MMA
インタビュー

【DEEP JEWELS】女子高生ファイターさくら、柔道強豪との対戦に「試される試合になる」=7.23『DEEP JEWELS 29』

2020/07/22 00:07
 2020年7月23日(木・祝)に新宿FACEで開催される『skyticket Presents DEEP JEWELS 29』にて、注目のカードが行われる。  当初、2戦2勝のさくら(フリー)と対戦予定だった川西茉夕(総合格闘技道場BURST)が欠場(※新型コロナウイルスの警戒レベルが上がった事で、勤務先の病院から出場を取り止めるよう要請があり欠場)。代わりに、修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメントベスト4の大島沙緒里(AACC)がさくらと対戦することが急遽、決定した。 ▼DEEP JEWELS 49kg以下 5分2Rさくら(フリー)大島沙緒里(AACC)  名門・東海大柔道部出身で、双子の娘を育てる母親でもある大島に対し、女子高生ファイターさくらは、柔術と柔道をバックボーンとして2019年12月の『DEEP 93 IMPACT』でプロMMAデビュー。國保小枝戦ではパンチでの打ち合いも見せ、1R3分17秒、腕十字による一本勝ち。2020年2月には、AACCの永尾音波とのJK対決に臨み、永尾の打撃に苦しみながらも寝技で優位に立ち判定勝ちを収めている。現在は、試合に向けて減量中で、高校生活と練習をめまぐるしく両立させているようだ。  2勝無敗のさくらと1勝1敗の大島は戦績では同クラスだが、大島は前戦で黒部との凌ぎ合いを経てどこまで成長を遂げているか。柔道トップの組み技・投げ技、そして上からの攻撃を得意とし、寝技のデフェンス力も高く、何よりそのフィジカルの高さは黒部を際で驚かせる力を持っている。しかし、時にバックを許すこともあり、さくらの柔術をいかに封じ込めるか。対するさくらは柔術的なポジションニングに一日の長があるが、永尾を極め切れなかったグラウンド、そして打撃面での課題が残る。  女子スーパーアトム級相当の49kg契約戦は、両者の真価が問われる試合となるだろう。まずはさくらに話を聞いた。 勝ちは誰にも譲らない ──さくら選手は、7月1日にNHKEテレ1の人気番組『沼にハマってきいてみた』に出演して、どんなことを感じましたか。 「全然プロファイターぽくなくて(苦笑)。でも貴重な体験が出来ました そして格闘技がたくさんの人の目に触れて貰えたらなら嬉しいです」 ──その後の反響は? 「出た後の反響は特別ありませんが、『楽しんで観たよ』って声を聞くので良かったのかなと思います」 ──YouTubeも始めたそうですね。 「アハハハハ、YouTubeって言えるレベルではありません(笑)。でもありがとうございます。動画是非みて欲しいです(笑)」 ──今回、急遽の対戦相手変更で、大島沙緒里選手という柔道&修斗で実績のある選手と対戦することになりました。大島選手をどのようにとらえていますか? 「修斗という歴史のある団体から来て、柔道でも実績があり、試合数も同じというところからみても“試される試合”だと思います。勝負論のある戦いは生き残りをかける意味でも、観てる人にも伝わる一戦になると思います」 ──今回の試合に向けて、どのような練習を積んできましたか。 「大島選手が試合を引き受けて下さったのは最近なので、特別な対策を立てるより、前回の試合で出来なかった事や、自分らしい試合をするために何をしたら表現出来るのかを考えて取り組んで来たと思います。手応えはあると思います(笑)」 ──試合の意気込みをお聞かせください。 「まずは自分らしい試合をします。突然の変更に、引き受けてくれた大島選手有難うございます。コロナの中、皆様が実際観に来て、応援して貰えるファイターは幸せだなと思います。今という瞬間を皆様と共有出来る私は幸せ者です! 勝ちは誰にも譲らない!」
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