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【DEEP】8月23日(日)夜大会で越智晴雄と川原波輝がベルトを賭けて再戦、バンタム級で昇侍vs.CORO、高野優樹vs.笹晋久、フライ級で村元友太郎vs.鮎田直人、朝倉未来と青汁王子の1年チャレンジ3選手も

2020/07/06 11:07
【DEEP】8月23日(日)夜大会で越智晴雄と川原波輝がベルトを賭けて再戦、バンタム級で昇侍vs.CORO、高野優樹vs.笹晋久、フライ級で村元友太郎vs.鮎田直人、朝倉未来と青汁王子の1年チャレンジ3選手も

(C)DEEP

 2020年8月23日(日)、東京・竹芝のニューピアホールにて、『skyticket Presents DEEP 95 IMPACT』(昼開催)と『skyticket Presents DEEP 96 IMPACT』(夜開催)の2大会が、東京都の「社会経済活動再開のためのロードマップ」に従い、開催されることが決定した。

 夜大会の『DEEP 96 IMPACT』では、「DEEPストロー級タイトルマッチ」として、王者・越智晴雄(パラエストラ愛媛)と挑戦者・川原波輝(Team Alpha male)が対戦。1年5カ月ぶりの再戦となる。

▼DEEPストロー級タイトル戦 5分3R
越智晴雄(王者・パラエストラ愛媛)王者
川原波輝(Team Alpha male)挑戦者

 越智は、大学で空手を経験し、その後ボクシング部に入部すると同時に総合格闘技も始め、2017年9月にDEEPストロー級王者カンサトーをギロチンチョークで破り初戴冠。第二代同級王者となった。2018年4月に柴田“MONKEY”有哉も退けると9月のRIZIN初参戦で砂辺光久に衝撃的なKO勝利。しかし、2019年8月の『RIZIN.18』でのジャレッド・ブルックス戦のノーコンテストから、12月の再戦でブルックスに判定負けしており、今回が再起戦となる。

 川原は、伝統派空手出身でチーム・アルファメールでの中村優作との練習のなかで日拳スタイルも融合し、2019年3月の「DEEP 88 IMAPACT」ではストロー級王者・越智晴雄から右ストレートでダウンを奪うなど、DEEPストロー級王座まであと一歩という場面を作ってみせた。

 DEEPでの惜敗から、6月2日の『RIZIN.16』では修斗元ランカー・征矢貴と59kg契約で対戦。1R4分05秒、征矢のカウンターの右フックからのサッカーキックを浴び、KO負けを喫したが、2019年11月の「DEEP&PANCRASE 大阪大会」ではストロー級で、実力派グラップラーの潤鎮魂歌を1R TKOに下している。

 バンタム級では、昇侍(トイカツ道場)とCORO(K-Clann)と対戦。

▼DEEPバンタム級 5分3R
昇侍(トイカツ道場)
CORO(K-Clann)

 37歳の昇侍は、2017年8月のGRACHANで4年ぶりに復帰し、3勝1敗と調子を上げて、2019年3月に6年ぶりにDEEPに復帰したが、石司晃一にテイクダウンを奪われた末に2R TKO負け。同年5月大会で元UFCの水垣偉弥に判定負けも、終盤には打撃戦に持ち込むなど健在ぶりを示した。10月の釜谷真戦では、首相撲&ヒザ蹴りからのパウンドでTKO勝利。再起を果たしている。

 32歳のCOROは、2018年4月に朝倉未来に判定負け後、ハシャーン・フヒト、白川“Dark”陸斗にいずれもドロー。2019年10月の「DEEP 92」で清水俊一に判定勝ちし、2年ぶりの白星を掴み、2020年3月大会では、ONEストロー級(※56.7kg)で4勝のドリームマンことクリッサダー・コンスリチャイに61.2kg戦ながら、2R TKO勝ちと2連勝中。ベテランの実力者・昇侍を越え、バンタム級戦線で頭角を現すか。

 同じくバンタム級で、高野優樹(FIGHT FARM)が、笹晋久(パラエストラ千葉)と対戦する。当初、高野は5月6日大会で注目の新鋭・米山千隼と対戦予定だったが、相手は笹に変更となった。

▼DEEPバンタム級 5分3R
高野優樹(FIGHT FARM)
笹晋久(パラエストラ千葉)

