来場予定者に注意喚起を呼び掛け「最善策をとって感染予防に臨む」と榊原CEO
2020年7月9日(木)、RIZINが都内で会見。8月9日(日)と10日(月・祝)に横浜「ぴあアリーナMM」にて開催する『RIZIN.22』『RIZIN.23』の一部対戦カードを発表した。
会見後、榊原信行RIZIN CEOは新型コロナウイルスの感染予防対策として「厚生労働省のアプリ(新型コロナウイルス接触確認アプリ)を来る人には事前にダウンロードしておいてもらいたい」とファンへ呼び掛けた。
「もし感染者が出た場合に経路が追えるので。ダウンロードしておいていただければそのまま入れるけれど、そうでない方には住所と名前を残してもらうとかそういうことを徹底していかないといけない。もうマスクも配る時代ではなくて、それぞれ自分のオリジナルマスクを持っていたりするので持参してください。ない人は会場で買っていただくと。基本マスクをしていればフェイスシールドまではする必要ないですし、相手にうつさないという効果で言えばマスクで十分だと言われています。感染症の先生にも入ってもらって、次なる日常としてのマナーをどこまでするのかは手探りなところもあると思いますが、最初はお客さんたちも検温するとか」などの対策を講じていきたいとする。
(写真)横浜2DAYSのトリを飾る扇久保博正(左)vs朝倉海(右)のバンタム級王座決定戦
「大会当日は真夏の35度にもなる炎天下で、入場するまで待って(熱があるから)帰ってくださいと言うのかどうか…いろいろなケーススタディもしながら最善策をとって感染予防に臨むのは必要なこと。他のプロスポーツが今週末から観客を入れてやるのも参考にさせてもらって、どこまでの対策でお客さんに協力してもらうかを決めたいと思っています」
また、今大会では「全選手およびセコンドにPCR検査を実施します」という。
榊原CEOは今後について「今年はグランプリ(トーナメント)という感じではないので、ワンマッチで。タイトルマッチは9月と12月にももっていきたいと思っています。海外からの選手たちもみんなやる気満々ではありますが、ひょっとするとずっと日本人だけでやらざるをえないというのも視野には入っています」と、長く海外選手を招聘できない最悪のケースも想定しているとした。