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【修斗】初夏の大阪夏の陣は7月12日メルパルクホールOSAKAで「観客あり」で開催! W王座戦=川名雄生vs.キャプテン☆アフリカ、前田吉朗vs福田龍彌

2020/06/06 09:06
 株式会社サステインは、新型コロナウィルス感染防止策を鑑み、6月28日エディオンアリーナ大阪大会の中止を発表。かわって7月12日(日)に会場をメルパルクホールOSAKAに移し、「無観客」ではなく観客を入れて1席ずつ席の間隔を空けて観戦する形での開催を発表した。  7月12日大会も5月31日大会同様に、出場選手の免疫力低下防止と水抜きによる体重調整をなるべく行わないようにする為、当日計量と通常階級より1階級上での試合を実施。「大阪府発表の新型コロナウィルス感染防止対策のガイドラインに則り、客席を解放し、予防対策を講じた上でイベントを開催する」としている。  ライト級では、6.28に予定されていた「世界ライト級王座決定戦」川名雄生(同級1位/Y&K MMA ACADEMY)vs.キャプテン☆アフリカ(同級2位/総合格闘技道場コブラ会)の一戦を、7.12の今大会へスライド。  2月16日付けで修斗第12代世界ライト級王者・松本光史が王座を返上しPANCRASEに参戦。川名とキャプテンで空位となっていた王座を争う。  現環太平洋ライト級王者の川名雄生は組みの展開に絶対の自信を持ちながらも、乱打戦に持ち込み相手の気持ちもろともたたき潰すファイトスタイルで、修斗では5年間無敗を誇る。元ウェルター級キング・オブ・パンクラシストの鈴木慎吾や元UFCの小谷直之を撃破するなど、修斗ライト級を代表する選手としてここ数年に確固たる地位を築いた。  2018年にはPFLに参戦し、18勝1敗のイスラム・マメドフ、2019年シーズン準決勝進出のクリス・ウェード、元UFCラムジー・ニジェムといった強豪相手に連敗も、2019年1月に修斗に復帰し、実力者・岡野裕城を判定3-0でドミネートしている。  対するキャプテン☆アフリカは、2018年11月の小谷直之戦の敗戦以降、グラップリングのQUINTETでも出花宗太郎名義で活躍しながら、2019年6月に修斗でウエタユウに判定勝ち、11月にはABを2R TKOに下し、2連勝を決めている。  柔道・柔術をバックボーンとする日本を代表するグラップラーながら、直近のAB戦では組技に加え、持ち前のパンチ力にボクシングテクニックが更にアップ。KO勝利でランキング2位に浮上し今回の王座決定戦に駒を進めた。  地元大阪の大声援を背に頂点を目指すキャプテン☆アフリカが修斗伝統のベルトを巻くのか? 二度目の世界王座獲得のチャンスとなる川名が悲願のベルト奪取となるか?  テイクダウンは互角も極め率ではキャプテン☆アフリカが有利。しかし川名はそのポジションを許さないドミネーターでもある。リーチではキャプテン☆アフリカが長いが、川名は乱打戦に強い。毎試合激戦となる両者によるチャンピオンシップは、浪速のファンのハートに響く事は間違いないだろう。  また、新たな対戦カードとして世界フライ級暫定王座決定戦、前田吉朗(同級1位/パンクラス大阪稲垣組)vs福田龍彌(同級4位/MIBURO)の一戦が決定した。  DEEP、PANCRASEに続き3本目のベルトを狙う前田吉朗だが、修斗参戦当初から扇久保博正(パラエストラ松戸)の首に照準を定めており、今回の「暫定王座決定戦」でいよいよ対戦に王手を掛ける事となった。  WEC、DREAM等、数々の団体で日本のトップファイターとして活躍し、押し引きを織り交ぜ、対戦相手を翻弄する試合運びは正に歴戦の強者と呼ぶに相応しい。ただし、2019年1月の清水清隆戦では一発のパンチ(右フック)で苦杯を舐めており、キャリアでは劣るものの亀島聖児、渡辺健太郎を相手に2連勝中でサウスポーから繰り出す思い切りの良い打撃を持つ福田龍彌が乱打戦に持ち込めば面白い展開になるだろう。  フライ級1位の前田は清水戦の1R KO負け以降、2019年6月に3位の内藤頌貴にスプリット判定勝ち、11月のDEEP&PANCRASE大阪大会ではタイのペイヨングサックにリアネイキドチョークで一本勝ちと2連勝中。