2020年6月28日(日)東京・新宿FACE『Krush.113』のセミファイナル、ライト級3分3R延長1Rで対戦する堀井翼(K-1ジム五反田チームキングス)と金子大輝(K-1ジム大宮チームレオン)が合同公開練習を行った。これは、お互いのSNSで舌戦を展開していたところ、堀井が「こんな時期だし前代未聞の同時公開練習をやってくれたら嬉しいな」と提案し、実現したもの。対戦相手の目前で、それぞれが公開練習を行った。
公開練習後は、2人揃っての質疑応答。金子が披露したアクロバティックな技の数々に「俺をナメてる」と堀井は不機嫌そう。「俺をおちょくってるのか、喧嘩売ってるのか。俺の喧嘩でボコボコにしてやるよ」とイライラを隠せない。
一方、金子は「(堀井は)おっかないなと思いました。僕は真面目です。おちょくってるつもりが全くないので、すいませんでしたって感じです」とひょうひょうと答える。
お互いにどういう技でKOを狙うのかと聞かれると、金子はこれまでの試合と同じように「ラウェイ・サンダーでKOしたいと思っています」と答える。堀井は「俺はラッキーパンチ」とこちらもいつも通りに答えたが、「お前、さっきから俺をおちょくってるのか! ラウェイ・サンダーなんて知らねえ。俺に喧嘩売ってるようにしか聞こえねえんだよ。今ここで喧嘩すんのか!」いきなり怒り始める。
しかし堀井は「試合前だからここで殴るわけにはいかねえからよ。“カメラボクシング”で前哨戦しようぜ」と提案。カメラボクシングとは、一定の距離でお互いがスマホを構え(移動禁止)、上半身やヒザを使って相手のカメラに捕らえられないように逃げつつ、相手の両目と口が判別できる写真を多く撮った方が勝ち(写真1枚=1ポイント)というゲーム。カメラボクシングは人気YouTuberのFischer’s(フィッシャーズ)が考案したものだ。
両者は携帯を構え、カメラボクシングが始まった。堀井は得意のフラッシュバック(のけ反って相手にメンチ切りする)、金子もラウェイのポーズで応戦し、写真を撮りまくったが、ポイントは5-3で金子が圧勝。自ら挑んだカメラボクシングで敗れた堀井はガックリと肩を落としたが「勘違いすんなよ。試合ではボコボコにしてやっからな!」と負け惜しみの捨て台詞。さらに持参したブラックサンダーを叩きつけてその場を去っていった。