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【ONE】岡見勇信「獅子奮迅の気持ちでONEで闘い抜きます」。岡見が参戦するONEウェルター級とは?

2019/02/22 11:02
岡見勇信(EXFIGHT)が『ONE Championship』と契約したことを自身のSNSで発表。同時にONEも「日本のレジェンド岡見勇信がONEに参戦」とプレスリリースを発表した。 岡見のMMA戦績は35勝12敗。2002年にPRE-PRIDE.4で優勝し、同年9月のDEMOLITIONでプロデビュー。PANCRASE、PRIDE武士道等を経て、2006年1月にはハワイ「RUMBLE ON THE ROCK」であのアンデウソン・シウバとも対戦(シウバが反則のキックで負け)している。 2006年8月からUFCに参戦。2011年8月にはアンデウソン・シウバが持つUFC世界ミドル級王座に挑戦し2R TKOに敗れたが、ズッファ体制に移行しTUFのブレーク後、最盛期を迎えたUFCで、日本人選手で王座挑戦までたどり着いたのは岡見勇信と堀口恭司の2選手のみ。さらに日本人で唯一、オクタゴンで10勝以上(UFC14勝7敗)を挙げるなど、まさしく「日本のレジェンド」の呼び名にふさわしい活躍を遂げている。 2013年9月にUFCとの契約解除後も、DEEP、PANCRASEを経て北米WSOF、PFLでも勝利。2017年9月にUFCと再契約を果たし、日本大会での階級上の挑戦を経て、再びウェルター級で世界の頂点を目指していた。2018年4月にはディエゴ・リマに判定勝ち。しかし12月にアレクセイ・クンチェンコ(20勝無敗)に判定負けし、動向が注目されていた。 そんななか、2019年2月20日にONE Championshipのチャトリ・シットヨートンCEO&会長が岡見勇信と契約したことを発表。岡見も自身のSNSで「いつも応援いただいており、ありがとうございます。本日公式発表がありましたが、ONE championshipにて闘うことを決意しました。『日本人の強さを証明する』必ずチャンピオンになります」と、ONEでタイトルを獲得すると意気込みを伝えていた。 独特のルールや計量方法を採用するONEで岡見が目指す頂きはどこになるのか。「チャンピオンになります」という岡見が見据えるONEの現時点でのウェルター級王者はゼバスチャン・カデスタム。PXCウェルター級王者から、ベン・アスクレンが返上したONE同級のベルトを巻いた、オマー・ブイシェ&オーレ・ローセンを師に持つスウェーデンファイターは、3月8日のミャンマー大会でゲオルギー・キシギン(カザフスタン)を相手に初防衛戦を行うことが決まっている。 挑戦者のキシギンはMMA20勝5敗で現在14連勝中。20勝中16の一本勝ちを誇る極め技師だが、2018年12月のRCCでのホウジマール・トキーニョ戦では打撃でトキーニョを1R TKOに降している。 果たして、ONEで岡見が対するのはカデスタムかキシギンか。それともあらたなウェルター級ファイターか。北米進出も視野に中量級の層も厚くしているONEがどんな相手を岡見に用意するのかも注目だ。→岡見は5月3日、インドネシアのジャカルタで開催「ONE:FOR HONOR」でキャムラン・アバソフ(キルギス/20勝4敗)と対戦が決定。 ONE参戦発表後、岡見は『ゴング格闘技』に以下のコメントを寄せてくれた。 ◆岡見勇信「必ずチャンピオンになり、日本人の強さを国内外に証明します」 「この度、ONE championshipと契約を締結しました。獅子奮迅の気持ちを持ち、ONEで闘い抜きます。 北米とはまた違ったアジア圏で試合ができること、そして日本での視聴環境が整っている団体に身を投じることは、日本人である自分にとって、格闘家としても人間としても成長できる機会になると確信しています。 階級は変わらずウェルター級(※ONEでは83.9kgリミット)です。年齢と共に厳しくなってきた減量時の水抜きが禁止されていることも、ONEを選んだ決め手の一つとなりました。水抜きがなくなることで、精神面・肉体面ともにベストな状態で試合に臨めると今から楽しみにしています。 必ずチャンピオンになり、日本人の強さを国内外に証明します。引き続き、応援のほどよろしくお願いします」 ウェルター級でONEに参戦する“現在進行形のレジェンド”岡見勇信に注目だ。
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