2位の清水も2020年5月に水抜き禁止のバンタム級戦ながら7位の小堀貴広に2R TKO勝ちし、マット上で現フライ級正規王者の扇久保に「返すか、俺とやるかはっきりしろ」とベルト挑戦を訴えかけているだけに、「暫定王座」を掴んで扇久保との初対決にして統一戦を望む前田と、扇久保へのリヴェンジを誓う清水、そしてそこに割って入ろうとする4位の福田という構図だ。そして同級には3位に内藤頌貴、5位に平良達郎も控えており、注目の階級となっている。  関西勢同士のチャンピオンシップでもあり大会が盛り上がることは間違いない。暫定王座のベルトを手にするのは試合巧者の前田吉朗か、サウスポーの強打者・福田龍彌か。修斗の絶対王者・扇久保博正との統一戦に駒を進めるのは果たしてどっちだ?  その他にも小巻洋平(世界ストロー級3位/リライアブル)と本田良介(世界ストロー級6位/フリー)によるランキング戦が実現。小巻は2019年に行われた箕輪ひろばとのストロー級世界王座決定戦で2R リアネイキドチョークで敗れはしたが、序盤は打撃で有利に進めており、惜しい敗戦となった。世界王者となった箕輪は戴冠後即座にONE Championshipとの契約を勝ち取っており、悔しい思いもしただろう。ここはランキング上位をキープしながら次のチャンスに備えるためにも、負けられない一戦となる。  一方の本田良介は2019年6月に「闘裸男」で安芸柊斗に2R リアネイキドチョークで一本勝ち。同年9月にはスプリットデシジョンながら元世界王者の黒澤亮平(パラエストラ松戸)も破っており、福岡に居ながらも着実に実力を発揮し始めている。下半期には福岡で「闘裸男」が開催される噂もあり、更にランキングを上げて地元大会を盛り上げたいところだろう。どちらが勝利しても今後のストロー級戦線を占う重要な試合となる事は間違いない。  そして、元GLADIATORフライ級王者の南出剛(創道塾)が久々の修斗参戦が決定。服部賢大(修斗GYM神戸)との対戦が決定している。南出は2016年11月から2018年3月の土屋大喜戦まで3連勝も、2018年11月に安藤達也にRNCで一本負け、2019年6月にダイキ ライトイヤーに判定負けと2連敗中なだけに踏みとどまりたいところ。  対する2014年フェザー級新人王の服部はDemolition、修斗BORDER、TTF CHALLENGEなどで戦い3勝3敗1分。2016年7月の魚井フルスイング戦のKO負けから2020年1月の復帰戦ではエダ塾長こうすけに2R KO勝ちを収めており、連勝をマークしたい。  さらに同大会では、修斗と同じく、ONE Championshipとパートナーシップを結ぶ「全日本新空手道連盟」の提供試合も数試合行われる予定だ。ジャンルを超えて関西オールスターが集結する大阪大会のチケットは6月9日(火)より発売予定。また、今後の追加対戦カードの発表にも注目だ。 プロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO 2020 Vol.4 in OSAKA Supported by ONE Championship2020年7月12日(日)メルパルクホールOSAKA(大阪府大阪市淀川区宮原4-2-1)[開場]13:30[開始]14:00 [チケット発売日]6月9日(火) 【決定対戦カード】 ▼世界ライト級チャンピオン決定戦 5分5R川名雄生(同級1位・同級環太平洋王者/Y&K MMA ACADEMY)キャプテン☆アフリカ(同級2位/総合格闘技道場コブラ会) ▼世界フライ級暫定王者決定戦 5分5R前田吉朗(同級1位/パンクラス大阪稲垣組)福田龍彌(同級4位/MIBURO) ▼フライ級 5分3R小巻洋平(世界ストロー級3位/リライアブル)本田良介(世界ストロー級6位/フリー) ▼フェザー級 5分3R南出 剛(創道塾)服部賢大(修斗GYM神戸) ▼ウェルター級 5分2R林RICE陽太(パラエストラ東大阪)石田 拓穂(リライアブル)※デビュー戦
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