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2020年6月26日、ONE Championshipのチャトリ・シットヨートンCEO兼会長が、自身のSNSで7月31日(金)にタイで「無観客」の「ONE:No surrender」を開催することを発表した。
チャトリ会長は、Facebookで「先週末(6月20日&21日)に中国で開催された『ONE Hero Series 13、14』(ONEの中国ドメスティック大会)の成功を受けて、ONE ChampionshipはONEのフラッグシップイベントのスケジュールをキックオフすることになりました。7月31日にタイで開催される『ONE: No Surrender』は、クローズドドアで観客のいないスタジアムイベントで、全世界に生中継されます」と発表。
また、新たに『ONE Dark Series』をスタートし、ライブではなく事前に収録した12試合を放送することも予告した。
6月18日の時点でタイは「一般の国際的な往来とは別に、ビジネス上必要な人材等の出入国について例外的な枠を設置。現行の水際措置を維持した上で、追加的な防疫措置を条件とする仕組みを試行する」としており、6月25日の時点で日本の外務省はホームページで「非常事態宣言により、外国人の入国を原則禁止とする。ただし、労働許可証を有する外国人、外交団、国際機関の職員、政府の代表等に限り、健康証明書(出発の72時間以内に発行されたもの)及び出発地のタイ大使館/総領事館が発行するレター(労働許可証を有する外国人の場合のみ)の提示があれば入国は可能となる」としている。
タイ民間航空局は、タイ国に向けた航空機の飛行を6月30日まで延長しており、運休が解かれるのはいつになるか。また、ビザの申請や入国時の2週間の隔離措置もあり、ONEバンコク大会はどのような布陣で再スタートするか。
「No Surrender」──降伏しないことを大会名につけたチャトリCEOは、最後に「ONE Championshipのスーパースターチームに心から感謝しています。世界は100年に一度の世界的な危機に苦しんでいます。アジア全域ではほとんどの国境が閉鎖されたままです。全ての国で毎週のようにCOVID-19の政策が変更され、何も計画することができませんでした。あなたの心とハッスルのために、世界で最も偉大なチームに感謝します」と、再開に賛同したチームの面々への感謝の言葉を記している。