MIO(左)が約1年前にK-1参戦を表明した大阪で復帰戦、高梨が迎え撃つ
2020年9月22日(火・祝)エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館第1競技場)にて開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』の記者会見が7月17日(月)都内で行われ、対戦カード第一弾が発表された。
ついにMIO(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の初参戦が決定。第2代Krush女子アトム級王者・高梨knuckle美穂(Y’ZD GYM)と対戦する。
MIOは元シュートボクシング日本女子ミニマム級王者で、シュートボクシング女子軽量級のエースとして活躍したが、2019年7月に突如シュートボクシングからの引退を発表。同年8月24日にはエディオンアリーナ大阪にて開催された『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイト in 大阪~』のリング上に現れ、「K-1ファンの皆さん始めまして。この度、K-1への参戦が決定しましたMIOです」とK-1電撃参戦を表明。
高梨は2018年9月に『KHAOS』でプロデビューし、強打を武器に4戦全勝(2KO)。2019年5月の第2代Krush女子アトム級王座決定戦でC-ZUKAをKOして王座に就き、同年10月にはパヤーフォン・アユタヤファイトジム(タイ)を延長戦の末に降して初防衛に成功している。Krush女子アトム級王座は返上し、一階級上の女子ミニマム級に転向すると6月の真美戦でダウンを奪って勝利。その場でMIOとの対戦をアピールした。
この一戦について、中村拓己K-1プロデューサーは「輝かしい実績を持つMIO選手がK-1のリングでどんな試合を見せるのか楽しみ。K-1初参戦の高梨選手はプロ無敗で女子選手とは思えないハードパンチャー。女子の新しい階級を切り拓いていく試合を期待したい」とコメント。
MIOは「デビュー戦くらいの気持ち」と緊張を隠さないが、相手の印象については「パンチ力のある選手。ただ、テクニック的には相手にはならない」とバッサリ。これに対して高梨は「試合で分からせます」と返し、闘志を見せた。
「試合が決まって、相手がMIO選手なんで、すごいうれしいです。キャリアとかまったく関係ないと思ってるんで、ぶっ飛ばすつもりで試合は勝たせてもらいます。(試合が決まった心境は?)キャリアがあって、強い選手なのでラッキーって思いました。喰ってやろうっていう気です。
(対戦相手の印象は?)テクニックがあって、スタミナがあるけど、倒せはしないなっていう印象です。(MIO選手から「テクニック的には相手にはならない」というコメントがあったが?)私のほうが上だと思ってるんで、試合で分からせます。
(プロとしてのキャリアはMIO選手が上でも、K-1 JAPAN GROUPとしては迎え撃つ立場になるが、青コーナーになってることについては?)あんまりコーナーのことに対しては思わないですね。試合で倒せば、そんなの関係ないと思っています」
「K-1の初戦ということで、凄くドキドキしています。これまで携わってくださった方々に感謝の気持ちを込めて、9月22日、全部ぶつけたいと思っています。応援よろしくお願いします。
(試合が決まった心境は?)一年くらい試合ができてなかったので、決まった時は凄い嬉しかったです。高梨選手とできるということで、やっぱりキャリアの差はあると思うんですけど、K-1に来てデビュー戦くらいのつもりでやるので、本当にチャレンジする気持ちでいきたいなと思ってます。
(対戦相手の印象は?)こないだの試合を見させてもらって、凄いパンチ力のある選手だなと思いました。ただ、テクニック的には相手にはならないかなと思ってます。(これだけ長い期間、試合をしなかったのがプロになって初めてだと思うが、それでよかった点と悪かった点は?)よかったことは、いままでモチベーションもドン底だったので、充電期間としてすごくいろいろなことを考えたり、練習も楽しくできたり。すごい充実した期間で、プラスしかなかったなと思っています。
(試合感の不安は?)試合をしてみないと分からないところはあるんですけど、一年間(試合を)やらない期間がなかったとしたら、気持ち的にダメだったなと思うので、この一年間があってよかったなと私は思っています」