのでばっちり今はくっついて。スパーリングでも思い切り殴れる状態にあるので、そういう意味では凄く楽しみです。どこを殴ってもいいので振り回してやろうかなと思っています」と、拳の心配をすることなく思い切り殴りにいくとする。 「相手はSNSを見ていたら柔道四段でアメフトもやっていて、多分身体が強いんだろうなというのと、試合動画を見たんですけれど右手が折れていなければ倒せると思うので、多分大丈夫かなと思います。特にラウェイと違ってどうこうするつもりもないですし、ロー蹴ってミドル蹴って三日月蹴り入れてハイキックで倒すか、パンチまとめて倒すかですね。頭突きがないのでそこだけ凄く気を付けています」と、キックルールでもラウェイと変わらない戦い方で臨むとした。  また、自身のSNSにてアメリカで行われているベアナックルファイト出場アピールについて「ベアナックルがなんでオファーないんだろうって。僕は73kgで3年くらいラウェイで負けがなくて、ミャンマーの強いチャンピオンも倒して階級を上げて75kgのチャンピオンシップも獲った。アジア人で試合オファーをくれるのであれば第一に来てくれてもいいんじゃないかな。ラウェイの時も僕は言っているんですけれども、ルールは何でもいいのでいいオファーがあればいつでもどこでも行く。ぜひベアナックルの方もオファーをお待ちしております」とアピールした。  ベアナックル・ファイティング・チャンピオンシップはアメリカで2018年4月から始まった大会で、円形リングでバンテージを巻いただけの拳で2分5Rで殴り合う過激な格闘技。元ボクサーやMMAファイターも参戦し、最近ではマイク・タイソンに巨額のファイトマネーでオファーを出したことで注目された。
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