 MMA8勝6敗の高野は、レスリング出身の29歳。2016年6月に釜谷真のギロチンで一本負けも、2016年11月に沼倉雄太に判定勝ち。2017年3月には若菜千明に腕十字で一本勝ちで連勝も、7月に窪田泰斗に判定負け。10月に城田和秀に1R TKO勝ちを収めて以来、2年間試合から遠ざかっていたが、和術慧舟會HEARTSからハワイのグレイシー・テクニッスク・ホノルルで武者修行を積み、心機一転、FIGHT FARMに移籍。2019年12月、2年ぶりの試合でいきなり元王者・大塚隆史と対戦するも判定0-3で敗れた。今回が再起戦となる。

 対するプロ修斗4勝1敗の笹は、修斗で村田康大(ジェイクムラタ)、よしずみ、山城翔、一條貴洋に勝利も、2018年7月に加藤ケンジに判定0-2で敗れ、2020年3月にDEEPバンタム級で復帰。ハシャーンフヒトをドミネートし、判定3-0で勝利している。実力者同士の一戦は組み技でがっぷりとなるか、それともスタンド勝負となるか。

 また、フライ級では、5月大会からスライドとなる村元友太郎(ALIVE)vs. 鮎田直人(CAVE)が決定。

▼DEEPフライ級 5分3R
村元友太郎(ALIVE)
鮎田直人(CAVE)

 村元はアマチュア戦績8戦全勝でプロへ。DEEPストロー級、グアムのMMA団体『PXC』でも活躍。前戦は2019年8月のRIZINで征矢貴に2R TKO負け以来の再起戦となる。

鮎田は2019年3月に藤田大和に判定勝ち後、6月にランボー宏輔にスプリット判定勝ち、12月に伊藤裕樹にも判定勝ちで3連勝中だ。

 同じくフライ級で、島袋チカラ(CORE王子豊島)と松丸息吹(パラエストラ千葉)が対戦。

▼DEEPフライ級 5分2R
島袋チカラ(CORE王子豊島)
松丸息吹(パラエストラ千葉)

 島袋は4連敗。2019年3月に神龍誠に判定負け、7月にFighting NEXUSでKOREAN TOP TEAMのオ・ヒョプチャンに1R TKO負け。10月DEEPでランボー宏輔のギロチンチョークに1R 一本負け、2020年3月には藤田大和に判定負けしており、連敗を止めたいところだ。

 対する松丸はMMA2勝2敗。2018年9月に開催されたDEEP浜松大会で加納一範をリアネイキドチョークで下し、2019年5月にはSOにも一本勝ち。しかし12月には、桜井宇宙の欠場で3週間前に出場を決めて、藤田大和と対戦も判定負け。14勝16敗6分けのベテラン島袋を越えることができるか。

朝倉未来と青汁王子の1年チャレンジ3選手も出場

 また、YouTubeで朝倉未来(トライフォース赤坂)が実業家の三崎優太(青汁王子)と若手格闘家育成プロジェクト『朝倉未来1年チャレンジ』で選出し、現在育成中の3選手の出場が決定した。

 もともとYouTubeで朝倉とのスパーリング対決(朝倉は片手で対応)で敗れた三崎に、朝倉が「地方出身の僕が東京に出てきて人生が変わったように、地方の苦労している格闘家が、東京で1年間修行できるオーディションや環境を作ってもらいたい」と提案。三崎が快諾し、『朝倉未来1年チャレンジ』がスタートした。朝倉はオーディション合格者に1年間の格闘技指導を行い、三崎は東京での住居生活費を支援、ジムと提携を結んでいる。

 今回の3選手は500人の応募のなかから書類選考され、1月のスパーリング選考会から8カ月でDEEP出場のチャンスが与えられた形だ。出場するのはいずれも格闘技経験者。

▼DEEPライト級 5分2R
レバナ・エゼキエル(BRAVE)
畠山祐輔(トライフォース赤坂)

 ライト級の畠山祐輔は22歳。柔道で全国大会出場経験を持つサウスポー構えのファイター。警察官を辞めて「格闘技に賭けたい」と今回の1年チャレンジに応募した。奈良県のM3AFIT所属でアマチュア修斗関西選手権に出場しウェルター級優勝。2019年9月の第26回全日本アマチュア修斗選手権にも出場している。

