2020年8月10日(月・祝)神奈川・横浜みなとみらいのぴあアリーナMMにて開催される『RIZIN.23』で、ロクク・ダリ(コンゴ/TRI.H Studio)と対戦するS-cup2018世界王者・海人(TEAM F.O.D)。
シュートボクシングの絶対的エースとして君臨する海人は、2017年6月に鈴木博昭を破ると怒涛の9連勝(6KO)を飾り、2018年11月にはS-cup 65kg世界トーナメントを全試合KO勝ちで制覇。健太、不可思、水落洋祐、ポンシリー・ポーシリポン、イ・ソンヒョン、“ブラックパンサー”ベイノアなど国内外トップクラスを撃破してきた。RIZINには2018年7月と8月に連続参戦、ウザ強ヨシヤにKO勝ち、小川翔に判定勝ちを収めている。
(写真)イケメンすぎる海人 (C)シュートボクシング協会 今回の試合は新型コロナウイルスの影響でSBの大会が開催中止となっていたため、2月のピンペット・バンチャメークとの合計8Rにも及ぶ接戦の末に敗れて以来の試合となり、「久しぶりで凄くワクワクしています。試合できない期間もキッチリ練習してきたので、どれだけ強くなっているか自分でも楽しみです」と、試合開始が待ちきれない様子。
対戦相手のダリは幼い頃から柔道を学び、アフリカ・ジュニア王者になったほかコンゴ代表に選ばれたこともある。MMA転向後は圧倒的なパワーを誇るパンチを武器に、2018年12月には「GRACHAN」と「GLADIATOR」が認定する新タイトル「GRAND」ウェルター級王者となった。また、2016年7月には『巌流島』でミャンマーの英雄と呼ばれるトゥントゥンミンを1Rにパウンドで撃破、ミャンマーの過激格闘技ラウェイにも参戦して連勝している。
海人は「MMAファイターらしい動きだなと思っています。フィジカルもかなり強い印象です」とダリを評し、ダリの主武器である強打については「警戒は勿論していますが、当たる事は絶対にないです。カウンターもしっかり合わせて倒します」と“自分には当たらない”と言い放つ。
自身にとってもRIZINにとっても2月以来の試合ということで注目度も高いが、「シュートボクサーの強さをまたRIZINファンの方達や久しぶりに見て下さるファンの方達に見せたいですね。盛り上げて倒します」と、試合内容で大いにアピールするつもりだ。
また、新型コロナウイルスの影響で大会の中止・延期が続いた格闘技界が動き出し、ホームリングのシュートボクシングも活動再開間近と見られる中で下半期の展望を聞くと「今年は2年に1度しかないS-cupの年になります。世界の強豪達と早くシュートボクシングのリングで闘いたいです。それから大晦日もRIZINで試合が出来たらと思っています。去年は流れてしまったので今年こそ盛り上がる試合をしたいです!」と、S-cup世界トーナメント連覇とRIZIN大晦日参戦を目標に掲げた。