4月2日の榊原信行CEOによる4.19『RIZIN.22』横浜アリーナ大会中止の会見を受けて、扇久保博正(パラエストラ松戸)が自身のYouTubeチャンネル「おぎちゃんねる」にて、ひとり「緊急会見」を行った。
スーツ姿でカメラの前に登場した扇久保は『RIZIN.22』の中止、ベルトを賭けて対戦予定だったマネル・ケイプのUFC電撃契約、次戦の相手などについて、率直な気持ちを語った。会見後、本誌では扇久保にインタビュー、新型コロナウイルスをめぐるジムの状況など、詳細を聞いた。
扇久保は、冒頭で「『RIZIN.22』も無くなっちゃったんですよね……」と語り出すと、「(榊原CEOの)記者会見がある直前まで、中止になることを知らなかった」と、衝撃の事実を告白。「ほんとうに追い込んでました。ずっと、冗談抜きで」と、直前まで何らかの試合があるものとして、練習を行ってきたことを明かした。
3月30日のツイートでは、「毎日濃厚接触して練習してる。僕らは不安で仕方ないです。試合あるかもしれないから追い込みと減量しなきゃならないし……どうなるんだろ」と、新型コロナウイルス感染の恐怖に怯えながらも練習していることを吐露していた。
大会中止の報は会見前にはマネージメントサイドには届いていたが、「なぜか教えてもらえなくて(苦笑)。優しさ? そうだと思います。ほんとうに追い込んでいた最中だったんで、(そのまま)追い込んでおけ、ということだと思います」と、様々な不安を抱えたなかでの練習の追い込みが終わるまで、緊張感を切らさないために敢えて伝えなかったのだろうと扇久保は語る。
パラエストラ千葉ネットワーク代表の鶴屋浩氏は、そのときのことをこう振り返る。
「ケイプがUFCに行ってしまうかもしれない、ということは事前に聞きましたが、扇久保が追い込みの最中にそれを伝えることで、迷いが出て気が抜けて怪我などをしてしまわないように、その話はほんとうに発表されるまでは伝えずにいました。ケイプ側から発表があってからも、大会が中止になるとは発表されない。だから『試合があるつもりでいよう』と扇久保とも話し、減量にも入っている厳しい時期のため、RIZINに問い合わせを続けるという状況でした。大会が完全に中止になると聞いたのは直前でしたね」
榊原CEOの緊急会見の前日4月1日には、ケイプがUFCとの契約を発表。タイトル挑戦が決まっていた扇久保は、「うそーーーーーん笑」と泣き顔の顔文字と一緒にツイート。「まあ仕方ない。絶対いい試合をして、もっとRIZINをUFCより魅力的な団体にしてやる。寝技でお尻を叩きたかった……。ケイプ頑張れ。応援はしないけど。せっかく温めておいたたくさんの雑コラ画像を、すぐ世に放たなかった自分の爆発力のなさに嫌気がさします」と、「応援はしない」と言いつつも「頑張れ」の言葉も記すなど、人の良さを見せていた。
ケイプのUFCとの契約について扇久保は、会見であらためて「どうなんですかね。大晦日(朝倉海に)勝ったらUFCみたいな話は、あってもおかしくないですよね。UFCはそういう条件を出したりすることもあるので」と、RIZINとの契約最後の試合にケイプが賭けていたのでは、と推測。自身は同日に石渡伸太郎との接戦を制し、挑戦権を獲得していただけに、「正直……ムカつきましたね。(まず自分とやってから行ってくれと?)そうですね。ナンダヨーと思いましたね」と、ケイプの言葉を引用して、不快感を表した。
扇久保は2016年に「The Ultimate Fighter」のシーズン24に参加。ジョセフ・ベナビデス率いるチーム・ベナビデスに所属し、フライ級トーナメントでカジムロ・ズル、アダム・アントリン、アレッシャンドリ・パントージャを下して決勝戦に進出。ティム・エリオットには判定負けを喫したものの準優勝となるなど、現UFCフライ級ランカーたちを下していることになる。
ケイプのUFCでの可能性については、「フライ級でやるそうですね。活躍? どうですかね、打撃は強いですけど……」と印象を語ると、ケイプとの興味深い接点を語ってくれた。
「僕、大晦日、同じ控室で隣りだったんで、ずっと(ケイプがアップするのを)見ていたんですけど、はっきり言って、マジで寝技できないっていうのが見えちゃってたんで。ずっと直前までコーチから寝技を教えてもらっていて“あー、寝技できないんだ”と思っていました。(UFCでは)そこがどうかな、と思います。そんなにデカくもないですし」
ケイプのアップする動きで穴が見えていたという扇久保。同時に「まあ、やってみなきゃ分からないですけどね。(身体の)バネとかも凄いし、トリッキーなんでやり辛いなとも思っていました」と、身体能力の高さに加え、変則的な動きを警戒していたという。
今後については、新型コロナウイルスの状況次第となるが、プロ野球やJリーグの再開とともに、RIZINも再始動を目指し、今夏にビッグマッチの実現を目標としている。扇久保の次戦もそこで組まれることになる。