 未来は畠山について、「分析力も高く、総合的に高かった。でも格闘技の世界は強い人がたくさんいるから頑張ってほしい」と期待を寄せている。

 畠山と対するレバナ・エゼキエルはBRAVE所属。3月のGRACHANでは右の脱力したフックでダウンを奪いパウンドで勝利している。

▼DEEPバンタム級 5分2R
橋本優大(CAVE)
ヒロヤ(トライフォース赤坂)

 ヒロヤこと近藤大耶は、姫路の総合格闘技道場・華王州や、神戸の総合格闘技reliableでも練習を積んできたバンタム級ファイター。格闘技経験1年目の時に朝倉未来宛に、「朝倉未来選手の道場に入ったら強くなれますか」とDMを送り、「プロの世界はほんとうに厳しいです。覚悟があるなら来てください」と返信を受け、「何年か経ってその覚悟を持ってここまで来ることが出来て、1年チャレンジが出来たときにこれは運命だなと思った」という選手。未来は、「センスありますよね。気合入ってるかなと思って選びました」と、選考理由を語っている。選ばれた近藤は「1年後にはDEEPでメインを張れる選手になっていきたい」と意気込みを語る。

 対する橋本優大は、rootsからCAVEに所属。2015年のパンクラスプロ昇格トーナメントバンタム級で優勝後、2017年5月のDEEP CAGEで小川隼也をギロチンチョーク、10月に柳澪を腕十字で極めると、2018年2月には小野隆史もギロチンで仕留めるなど極めの強さを誇る。

▼DEEPフェザー級 5分2R
岩永翔吾(MAXI GYM)
西谷大成(トライフォース赤坂)

 フェザー級の西谷大成は、自営の建設業を辞め、今回格闘技に賭けるために上京した。レスリングベースで右足前のサウスポー構え。未来は、「書類選考では流したけど、最終的に数が合わずもう1人くらい欲しいと思ったときに戻した人。すごい奇跡です。ギリギリ滑り込み」と、運の強さもあったという。

 対する岩永翔吾(MAXI GYM)は、日大レスリング部出身。2020年2月の「DEEPフューチャーキングトーナメント2019」で平田樹の兄・平田直樹と準決勝で対戦し判定負けも、テイクダウンの強さを見せている。

 地方等から上京し、『朝倉未来1年チャレンジ』で合格した3選手は果たして、コロナ禍から大会再開となるDEEPで結果を残すことができるか。

skyticket Presents DEEP 96 IMPACT

2020年8月23日(日)ニューピアホール
開場/17:30 開始/18:00
チケット発売日:2020年7月11日(土)

【対戦カード】

▼DEEPストロー級タイトル戦 5分3R
越智晴雄(王者・パラエストラ愛媛)王者
川原波輝(Team Alpha male)挑戦者

▼DEEPバンタム級 5分3R
昇侍(トイカツ道場)
CORO(K-Clann)

▼DEEPフライ級 5分3R
村元友太郎(ALIVE)
鮎田直人(CAVE)

▼DEEPバンタム級 5分3R
高野優樹(FIGHT FARM)
笹 晋久(パラエストラ千葉)

▼DEEPフライ級 5分2R
島袋チカラ(CORE王子豊島)
松丸息吹(パラエストラ千葉)

▼DEEPバンタム級 5分2R
橋本優大(CAVE)
ヒロヤ(トライフォース赤坂)

▼DEEPフェザー級 5分2R
岩永翔吾(MAXI GYM)
西谷大成(トライフォース赤坂)

▼DEEPライト級 5分2R
レバナ・エゼキエル(BRAVE)
畠山祐輔(トライフォース赤坂)

※2020年7月11日(土)チケット発売
※新型コロナウイルスの感染拡大の状況によっては中止になることもあります。

【観戦注意事項】
コロナウイルス感染拡大防止対策として下記を実施。

※要マスク着用。
※入場時に非接触型検温器にて検温。2度の検温で37.5℃以上の発熱を検出した場合、入場不可。
※入場時に厚生労働省の接触確認アプリに登録か、チケットの半券の裏に氏名、住所、連絡先を事前に記入。
※手指の消毒の徹底(会場内各所にアルコール消毒液設置)
※出来るだけ観客同士の距離を空ける。

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