2016年のプロデビュー戦は64kg(左)、現在は95kgと立派なヘビー級になった龍矢(本人のTwitterより)
2020年9月13日(日)東京・後楽園ホールにて昼夜興行として開催される『KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.2』(9月12日から日程と会場は変更)の追加対戦カードが発表された。
軽重量級の期待のホープ・吉野友規(スタージス新宿)が怪我から復帰し、竜矢(伊原道場稲木支部)と80kg契約3分3R、BLACKルール(ヒジ打ちなし)で対戦する。
デビュー以来4戦4勝(4KO)の吉野に挑む竜矢は2016年第27回全日本新空手道選手権大会 K-2GRAND PRIX 2016軽中量級&中量級優勝の実績を持ち、同日2階級制覇は新空手史上初。同門の重森陽太が「日本ヘビー級の秘密兵器」と称する選手だ。
(写真)「重量級の概念を変える」と宣言した竜矢(KNOCK OUT公式チャンネルより)
8月2日に行われた記者会見に出席した竜矢は「64kgでデビューして、今は95kgくらいですかね(笑)。元々RISEでデビューさせてもらって、自分の父親の道場で練習していたんですけれど、そこから1回63kgの試合で計量失敗して試合に出られなくて、無期限出場停止になって腐っちゃったんですけれど、練習だけはやめていなくて。今は伊原稲城にお世話になっていて練習は休まずやっていたので、太ってるので説得力ないですが(笑)。重森陽太選手と練習しているので問題ないと思います」と挨拶。
コメントにあるように、竜矢は2016年の新空手K-2グランプリで同日2階級制覇を達成し、同年7月30日に鳴り物入りでプロデビュー。『RISE 112』でMMAファイターのTAGと64kg契約で対戦し、勝利を収めた。しかし、同年11月25日の『RISE 114』で計量オーバーと体調不良で失格となってしまった過去がある。
それから4年の月日を経て31kg増量し、階級でいえばスーパー・ライト級からヘビー級に大幅増量した竜矢だが「動けるデブを見ていただければな、と。重量級の概念を変えていきたい」と豪語。
対戦する吉野の印象を聞かれると「印象と言われても困る。なんなら相手の名前も分からないので。試合見てないんですよね。身長だけ186cmというのは聞いたんですけれど。あとは剣道やっているっていう。まあ、誰が相手でもやることは同じなので見ててください」と自信満々に答えた。