本誌の取材で榊原CEOは、バンタム級王座決定戦が行われる場合、扇久保を筆頭に、その対戦相手として、ビクター・ヘンリー、パトリック・ミックス、朝倉海の名前を挙げている。扇久保との絡みで言えば、ヘンリーは元谷友貴に判定勝利し、石渡に判定負け。ミックスは元谷に一本勝ちし、MMAで無敗(アマチュア11連勝、プロ13連勝)。海は堀口にTKO勝利し、ケイプとは1勝1敗という状況だ。
扇久保は次戦について、「誰とやっても盛り上がる」と言い、「やっぱり挑戦が決まってたんで、次の試合は王者決定戦にしてもらえれば嬉しいです」と、ベルトがかかる試合になることを前提とした。
そのうえで、対戦候補にも言及。2月浜松大会で実力者・金原正徳をTKOに下したヘンリーの印象は、「ずっと前から(日本のMMAにも)出ていて、極めも強いし打撃も強い、タフなイメージ。噛み合うと思います」と語り、続けて、年末にBellatorから来日した無敗の戦士ミックスとの不思議な交流についても明かした。
「大晦日、(さいたまスーパーアリーナ)行きのバスに一人で座ってたら、隣りにパトリック・ミックスが来て、1時間くらい、ずっと2人で喋ってさいたままで行ったので……だから友達ですね」と語ると、会話のなかで得た情報として、「ミックスはデカいですよね。『(試合)当日は70kgある』と言っていたんで」と、身長180cm、リーチでは183cmあるミックスと、本来フライ級である扇久保との体格差について警戒した。
続けて「話した感じは、僕のことを最初は選手だと思ってなくて。『TUFに出ていた』と言ったら、すごく驚いていました。『見てたよ!』って(苦笑)。どんだけ強いのか分からないです。極めが強い。元谷選手がパッと極められちゃったし。ただ、打撃があまりできないイメージです」と分析し、「たぶん、勝ちますね」と勝算ありとした。
そして、堀口恭司を倒しケイプとの再戦で敗れている朝倉海については、「打撃がメッチャ強くて、身体能力が高いイメージ」と評価。「いま一番か二番くらいにRIZINで人気がある選手なので、戦えば盛り上がるし、勝てば美味しいですね」と、ヘンリー、ケイプ同様に、「戦えば盛り上がる」相手とした。
海とは会場で挨拶を交わした際に、「『YouTube、やんないんすか?』って言われました」と、チャンネル開設を勧められたという扇久保。「そのおかげでいまこうしてYouTubeをやっています」と大きな笑顔を見せた。現在「おぎちゃんねる」は登録者千人を超え、扇久保は「目標達成まであと99万8944人です」と、気負うことなく語っている。
最後にファンに向け、「盛り上がる試合をします。ファンの皆さんのために、頑張って“アゴを削ってやる”んで、期待してください。夏までお待ちください。いい試合をするんで!」と、メッセージを送った扇久保。大晦日には、石渡伸太郎との歴史に残る死闘を制してベルトに手をかけていた、日本MMA界屈指の実力者との、会見後の一問一答は以下の通りだ。
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「ケイプとは交わる運命になかったのかな。正直、勝てると思っていました」
──大会の中止を聞いたときは、どのような状況でしたか。
「普通に試合があるときと同じように減量して、追い込みもずっとやってましたね。いつも試合1週間前までは追い込んでいるので」
──まさに追い込みの最中だったと。SNSで「毎日濃厚接触して練習してる。僕らは不安で仕方ないです。試合あるかもしれないから追い込みと減量しなきゃならない」と吐露していましたね。
「そうですね。結構、怖かったです。減量で免疫力も落ちているし、大会があるのかないのかも分からないなか、試合をするために作っておかなきゃならなかったので……」
──刻一刻と新型コロナウイルスをめぐる状況も変わるなか、わずか数週間前とは状況も変わっていました。
「RIZINは大きな大会だから、無観客でも試合を行う可能性もあるなと考えて準備をしていました。最初に会見がある、と聞いたときも『中止』なのか『無観客』なのか、僕は知らなくて……会見前日の昼練習で追い込んでいたときに、やっと『中止になった』と聞きました」
──「無観客」だとしても試合を行う選手にはリスクがある。
「そうなんですよ。僕らも人間なんで」
──そこは選手にもしっかり選択できるよう、そしてその選択によってその後の待遇が変わることがないようにメディアとしても注視したいです。「中止」の報を聞いた瞬間は、どのように感じましたか。
「……変な感じでしたね。何て言ったらいいのか。でも……ちょっとホッとした部分もありましたね。というのも“この状況でやるのか?”という思いもあったので、“ああ、やっぱり無くなったんだな”という感じでした」
──時間とお金も割いて、そしてベルトを獲得するために、ぎりぎりまで追い込み練習をしていた……。いまは練習を1回、止めている状況ですか?
