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【Bellator】ミルコがネルソンにリヴェンジ！ MVPにデイリーがテイクダウンゲーム仕掛けるもペイジが判定勝利。カンゴがBellator8連勝、アモソフは驚異のMMA21勝無敗に＝「Bellator216」

2019/02/17 13:02
【Bellator】ミルコがネルソンにリヴェンジ！ MVPにデイリーがテイクダウンゲーム仕掛けるもペイジが判定勝利。カンゴがBellator8連勝、アモソフは驚異のMMA21勝無敗に＝「Bellator216」

（C）Bellator

▼ウェルター級（77.1kg）ワールドGP1回戦 5分5R
○マイケル・ペイジ（英国）
[判定3-0（48-47×3）]
×ポール・デイリー（英国）

1R、「MVP」コールのなかオーソ構えのペイジは両手を下げ、半身から圧力をかける。アップライトに構えるデイリーはサークリング。長身のペイジは左サイドキックで牽制。左右にステップして間合いを外すデイリー。前手を上げて上下をフェイント。オーソに変えて、すぐにスイッチ。右のサイドキックはペイジ。互いに慎重ななか、デイリーはジャブのダブルで牽制。半身のペイジは左ジャブも誘い出してのカウンターを狙う。そこには乗らないデイリーも待ちの状態。ペイジは腿への蹴り、詰めてスーパーマンパンチ＆ヒザもデイリーがブロックで1Rが終了。

2R、両手を回して牽制するペイジ。デイリーは右から左の二段蹴りをデイリーのアゴにヒット！ 前に出てきたデイリーは低いシングルレッグ、切るペイジを追いダブルレッグへ。差し上げるペイジ。四つからかわそうとするペイジを追い左で差すが、ペイジはいなして突き放す！ 両足でマットを踏みフェイントかけるペイジ。デイリーはダブルレッグテイクダウン！ 両足を束ねて4の字で固定し、ヒジを打つがペイジも上体は立てたまま金網背に。デイリーは左パウンド、ヒジ狙い。デフェンスするペイジは立つが、その際を狙っていたデイリーは左フックを放つ！ スリッピングアウェイで頭ずらすペイジだが、デイリーの圧力に足をつまずかせる。

3R、中央を取るデイリーだが、左ジャブ、蹴りでテイクダウンを牽制するペイジ。金網背に右のロングフックを放つペイジ。避けるデイリーは右ストレートもそこにペイジはいない。デイリーはダブルレッグへ。左で差し上げるペイジは右で小手に巻き体を入れ替え、左ヒザ！ しかし、ボディロックから内がけでテイクダウンはデイリー！ 背中をつけたペイジはクローズドから足を上げてくるが、そこもさばいたデイリーは片足を抜く。上体を金網で立てるペイジ。頭を上げたデイリーはシッティングの状態のペイジに右フック！ さらに左！ ペイジもそのスペースが空いた瞬間に立ち上がる。

4R、2Rからテイクダウンの攻撃に切り替えたデイリーは、4Rも早々にダブルレッグからシングルレッグに切り替えテイクダウン！ マット中央でペイジに背中を着かせる。クローズドのペイジは下からヒジ！ 中腰になるデイリーは前腕を喉元にあて圧力をかける。ペイジの三角絞め狙いでデイリーが上体を放したところにペイジはスタンドへ。追いかけるデイリーは低いダブルレッグも切られると腹這いに。その立ち際にペイジは右ハイ！　そこにデイリーはバックフィストを放つ。金網背にしたデイリーに右から左の二段ヒザを顔面に突く！ 小手投げ狙うデイリーに右を差して組み付いたのはペイジ。金網沿いに崩してテイクダウン！ ハーフから残り1分をペイジが削る！

5R、早々にダブルレッグはデイリー！ テイクダウンに成功すると背中をつけたペイジに鉄槌。パウンドを上体を立ててきたペイジの首を抑えるが、立つペイジに再びシングルレッグを仕掛ける。ハイクラッチで持ち上げようとしたデイリーだが、その際でスイッチ、コブラを仕掛けたペイジはバックに回る！ リアネイキドチョーク狙いを解き、背後からヒジ！ 何とか立とうとするデイリー。金網背にスタンドに。すぐに体を入れ替える。残り30秒、シングルレッグを仕掛けたのはデイリー。渾身のシングルレッグだが、それを潰したペイジが上に。しかし、デイリーも蹴り上げからシングルレッグに入るとペイジが右のこぶしを入れる。立つデイリー。ゴング！　熱戦は判定へ。

接戦の判定は3-0（48-47×3）でMVPことペイジが勝利。判定コールにはどよめきとブーイングが沸き起こった。試合後、5月のウェルター級ワールドGP準決勝の相手ダグラス・リマがケージイン。ペイジとリマは互いに敬意を示すと握手をかわして2ショットに収まった。

▼ヘビー級 5分3R
○ミルコ・クロコップ（クロアチア）
[判定3-0（30-27,29-28）]
×ロイ・ネルソン（米国）

スプリングスティーンの「Born in the U.S.A.」で入場のネルソンに対し、デュラン・デュランの「ワイルドボーイ」で入場のミルコ。

1R、サウスポー構えのミルコは低い構え。ネルソンはオーソからジャブついて圧力かけて金網背にさせる。組み付くネルソンだが、ミルコは力強く押し返す。レベルチェンジを見せて上下に揺さぶるネルソン。頭から突っ込み金網押し込むが受け止めたミルコは押し返し、左ストレート！

