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【Krush】レオナ・ペタスと大岩龍矢は前哨戦で一歩も譲らず「僕のパンチが当たれば倒れる」

2020/07/20 06:07
【Krush】レオナ・ペタスと大岩龍矢は前哨戦で一歩も譲らず「僕のパンチが当たれば倒れる」

計量後のツーショットでいきなりにらみ合いを仕掛けたレオナ(左)に大岩も応える

2020年7月21日(火)東京・後楽園ホール『Krush.115』の前日計量&記者会見が、20日(月)都内にて13:00より行われた。

 メインイベントでKrushスーパー・フェザー級タイトルマッチを争う、王者レオナ・ペタス(THE SPIRIT GYM TEAM TOP ZEROS)と挑戦者・大岩龍矢(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は共にリミットの60.0kgジャストで計量をパス。その後のタイトルマッチ調印式と会見に臨んだ。


 大岩は「今の契約書みたいなやつも書くのが3回目になります。この書く瞬間、毎回凄い気持ちで。でも今まで以上にスムーズに書けました。初めての時は自分の名前も書けてなかったので。やることはやってきたのでそれを明日見せるだけなので楽しみだなって」と、王座獲得ならなかった過去2度のタイトルマッチとは違う心境であるとする。


 レオナは「僕はこの試合へ向けてひとつだけやることがあると思っていて、このベルトをしっかり防衛したい。なせかと言うと弟が8月にウェルター級の王座決定トーナメントに出るので。兄弟でKrushのベルトを巻いた選手がいないので、兄弟で巻いてKrushを僕たちのリングにしたいと思っています。だからこのベルトは渡せない。来月の弟につなげたい」と、兄弟で同時にベルトを巻く夢を実現させたいとした。


 会見に同席した石川直生エヴァンジェリストは「レオナ選手は群雄割拠のフェザー級で強さを見せて勝っている、佐々木大蔵選手と同じで負ける姿が想像できない絶対王者。大岩選手はしっかりキャリアを重ねて実力を示して明日のリングに上がると思っています。調子がいい時に勝ち続けて、あと一歩のところで悔しい思いをしているのは大岩選手。明日は人生を懸けるつもりで挑戦すると思います。僕も現役時代、母親を亡くして試合がありました。僕はずっと見ていました。兄弟の活躍を見守っていたお母さんを。そういうことも背負っているからKrushは素晴らしいストーリーが生まれるのだと思っています」と、明日は2人の物語がぶつかり合う試合だと評した。


 現在の心境を聞かれると大岩は「ずっとベルトを見て頑張ってきたので明日はそれが叶うってことで楽しみです。ちょっと前まではいろいろな不安とかありましたが、その気持ちもトレーニングで調整できて今は楽しみって気持ちです」と、自信をもって夢を叶えると宣言。レオナは「僕も昨日、母ちゃんの墓の前で絶対勝ってベルト防衛すると誓ってきました。僕は思ったことを100%しないと気が済まない性格なので、思い通りにしようと思っています」と母への誓いを守るとした。

「ベルトに対する思いは、獲りたい、巻きたい。それ以外ない。必ずベルトを自分の腰に巻くって試合が決まってから思ってきたのでそれしかない」とベルトへの強い想いを語る大岩。


 対してレオナは「僕はチャンピオンだから言っていいか分かりませんが、ベルトには価値がないと思っている。ベルトではなくその選手に価値があると思っています。チャンピオンに価値がある。チャンピオンで居続けることに意味があると思っているので、ベルトにこだわりはないですね」と、ベルトそのものではなく誰が巻いているかに価値があると言い放った。


 お互いにハードパンチャーとして知られているが、大岩は「どうなんですかね、僕も初めてなので。みんな倒れているのでどれくらい硬いのか、実際にリングで受けてみたい。(レオナが)倒れないとは僕は思っていない。もらっていないだけで当たれば倒れる選手だと思っています。自分は当たっても倒れません」とニヤリ。


(写真)会見後のツーショットでは、今後は目を合わせなかった大岩

 これにレオナは「大岩選手はパワーがあるかなって思うんですけれど、今までやってきた中でそういうタイプの選手は何人かいました。負けたこともあるから自分がどう成長しているかって感じなので、試合を楽しみたいと思っています。(大岩は)僕の拳を受けたことないので当たったら倒れると思います。僕は全集中してかわすことに命をかけているので一発も当たらないと思う。だから僕は倒れません」と答え、両者とも「自分のパンチが当たれば倒れる。相手のパンチでは倒れない」と主張した。

 また、両者は偶然にも昨日、温泉で顔を合わせたという。「温泉がたくさんある中で偶然会って。後輩に『どっちがデカい?』って聞いたら『ドロー』って言っていたので明日は因縁の決着で。ドローだったので白黒はっきりさせたい」と、大岩は下ネタで場の雰囲気を和ませた。

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