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【RIZIN】支払い遅延があったトフィック・ムサエフ「これを乗り切って秋に会いましょう」。笹原部長の「伝わっていない」の訴えに榊原CEO「戦って前のめりに死にたい」

2020/07/10 12:07
 2019年のRIZINライト級GPの優勝賞金1500万円の未払い報道から、「全額を受け取りましたので、今後のご協力をお願いします。第二の故郷にすぐに戻れることを願っています」とツイートしていたトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)が7月9日、RIZIN会見での動画メッセージで「これからもRIZINで戦う事になったということを報告したい。みんな今、大変な時期だと思うけれど、これを乗り切って秋に会いましょう」と、日本での再会を約束した。  2020年8月9日(日)と10日(月・祝)に、横浜「ぴあアリーナMM」で開催が決定している『RIZIN.22』『RIZIN.23』の一部対戦カードが発表された7月9日の会見のなかで、ムサエフが発表したRIZIN継続参戦のメッセージ。  本誌の既報通り、一時は「3試合契約に口頭で同意したがそれを破棄し、オファーのあるUFC、Bellator、ONEへの参戦を検討している」と報道されたが、ムサエフに賞金の全額が支払われたことで、今回の発表となった。  榊原CEOは、本誌の取材に「ムサエフの件は、確かに我々からの支払いが遅れ、彼には迷惑をかけました。しかし今は、お互いの誤解も解けています。コロナが落ち着けば、再び日本で試合をしてくれるでしょう」と話しており、継続参戦の確約が取れていると語る。  この騒動の背景には、コロナ禍のなかの厳しい経営状況がある。  7月9日の会見で榊原CEOは、7日にスタートさせたクラウドファンディングについて、現時点の報告とさらなる支援をファンへ呼びかけてる。 「今回、クラウドファンディングでも『継続を支援してほしい』と書かせていただきました。今回の大会だけの支援だけでなく、いったん動きを止めてしまったRIZINを未来に繋げるために、RIZINという格闘技の生命体を維持するために、さらに大きくするために、ファンの皆さまからの支援を、心からお願いしたいと思います」とファンへメッセージを伝えた。  しかし、その言葉に、会見で司会を務めていた笹原圭一広報部長が口を挟んだ。 「社長、すみません、差し出がましいのですが、あまり伝わっていないと思います。いまファンの皆様から700万円(※7月9日時点)という貴重なお金をいただいていますが、足らないと思うんですけど……正直申し上げて。そこをもう少ししっかり伝えていただけたら」と、存続の危機に切実に支援を呼び掛けてほしいと榊原CEOに訴えた。  榊原CEOは、「……だけど、ほんとうに本音で僕も話しているつもり。笹原はどう思っているか分からないけど、ファンを信じてスタートすることを決めたんだから。僕らもある部分、見切り発車ですが、スタッフに止められることも振り切りながら、とにかく座して死を持つわけにはいかないので、戦って前のめりに死にたい。ほんとうにRIZINのために命を落としていいと、そう思っているくらい。55(歳)にもなってカッコ悪いかもしれないけど、人生を賭けてやっているので、命懸けで僕もやります。そのために、ファンの支援が必要です。僕についてきてくれるスタッフもたくさんいますが、スタッフにもタダで働かせるわけにはいかないし、みんなにも少しづつ我慢してもらって、空間を作り出したいと思っています」と、言葉に詰まりながらもあらためて、存続の思いを吐露。  さらに、「もう一度、ファンのみなさんとともに、8月の9日、10日、僕は笑顔で会いたい、とそう思っています。見切り発車してでも、それでも戦うことに飢えている選手たちの姿に突き動かされて、いまこういう形で発表しています。さらなる支援を──支援はとっても重たいお金だと思いますので、その支援に見合うだけのものを必ずお返ししますから──ともに日本の格闘技の力、今回、期せずして日本の格闘家のみの試合になりますので、みんなでその空間を、格闘技にそれほど興味の無い人たちも振り向かせるほどの、爆発的な空間を作り出したいと思います。どうぞ、あらためて支援をお願いしたいと思います……半分、泣きそうになりました。すみません」と、頭を垂れた。  果たして、8月横浜2デイズ、さらにその後の大会継続開催に繋ぐことは出来るか。目標金額5千万円を掲げる『#RIZIN活動継続クラファン』は、7月10日12時の時点で1千185万円の支援が集まっている。 ◆トフィック・ムサエフ「これからもRIZINで戦う事になった」 「やあ、みんな。トフィック・ムサエフだ。これからもRIZINで戦う事になったということを報告したい。みんなは今、大変な時期だと思うけれど、これを乗り切って秋に会いましょう」
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