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2020年9月20日(日)後楽園ホールで開催される「skyticket Presents DEEP 97 IMPACT」に、元DEEPライト級王者の中村大介(夕月堂本舗)が参戦。長倉立尚(フリー)と対戦することが発表された。
▼DEEPライト級 5分3R
中村大介(夕月堂本舗)
長倉立尚(フリー)
MMA(総合格闘技)で50戦近いキャリアを持つ中村は40歳。この2年ほどは「QUINTET」でグラップリングマッチに出場し、2019年11月の秋田大会では現修斗世界王者の齋藤裕にヒザ十字で一本勝ちするなど、変わらぬ極めの強さを見せていた。
MMAでは、2016年9月の「MGL-1 vs DEEP」で現ONEファイターのアマルサナ・ツォゴーフ(モンゴル)に3R KO負けして以来の試合となる。
約4年振りの復帰を決めた中村大介は、プレスリリースで「前回デビュー以来初めての失神KO負けをしまして、MMAの試合から遠ざかりました。20年近くやっていて初めて、打撃への恐怖心が生まれました。そこで改めて自分のルーツ、憧れたプロレスリングのスタイルを見直して、『三年先の稽古』を始めました。そんな中、QUINTETというグラップリングの大会に誘っていただき、世界のグラップラーと組む経験をさせていただきました。更に、あのキャリアでいまだに楽しそうに格闘技に取り組まれている桜庭和志さんにとても影響を受けました。そして、QUINTETでの修業の成果を、MMAで見せたいと思うようになり、今回の復帰となりました」と経緯を説明。
さらに、「このままMMAをやらないで終わるのもアリだとも思いましたが、自分の恐怖心と闘い、そして現代MMAの選手にも挑戦していきたいと思います。復帰はやはり、DEEPです。世界中が大変な状況で、試合したい選手もたくさんいる中、出場させていただき本当にありがとうございます。大変長くなりましたが、一言で言うと『時は来た!』です。作戦名は『楽しくいこーぜ』です。MMAファンの皆様、長倉選手、どうぞよろしくお願い致します」と、今回の復帰の目標を「現代MMAの選手への挑戦」と語った。
中村の対戦相手は、DEEP屈指のストライカーである長倉立尚に決定。長倉は2017年以降は、Rebel FCでホドルフォ・マルケスにサッカーボールキックで反則負け、DEEPでジョイ・ボーイにジャンピング左ジャブでKO勝ち。ロバート・ワスティグにサッカーキックでKO勝ちと対海外勢相手には2勝1敗と勝ち越したものの、2018年12月の大原樹里戦ではヒジ打ちを浴び、カットによりTKO負け。前戦は2019年10月の「DEEP92」で、元DEEPフェザー級王者の芦田崇宏に判定負けで2連敗となっている。
トップキープにこだわらずサブミッションを仕掛け続ける中村は、低いガードからの右ストレートなども武器に、国内ライト級の強豪たちと鎬を削ってきたベテラン。対する長倉は、1年前の芦田戦でも変わらぬ強いテイクダウンを見せており、元祖カーフキックの使い手としても知られる36歳の強豪だ。
スクランブル全盛の現代MMAのケージのなかで、ベテランの両者はどんな試合を見せるか。
skyticket Presents DEEP 97 IMPACT
2020年9月20日(日)後楽園ホール
2020年8月8日(土)チケット発売
【決定対戦カード】
▼DEEPライト級 5分3R
中村大介(夕月堂本舗)
長倉立尚(フリー)
▼DEEPフェザー級タイトルマッチ 5分3R
弥益ドミネーター聡志(team SOS)王者
牛久絢太郎(K-Clann)挑戦者
▼DEEPフライ級 5分2R
ランボー宏輔(パラエストラ千葉)
藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We)