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【K-1】ジョーダン・ピケオー、野杁正明は初めての恐怖を味わうことになる!「俺は絶対にマサアキに負けることはない。試合の契約書にサインした時点でマサアキの負けは決まりだ」vs 野杁正明「細かいことは言わずに倒して勝ちます」=3月10日(日)「K'FESTA.2」さいたま

2019/03/09 11:03
【K-1】ジョーダン・ピケオー、野杁正明は初めての恐怖を味わうことになる!「俺は絶対にマサアキに負けることはない。試合の契約書にサインした時点でマサアキの負けは決まりだ」vs 野杁正明「細かいことは言わずに倒して勝ちます」=3月10日(日)「K'FESTA.2」さいたま

 (C)M-1 Sports Media

3月10日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K'FESTA.2~」の[日本vs世界・7対7/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R]で対戦するジョーダン・ピケオー(8日)と野杁正明(28日)が公開練習後、コメントを発表した。

ジョーダン・ピケオー「彼も今まで前に出るスタイルだったが、今回初めて後退させられる試合を経験する」


 昨年11月のK-1さいたま大会ではウェルター級参戦を見据えた-68kg契約で木村“フィリップ”ミノルと激突し、圧巻のKO勝利を収めたピケオー。“タイトルマッチよりレベルが高い”とも評される野杁との一戦を前にしても「コンディションはいつも同じでパーフェクトだ。前回はー68kgだったが、とても良い感じで試合が出来た。今回は準備期間も長かったので、スーパー・ウェルター級で戦っていた時と大きな違いはないね」とリラックスした表情を見せる。

 公開練習でピケオーはリーチを活かした前蹴り、前進しながらのヒザ蹴りを盛んに繰り出して「マサアキは今までにない圧力を感じて初めて後退することになる」と宣告した。

「マサアキはガンガン前に出てきてテクニックもあるファイターだが、以前と違いは感じないし、特に興味はないね。4連続KOと言っても、俺も常にKO勝ちしてきたし、KOできなかったのはワジマ(和島大海)だけだ。ワジマは本当に強いファイターだったよ。自分はマサアキが戦ってきたファイターたちとは全く違うレベルのファイターだと思うし、マサアキは今まで感じたことのないプレッシャーやパワーを感じるだろう。マサアキは前に出ることも出来ず、後ろに下がることしかできない。マサアキは俺と戦って初めての体験をすることになるだろう。彼も今まで前に出るスタイルだったが、今回初めて後退させられる試合を経験するということだ」。

 続けてピケオーは「自分は今回絶対に負けることはない。そうみんなに約束出来るよ。今回の試合の契約書にサインをした時点でマサアキの負けは決まっているんだよ」とニヤリ。「他の選手を見下すつもりは全くないが、自分とマサアキの試合がメインイベントにふさわしいカードだと思っている。俺が今まで日本で戦ってきた中で、負けたのはK-1のチャンピオンになった二人(マラット・グレゴリアンとチンギス・アラゾフ)だけだ。それ以外の試合には全て勝ってきて、日本で実績を残してきた自負もある。そういう意味で俺の試合がメインにふさわしいカードだと思っているよ」とこの試合の価値を語る。

 同日には久保優太vs城戸康裕のウェルター級のタイトルマッチも行われるが、ピケオーは「マサアキに勝てばすぐにウェルター級のタイトルに挑戦したい。前回の試合後にユータにリング上で『戦いたい』とからね。もしチャンピオンになってもマサアキとの対戦を避けることは出来なかっただろうから、先にマサアキと戦うか、ベルを巻くか。その順番が入れ替わっただけだ。今回どちらが勝っても、その相手と戦ってK-1チャンピオンになるよ」とウェルター級王座への挑戦を宣言。

「まずはウェルター級のベルトを獲って、チャンスがあれば空位になっているスーパー・ウェルター級のベルトも狙っていきたい。そしてアラゾフには必ずリベンジしたい」と二階級制覇、そしてチンギス・アラゾフへのリベンジも口にしたピケオー。『怪物vs怪鳥』、互いに実力を認めた上で勝利を確信している二人の戦いの結末は!?

