頭から風船を被った奇妙な格好で現れた堀井は金子にフラッシュバック
2020年8月29日(土)東京・後楽園ホール『Krush.116』の記者会見が7月22日(水)都内にて行われ、追加対戦カードが発表された。
6月28日に東京・新宿FACEにて開催された『Krush.113』で対戦し、1R1分45秒、ローブローによる反則決着となった堀井翼(K-1ジム五反田チームキングス)と金子大輝(K-1ジム大宮チームレオン)の再戦が決定。
中村拓己K-1プロデューサーは「前回は金子選手のローブローで1Rで終わり、結果的には堀井選手の反則勝ちになりました。消化不良だと思うし、どこかで決着を付ける、因縁を終わらせたいと思って8月に組みました。試合前から注目が集まる試合で大会当日を迎え、お客さんが納得しない結末に終わったのが残念でしたし、完全決着をつけてほしい」と、再戦を早期に組んだ理由を説明。
金子は「まずは前回の結果に関して堀井選手を始め関係者の皆様、楽しみにしてくださっていた全ての皆様に申し訳ありませんでしたとお詫び申し上げます。そして今回、再戦を組んでいただいたことに感謝しています。求められているのは完全決着だと思うので、しっかり倒して勝ちます」と挨拶。
堀井は頭から風船を被った奇妙ないで立ちで登場し、その風船を割ると「前回の試合同様、玉を割られちまったんだけど、そんな感じで試合が決まったからには早く決着するだけだよ」と、自分で風船を割っておいてのコメント。
前回の試合のことを聞かれると、金子は「大変な時期で最初のKrushの大会ということで凄く気持ちを入れていました。そこで気持ちが空回りして申し訳ない気持ちでした。空回りするのは人間的な未熟さだと分かったので、修正して練習を重ねている次第です」と、自分の未熟さがあの結果を生んでしまったのだという。
一方、堀井は「そうだね」と言うと立ち上がり、股間に付けたベルをチーンと鳴らし、「が、痛かったくらいかな。特にはないね」とした。
ローブローについて金子が「思った以上に堀井選手の腰の位置が低かったから…と言ったら失礼ですね。すいません。ローブローが蹴りやすかったと言ったらアレですが、今回はローブローになるような打撃は一切しないと決めて練習しています。お叱りをジムでも受けるので徹底的に修正して次戦に臨みます」と言うと、堀井は「今の発言で俺の足が短いみたいな言い方をされたけれど、それは勘違いだよ。デカすぎたんだよ、そういうこと」と下ネタで応戦。
金子は「完全決着ということで前回の会見はスーツで臨ませていただいたんですが、今回は一新してラウェイの選手が多い民族の衣装で臨んでいます。ラウェイらしさ全開でって言うとまた金的を蹴ると思われてしまいますが、今回は蹴らずに。自分と言ったらラウェイ王者。ミャンマーラウェイの魅力をK-1とKrushのリングで発揮していくことが選手としての使命だと思っているのでそこを徹底的に引き出していきます。ラウェイサンダーに期待してください」と、原点であるラウェイの魅力を発揮するような試合をしたいと意気込む。
すると堀井は「こないだはああやって不完全燃焼したちゃったので、今回こそはマジで10秒で終わらせる試合をするっすね。カーン、パンチ、カーンみたいな。で、股間王勝利って」とカメラに向かって投げキッス。
急所を蹴られて担架に乗せられたことは許すのかと聞かれると、「試合のことは許す、許さないはアレだけれど、足が短いと言われたのが腹立つし、腰の位置が低いんじゃなくてデカいの! ただそれだけ。そこ勘違いしていると、俺も股間王としてそこはしっかりリスペクトもってもらわないと困るわ」と、やはり下ネタで答える。
会見終わりには金子から「足が短いと言ってしまって申し訳なかったです。許してください」と謝罪すると、「堀井選手がツイッターで『完全復活した俺の金子』って書かれていたんですが、アレのことを金子って言うのはやめてほしい。今回、しっかり勝利して全国の金子の皆さんにも申し訳ないので、金子代表として頑張らせていただく次第です」と、金子を侮辱した堀井を倒すと宣言。
これを受けて堀井は「俺は金の王だから。そして俺の子供だから金子。ただそれだけだ」と言い残し、股間のベルをもう一度鳴らして会見場を去っていった。