「いまも練習を続けていますね。なんか……試合をしていないんで……1回、ピークに向けて追い込んできた分を、またダラダラして戻してしまうのはもったいないなって。でも対人練習は極力しないようにしています。1人でこれからまた追い込んでいきます」
──なるほど……。大会中止の報の前には、対戦予定だったマネル・ケイプがUFC契約というニュースもありました。SNSにもありましたが、心中、辛かったでしょうね。「ケイプ頑張れ。応援はしないけど」と記されていました。榊原CEOによると「最後に1試合を」という願いは、受け容れてもらえなかったようです。
「まあ……でも行きますよね。僕が26歳くらいで油乗ってて勢いがあるときだったら、UFCからオファーが来れば行っちゃうだろうなとは思います。その気持ちは分かります」
──しかも、その最後の1試合が扇久保選手という難敵だったら、そんなリスクを冒す必要はない、と考えても不思議ではありません。
「ウーン、たぶんめちゃめちゃ隣りで見られていたんで、ケイプ、嫌だったと思います(笑)」
──そういえば、控え室でケイプがAKAのマイク・スウィックからでしょうか、寝技の指導を受けているのを見たときに、感じるものがあったそうですね。
「コーチにずっと聞いてましたね。寝技で戦うつもりなのかなと思ったら、全然、そうでもなくて。分からない感じでしたね」
──ファイターはそんなときにもしっかりチェックしているものですね。同階級で同部屋は難しい。できれば別部屋にすべきなんでしょうけど。
「どうしても隣りにいるから見ちゃいますよね。でも僕グラップラーだから(笑)、ケイプ、見られて絶対、嫌だったと思います……。たぶん、俺もケイプも負けると目されていたから部屋を一緒にされたのかな(苦笑)」
──その意味では、王座奪取の目算は立っていたと。
「正直、勝てるなと思っていましたし、鶴屋さんもそう見てくれていましたね。まあ……しょうがないですね。交わる運命になかったのかな、と思います」
「フィゲイレードとは……めちゃめちゃやってみたい」
──UFCではケイプはフライ級で戦うそうです。扇久保選手はTUFでもフライ級で戦っていましたし、いまのフライ級でどこまで戦えると考えますか。現在、UFCフライ級では、王者ヘンリー・セフードがバンタム級に専念するため王座を返上。1位にデイブソン・フィゲイレード、2位にジョセフ・ベナビデス、3位にジュシー・フォルミーガ、4位にアレクサンドル・パントージャ、5位にブランドン・モレノ、6位にアスカー・アスカロフ、7位にRIZINにも参戦したカイ・カラ・フランスがつけています。
「そうですね……でも上位には行くんじゃないかなとは思いますけど……うーん、どうなんですかね。寝技はあまり出来ないんじゃないかな、と僕は思っていたので。ただ、実際、ゴリゴリの凄いグラップラーとはやっていないんで、分からないですけど。UFCのランカーは全員タフで打たれ強いので、そういう勝負になったときにもどうなのかなと思っています」
──TUFでは、現在4位のパントージャが5位のモレノ、7位のフランスに勝って扇久保選手と戦い、扇久保選手が下していますね。そのあたりとは……。
「そうですね。パントージャ、モレノ、カイあたりとの試合が見たいですね。どこまでやれるか。僕が戦えなかった選手もいるので」(※ケイプはSNSで元バンタム級王者でフライ級転向を示唆しているコーディ・ガーブラントに対戦を要求)
──ちなみに、扇久保選手は噂のデイブソン・フィゲイレードをどうご覧になっていますか。パントージャ、エリオットに勝利し、2月には体重超過だったとはいえ、ベナビデスをTKOに下しています。
「フィゲイレードは……ヤバいですよね。無茶苦茶強いなと思います。あれはちょっと身体の強さが異常だなと思います」
──身体の軸がブレている状態でもあんなに強い打撃が打てる。体重超過にも悪びれる様子もないメンタルも含め、生物として強く感じます。
「ああ、フィジカルが半端じゃないんだと思います。でもフォルミーガに判定負けしていますよね。ムラがあるんじゃないかなとは感じます。でも、強いときはほんとうに強いですね」
──ファイターとして手合わせしたいと思ったりもしますか。