下がるネルソンだが右を差して金網に押し込む。左でオーバーフックするミルコだが、ネルソンはボディクラッチ。しかし、ここを切ったミルコはしっかり押し返してクリンチから左アッパーを突き上げる。そこにネルソンも左ヒザで突き放す。

ミルコの左ストレートに頭から突っ込むネルソンにすぐに体を入れ替え左ヒジ、ヒザ、左アッパーはミルコ！ 距離を空けるとミルコはついに伝家の宝刀・左ミドル！ すぐにネルソンは組み付きヒザを突く。ミルコはローブローを気にする。2Rへ。

2R、先に圧力かけるネルソン。組みに行くとミルコは切る。左を振り、けん制するミルコ。ワンツーから胴に組み付くネルソン。体を入れ替えるミルコに差し替えようとするネルソン。そこにミルコはクリンチからヒザ！ さらにアッパー！ ミルコは徹底してケージを背にせず入れ替え、ネルソンは離れる。

左インローを二度当てておいて左ハイはミルコ！ ここはブロックするネルソン。ダブルレッグに入るが、ここも差し上げるミルコ。石井慧らとの組み練習の成果か。しかしパンチから頭が交錯した後、右を浴び下がり始めたミルコ。ネルソンのシングルレッグに一瞬頭を抱えるが、ギロチンは放して差し上げ体を入れ替える。左インローはミルコ。しかしネルソンも右ボディフック！ ミルコも左ハイを打ち込む！ ブロックするネルソンだがガード上からも衝撃。最終3Rへ。

3R、ネルソンの入りに左ストレートを狙うミルコは左ロー。下がりながらも左インローを再び放つ。突っ込むネルソンに左ストレート、インローはミルコ。ネルソンは低いダブルレッグに入るが、足を抜くミルコ。左足にダメージが見受けられる。なおも追うネルソンは組み付くが、ここも体を入れ替えるミルコ。押し返して右ジャブを突く。頭突き合わせた両者。引き落としはネルソン。しかしここも耐えるミルコだが、下がり気味に。ネルソンはアッパーから前へ！ ついに金網詰めダブルレッグテイクダウン！ 背中をつけたミルコはクローズドガード。金網押し付けるネルソンだが、ミルコも下からヒジ打ちゴング。
判定へ。

2011年10月「UFC137」以来の再戦（※前戦はネルソンが3R TKO勝ち）。判定は3-0でミルコがタフマッチを勝利。リヴェンジに成功するとともに、MMA10連勝でBellator初陣を飾った。

▼ヘビー級 5分3R
○チーク・カンゴ（フランス）
[判定3-0（30-27,29-28）]
×ヴィタリー・ミナコフ（ロシア）

1R、ともにオーソ。右を振り組み付いていくのはミナコフ。ケージを背に差し上げるカンゴ。2度目の組みでも体を入れ替え、ヒザを突き上げるのはカンゴ。それが金的となり中断。再開。3度目の組みも突き放すカンゴはカウンター狙い。左インローを当てるが、2度目のローはミナコフがつかんでテイクダウン！ しかしすぐにカンゴは立つ。左振り、左で差して金網押し込み右でパンチ放つカンゴ。突き放すミナコフも左を突き刺し前に出る。

2R、圧力をかけるのはミナコフ。カンゴは右にサークリングでカウンターを狙う。追うミナコフに下がるカンゴ。残り1分で左ジャブ、右ストレートで前に出て左で差して押しカンゴ。さらにクリンチボクシングで右フック、ヒザを突き上げ、攻撃をまとめる。

3R、インローを効かせるカンゴ！ 連続で浴びるミナコフだが、連打にテイクダウンを合わせたミナコフがラウンド序盤にカンゴに背中をつかせる。ハーフからミナコフはエゼキエルチョーク狙い。さらに脇腹にパンチを放つ。片手ギロチンからシッティングし金網背に立つカンゴはすぐに首相撲ヒザ！ 右アッパー連打がミナコフのアゴをとらえる。最後はカンゴからダブルレッグに入り、ゴング。2、3Rともに試合の終盤にいい印象を与える。

判定は3-0でカンゴが元王者を下し、MMA30勝目、Bellator8連勝を飾った。


▼ウェルター級 5分3R
○ヤーソラフ・アモソフ（ウクライナ）
[判定3-0（29-27, 29-28, 29-28）]
×エリッキ・シウバ（ブラジル）

テイクダウンから強靭なバックコントロールを見せたアモソフが、MMA21勝無敗を記録。

▼女子フライ級 5分3R
○ヴァレリー・ルレーダ（米国）
[1R 2分55秒 TKO]
コルビー・フレッチャー（米国）

※テコンドー出身のルレーダは右から左ストレート効かせ、左ミドルハイ。フレッチャーが後方にダウン！ すぐに鉄槌連打でTKO。号泣したルレーダはコーチである父に感謝の言葉を述べた。

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