自粛期間中は普段していなかった筋トレを自宅でしていたという青野
女子MMAファイターの青野ひかる(ストライプル新百合ヶ丘)は日本大学レスリング部出身。全日本社会人選手権48kg級優勝、全日本学生選手権48kg級優勝など女子レスリングで数々の実績を持ち、山本美憂との対戦経験もある。2017年12月にMMA転向後は2018年3月から3連勝も、2019年3月にベテランの富松恵美にリアネイキドチョークで一本負け。しかし、同年6月の檜山美樹子戦、9月の古澤みゆき戦と連続一本勝ちを収めた。
(写真)ダンベルを購入して自宅トレーニングに励む
昨年12月、事実上のDEEP JEWELSアトム級王座挑戦者決定戦をハム・ソヒの妹分パク・シウ(韓国)と争ったが1R3分40秒、TKO負け。5月6日の東京・後楽園ホール『DEEP JEWELS 29』で再起戦が決まっていたが、新型コロナウイルスの影響で大会は中止となった。
「今はジムが再開しているので毎日練習漬けの日々です。緊急事態宣言が解けジムが再開してからは今まで通り練習しています」と、現在は日常を取り戻していると青野。ただ「自粛期間に色々勉強したので闇雲にやるのではなく技の対処や仕掛け、シチュエーションの部分を細かく考えてやるようになりました」と、練習ができない時間に考えたことで変化はあるという。
(写真)手作りマスクも作成していたという女子らしい一面も
「自粛期間中はジムに行けなかったので、外で走ったり、公園でミットをやったり、技の動画を見て研究したり、普段筋トレはしないのですが、自宅にダンベルを購入し、筋トレをしていました。普段やらないことをやっていたのでプラスになったと思っています」と、この期間をマイナスではなくプラスに転じさせた。
再起戦が中止となり、試合期間が空いてしまったが「元々、しばらく練習に専念して試合は1年くらいいいかな、と思っていたので特に心境的には変わりありませんでした」と、自分を作り直す期間に当てようと考えていたため焦りもなかった。自粛期間中は「細かいことが好きなので手作りマスクを作っていました」と、女子らしい一面も。
考える時間が増えたのでは、との問いには「深く考えても何も変わらないので技の動画を見て研究したり、どうぶつの森をたくさんやっていました」と、青野なりに有意義に過ごしてきたようだ。
最後に、ファンへのメッセージを聞くと「いつも応援してくださってありがとうございます! 皆さんの応援のおかげで頑張れます。心に響くような試合が出来る様にこれからも頑張ります!」と意気込みを語った。