2020年7月21日(火)東京・後楽園ホールにて開催される『Krush.115』の追加対戦カードが、6月17日(水)ライブ配信にて発表された。
延期となった4月・5月大会で組まれていたスーパー・ライト級の中野滉太(POWER OF DREAM)vs瑠久(K-1 GYM横浜infinity)、ライト級の里見柚己(K-1 GYM横浜infinity)vs瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)が今大会にスライド。
中野は2019年3月の『K'FESTA.2』プレリミナリーファイトでFUMIYAをKOで下し、7月のKrush後楽園大会では中国のトップファイターと互角に渡り合い一旦は勝者として名乗りを上げたものの、ローブローを巡って裁定が覆った。しかし、12月のK-1では平山迅を左フックでマットに沈め、実力を証明。戦績は6勝(5KO)2敗。
瑠久はフルコンタクト空手出身で、2017年のK-1甲子園準優勝。ウェルター級からスーパー・ライト級に転向すると堀井翼、松岡翔大を破り2連勝を飾ったが、2019年11月の山崎秀晃戦では初回KO負けを喫し、下克上を阻止された。中野と同じ21歳。戦績は7勝(3KO)2敗。3月の記者会見では「自分も次は中野選手あたりかなと思っていました。同じくらいの戦績で実力が試されるなって。寺島輝選手を含めて、俺がしっかり勝って俺が若い世代のスーパー・ライト級ナンバーワンであることを見せてベルトを獲りに行きたい」と、この試合に勝ってスーパー・ライト級次世代グループの中から一歩抜き出たいとコメントしている。
里見は13勝(7KO)8敗1分の戦績を持つ22歳。昨年8月の再起戦で、ベテランの山本真弘から得意の左ストレートでKO勝ちして名を上げた。スーパー・フェザー級からライト級に階級を上げて臨んだ2019年6月のK-1 WORLD GPでは大沢文也にワンマッチで判定負け。9月のKrushでは横山巧に1RでKO負けで連敗を喫したが、今年1月の金子大輝戦では得意の右のパンチを炸裂させてKO勝ちした。
瓦田はアグレッシブなファイトスタイルでデビューから5連勝。その後は東本央貴、川崎真一朗、ワン・ジーウェイに敗れたが、蓮實光と前戦の稲垣柊にはKO勝ちしてる。K-1ジム総本部の若手リーダー格。戦績は7勝(5KO)3敗。
3月に行われた記者会見で、里見は「自分のやることはしっかりKOすること」、瓦田は「相手のいいところを消して、自分のいいところを出せれば自分の思ったような試合運びできるかと思っているので、いかに相手のいいところを消せるかです」とコメントしている。
バンタム級では第4代Krushバンタム級王者・晃貴(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs松本日向(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)の好カードが決定。
晃貴は現K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者・武尊と同じ鳥取県出身で、鳥取時代も同じジムにいた弟分。2019年1月の王座決定戦で萩原秀斗を延長戦の末に下し、第4代Krushバンタム級王座に就いた。4月には初防衛戦を行い、隼也ウィラサクレックからダウンを奪って大差の判定勝ちを収めたが、6月のK-1でサンベル・ババヤンに敗れ、2019年11月の2度目の防衛戦では佐々木洵樹に敗れて王座を失った。さらに今年3月に新鋭の吉岡ビギンにも敗れて3連敗と崖っぷち状態。
対する松本は「格闘代理戦争4thシーズン」(ABEMA)の卒業生でK-1カレッジ2018 -55kg王者。2019年9月のプロデビュー戦と11月の2戦目で共に橋本実生を破り、今年3月には多久田和馬に初KO勝ちして3戦全勝と勢いに乗っている。元王者か、勢いのある松本か。
また、スーパー・フェザー級では9勝(9KO)4敗2分の西元也史(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)と、K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者・安保瑠輝也から「いま伸びていて強くなっている」とお墨付きの2勝(1KO)無敗の松本涼雅(team ALL-WIN)が対戦。
スーパー・フェザー級では三輪裕樹(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs齋藤祐斗(JK TRIBE) の攻撃力のある者同士の対決、バンタム級では池田幸司(ReBORN経堂)vs橋本実生(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の『格闘代理戦争』卒業生同士の対戦も決定した。