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世界に広がる“コスプレ”ファイターたち

2020/05/03 20:05
世界に広がる“コスプレ”ファイターたち

【写真】『ストリートファイター』のダルシムのコスプレをするアンジェラ・ヒル。(C)INVICTA FC/ONE Championship/Bellator 

 漫画やアニメ、ゲームの登場人物やキャラクターに扮する「コスプレ」。コスチューム・プレイを語源とする和製英語だが、コンテンツの世界への広がりとともに、英語でも「cosplay」として認知されている。

 もともとは15世紀の仮面舞踏会での仮装から、1930年代から1940年代の世界SF大会=ワールドコン(The World Science Fiction Convention)での仮装大会、1960年代のアカデミーコン(Academy of Comic-Book Fans and Collectors)、1970年代のゴールデン・ステート・コミック・ブック・コンベンション=“コミコン”でのコスチューム・ショーと、当初はコミックやSF・特撮ファンタジー映画などの影響が強い仮装パーティーだった。

 しかし、日本では1970年代からの同人誌即売会であるコミックマーケット通称“コミケ”にて、漫画やアニメの扮装をするコスチュームプレイが“コスプレ”と呼ばれるようになり、1980年代からメディアでも多くのコスプレイヤーが紹介されるようになった。

 格闘技界では、英語圏でオタクがクールと言われる以前に、元UFC世界ウェルター級王者のカーロス・ニュートンが勝利後にかめはめ波を披露するなど、漫画・アニメファンを公言する選手が現れ、日本でも須藤元気がブルース・リーやジャッキー・チェンのオマージュ溢れる入場が話題を呼んだ。

 ファイター兼本格的コスプレイヤーとして入場以外でも話題を呼んだのは長島☆自演乙☆雄一郎だ。涼宮ハルヒ、初音ミク、矢澤にこなど数多くのコスプレレパートリーを持つが、なかでも2010年大晦日、青木真也戦では、『探偵オペラ ミルキィホームズ』の主演声優陣をバックダンサーに明智小衣のコスプレで入場した長島は、同番組を制作するブシロードをスポンサーにつけて試合を行うなど、自身の嗜好をマネタイズした先駆者と言えよう。

 現在では、本計量を終えたファイターが公開計量時にコスプレを披露したり、試合で好きなキャラクターのコスプレで花道を入場するファイターは少なくない。また、ハロウィンイベントなどで、K-1ファイターたちが仮装を披露するなど、コスプレは一般的となっている。

【写真】毎回、ハロウィンのK-1イベントで気合いの入ったコスプレをする城戸康裕。前回は、ドラクエⅢのゾーマになった。

 ファンをエンターテインし、自身もハイプするコスプレには、それぞれのファイターの嗜好や哲学なども現れている。国内外のファイターによるコスプレを下記に紹介しよう。

 現在のMMAファイターでもっともハイレベルなコスプレイヤーはUFCで3連勝と活躍中のアンジェラ・ヒル(米国)だろう。5月16日のUFCフロリダ大会で、ノヴァウニオンのクラウディア・ガデーリャ(ブラジル)との対戦が決定しているヒルは、もともとクーパー・ユニオンの美術学校で学士号を取得しており、ファイターになる前は、アニメーターとバーテンダーを仕事としていた。

 INVICTA FC時代から、『アフロサムライ』や『ストリートファイター』のダルシム、RPGゲーム『Fallout4』などのクオリティの高いコスプレを披露していたヒルは、コミコンにも参加するなど筋金入りのコスプレイヤーだ。2017年2月のUFC再デビュー戦では、前日計量で『ストリートファイター』のサガットのコスプレで登場。ムエタイスタイルから最後の両手をクロスして笑う仕草まで“完コピ”し、会場を沸かせた。

 INVICTAでは、RIZINで浜崎朱加と対戦したジン・ユ・フレイ(米国)もコスプレ好きとして知られる。これまでもDCコミックスの『ワンダーウーマン』、『ストリートファイター』の春麗(チュン・リー)などを筋骨隆々の身体とともに披露し、話題を呼んだ。

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