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野杁正明、VS日本人無敗のジョーダン・ピケオー超えに燃える!「パンチでも蹴りでも当たれば倒せる技は持っている。細かいことは言わずに倒して勝ちます」


 2月28日(木)神奈川・K-1ジム相模大野KRESTにて、3月10日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~K'FESTA.2~」の[日本vs世界・7対7/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R]でジョーダン・ピケオーと対戦する野杁正明が公開練習を行った。

 K-1ジム恵比寿のプロチーム解散に伴い、古戸井1月からKRESTに移籍となった野杁。今回は新しい所属で一発目の試合となるが、環境の変化とは裏腹に意識はそこまでしていないという。

「去年、大和哲也戦に向けてKRESTに出稽古に来たとき以来、スパーは一切やってなかったんですが、今は毎日厳しい練習ばかりで、しごかれながらやってます。それも慣れてきたので、過去最高のコンディションじゃないかなと。KRESTはいろんな選手が作り上げてきた最強のジムですし、一発目の試合で僕が負けてしまったら、その価値が下がっちゃうというのは思っていますが、移籍初戦だからどうというのはそこまで気にしてないです」

 その中で今回、対戦するのはVS日本人負けなしのKrushスーパー・ウェルター級王者のジョーダン・ピケオー。強豪相手の一戦だが、対策は万全なのだろうか?

「(渡辺)雅和さんだったりトレーナーの方と相談して、ミットやスパーの中でピケオーを想定した練習はしています。ピケオーの動きを真似するとかではなくて、自分でいろいろと考えながら。でも、ここ最近は対戦相手の対策はほとんどしてないんですよ。相手がどうだろうが、自分のスキルレベルが上がれば通用すると思っているので、昔みたいには研究はしてないですね。こうきたらこうしようと、軽く考える程度で、映像も全然見てないですし」

 では今回の試合のテーマは? と問われると、野杁は「倒すことですね」とキッパリ。

「細かいことは特になくて、とにかく倒して勝つ。それだけです。どの技でも倒せるように昔から練習してますから。去年も4勝4KOしてますけど、いろんな技でKOしているし、パンチでも蹴りでも当たれば倒せる技は持っているので、流れで(倒します)」

 当日は久保優太と城戸康裕の間で同階級のタイトルマッチも行われるが、自分の試合のほうが上と言い切る。

「タイトルマッチよりも僕たちの試合のほうが絶対注目されてると思ってますし、僕はウェルターではチャンピオンの久保優太選手より、ピケオーのほうが強いと思っています。今回、このタイミングで僕が久保選手に挑戦してチャンピオンになったところで、次の挑戦者は絶対ピケオーだったと思うので、ピケオーを先に倒しておけば誰も文句ないと思います。当日のタイトルマッチが終わってどっちがチャンピオンになるか分からないですけど、待っとけよという感じです」

 今回の試合の先にはウェルター級王座だけでなく、その上のスーパー・ウェルター級王座も制しての3階級制覇を目論む。

「もともとスーパー・ライト級でチャンピオンのベルトを防衛し続けるつもりでいましたが、減量がきつくなって階級アップを視野に入れたときに、旧K-1で一番盛り上がっていたK-1 MAXの70kg級を目指したいなという気持ちもあって。2階級制覇すればチンギス・アラゾフにたどり着けるんじゃないかと。
 アラゾフとは同い年だし、フランスで試合したときに2回とも同じ大会に出ていて、控室も一緒だったりと共通点があったんです。日本でも話しかけてきてくれたし縁があると思うので、日本のK-1でやってみたいという気持ちがあります。僕が勝ち続けることで、彼をまたK-1のリングに呼び戻したいですね」

 最後に野杁はこんなファンへのメッセージで締めくくった。

「いろんな試合が組まれてますけど、僕たちの試合が一番注目されてると、僕自身は思ってます。『怪物vs怪鳥』ということで、僕が鳥を撃ち落とします。僕たちの試合が一番盛り上がると思っていますし、必ず盛り上げるので、楽しみにしていてください」

 野杁が勝てばウェルター級の勢力図は確実に塗り変わる。果たして実際にそうなるのか? 昨年4戦4勝4KOという実績を残し、「K-1 AWARDS 2018」では技能賞も受賞した野杁が、その類い希なテクニックでピケオー越えを果たす様を見届けろ!

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