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K-1、PRIDE、UFC、Bellator等で活躍したミルコ・クロコップ(44歳・クロアチア)が2日、自身のインスタグラムで、頭部へのダメージにより現役引退することを表明した。
「これまで私は何度も(引退を)発表してきましたが戻ってきました。しかし、今回は本当に最後になります。月曜日の朝、トレーニングで一撃を受けました。今日、私は退院しましたが、気分が悪く、そのまま(引退)にしたいと思っています。回復が成功し、約3カ月後にはトレーニングを続けることができるでしょうが、それをするのは少し難しく、頭部を痛めることは二度とできないでしょう。私のキャリアの中で私についてきてくれて、勝利と敗北の両方で、私と共にいたすべての人に感謝します。私は豊かで非常に長いキャリアを持つことできました」
現地報道によると、ミルコは2月25日のトレーニング中に頭部に打撃を受けて入院、まひなどはなく、退院したという。
ミルコは2月16日に米国アンカスビルで開催された「Bellator216」で、2011年10月の「UFC137」で3R TKO負けを喫していたロイ・ネルソン(米国)と再戦。ネルソンのテイクダウンを切り、ケージレスリングでも応戦、得意技の左ミドルキックなどで攻め込み、判定勝利を収めていた。
Mirko Cro Cop wins via unanimous decision at #Bellator216.
— Bellator MMA (@BellatorMMA) February 17, 2019
Here is your post-fight interview, following a very tough rematch and Cro Cop’s Bellator debut. pic.twitter.com/8bcqQw8Svp
日本のK-1、PRIDE、DREAM、IGF、RIZINにも参戦し、近年では石井慧をクロアチアのジムに迎え入れ、ともに練習に励んでいたミルコ。1996年3月10日のジェロム・レ・バンナ戦が日本での初試合だったミルコ・フィリポヴィッチは約22年間のプロキャリアを「豊かで非常に長いキャリアを持つことできました」と綴っている。なお、ミルコの練習パートナーである石井は3月2日、「HEAT 44」名古屋大会でHAETヘビー級王座に挑戦、K-1で戦ったバンナも参戦する。