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【RIZIN】榊原CEOが元十両貴ノ富士と面談へ「戦闘竜のように精進できるのであれば……」

2020/07/09 11:07
 2020年7月9日(木)、RIZINが都内で会見。8月9日(日)と10日(月・祝)に横浜「ぴあアリーナMM」にて開催する『RIZIN.22』『RIZIN.23』の一部対戦カードを発表した。その会見後、榊原信行RIZIN CEOがカコミ取材に応じた。  会見後の取材で榊原CEOは、付け人への暴力行為により2019年10月に引退した大相撲の貴ノ富士こと上山剛(23)が、格闘家転向を表明したことについて言及。「近々に会うことになりそうです。ラブコールを受けているので、一度は会って話を聞こうと」と、近日中に会談することを明かした。  しかし、「ほんとうに相撲界の人には裏切られることが多くて」と苦笑する通り、RIZINでは大砂嵐がMMA(総合格闘技)デビューし、ボブ・サップに判定負け後、無免許運転で契約解除。柔道出身で元大関の把瑠都はMMA3勝1敗と結果を残したが、ミルコ・クロコップ戦のKO負け後、エストニアに帰国し、政治家に転身している。  榊原CEOは、力士のMMA転向について「先入観としては、総合格闘技に向いていないんだろうなと。すり足とか体力とか、フィニッシュが無い」と懐疑的ながらも、「まだ若いので、戦闘竜のように精進できる忍耐力があれば……」と、レスリング出身の幕内力士で、PRIDEでMMAデビューし、HEATでも活躍した戦闘竜ことヘンリー・ミラーの名前を挙げて、期待を持たせた。 【写真】2004年10月の「PRIDE 武士道」で勝利し、「相撲は強いんだよ!」とマイクアピールした戦闘竜。その後も10年近くMMAに取り組んだ。  大相撲時代には右四つ・寄りを得意技としていた貴ノ富士は、右でまわしを持ったときに強く、相手に頭をつけたレスリング的な動きから蹴手繰りなどの起用さも見せるが、MMAにまわしは無く、組む前にスタンドの打撃の攻防を必要とされる。  身長190cm、体重157kgから約50kg減量しているという貴ノ富士は、中学2年生から3年生まで1年間のみ習っていたというキックボクシングを再開し、「パンチや蹴りの仕方を勉強したり自分で考えながらやっている」と語っている。元十両でもMMAでは初心者。リングでも番付外から関取になるには、今後の総合格闘技への取り組み次第なのは間違いない。
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