「めちゃめちゃやってみたいです。どれだけ強いのか。ベナビデスもあんな形で負けてしまったので。ただ、こういう形でフィゲイレードも出てきて、ちょっとずつUFCでもフライ級が盛り返してきているのは嬉しいですね」
──なるほど。RIZINでは、次戦がバンタム級王座決定戦となることを榊原CEOは示唆していて、扇久保選手の対戦相手候補として、ビクター・ヘンリー、パトリック・ミックス、朝倉海選手の名前が挙がっています。YouTubeでは、「ファンが望む相手であれば誰とでも盛り上げます」と仰っていましたが、王座を争う1発勝負となれば、どんな相手と対戦したいという希望はありますか。
「自分的には……外国人選手と戦いたいです。僕、RIZINでは日本人選手としか(堀口、元谷、石渡)対戦していないので。できるのであればビクター・ヘンリー。あるいは、パトリック・ミックス……やりたいですね」
──おおっ、2人とも間違いなく強豪です。
「強いですね。一個(階級が)上(※扇久保は現修斗世界フライ級(-56.7kg)王者。RIZINバンタム級は61kg)で、対外国人選手なので、大変な試合になると思うんですけど、それに勝てばやっぱりガンとインパクトが来るかなと。僕の名前も売ることができるし」
──ヘンリーの前戦、金原正徳選手との試合はご覧になられましたか。
「はい。自分は金原選手とは練習したことがないんですが、みんなから強いとは聞いていましたし、そういう相手に圧力をかけて、ペースも変えられて、蹴っても脱力している。組みもできる、強いです。自分といい試合になると思います」
──無敗のミックスの試合は?
「まだ元谷選手との試合しか見ていないですけど、デカくて強い! そんな感じです(笑)」
──バスで隣り合ったそうですね。扇久保選手のことをファイターだと思わなかったという。
「そうなんですよ。ずっと喋りながらさいたままで行って。『TUFにも出ているよ』って言ったら『見てた!』って。でも話ししている感じで、あの……気持ち弱そうだなって」
──そんなことまで分かるんですか!?(笑)
「あるじゃないですか(笑)、外国人選手特有の、1Rはめちゃ強いけど、それから気持ちが折れてくる。ダリオン・コールドウェルみたいな選手」
──すごい選手を例えに出してきましたね(笑)。たしかにミックスは1Rフィニッシュが8試合もありますけど……3Rでのフィニッシュが2試合、判定勝ちも3試合ありますよ。
「ああーそうなんですか(苦笑)。でもバスのなかでは“勝てるな”って思いました」
──ファイターというのは恐ろしい。にこやかに話しながらそんなことを考えているとは(笑)。
「フフフ」
──では、もう1人の朝倉海選手と、となったら?
「もちろん、やります。それもあるんじゃないですかね。一番、盛り上がると思うし、知名度もあるんで。朝倉選手のイメージは、パンチが強い。でも被弾するときもありますね。とは言っても……まあ、ここからは戦略になっちゃうんで言いませんが、いい試合になると思います」
──トータルファイターとしての自信がありそうですね。
「そうですね……彼はTHE OUTSIDERからのし上がってきて、自分はアマチュア修斗から厳しい戦いを越えて実績を積み上げてきた。だから、負けられないですね」
コロナは我慢することで乗り切らないといけないこと
──なるほど。最後にファンにメッセージを、と言いたいところですが、YouTubeで言っていた「自分も顎を削ってやる」と言うのは……ことわざの「顎が干上がる」「顎振り三年」とも違うし……どんな意味でしょうか?
「ああ……それみんなからすごく聞かれたんです(苦笑)。何て言うんですかね。顎や脳ミソを消費する=殴られる覚悟っていう意味で言いました……伝わりにくかったですかね(笑)」
──ああ、なるほど。その言い回しはファイターらしいです。たしかにアゴや脳のダメージは溜めずにできるだけ消耗させたくない。それでも顎を削ってやる、という覚悟の言葉ですね。
「はい。盛り上がる試合をします。待ってくれたファンの皆さんのために、頑張って“アゴを削ってやる”んで、期待してください」
──今後の試合は、新型コロナウイルスの状況次第ですが、RIIZNは次の大会を夏に、ビッグマッチとしての開催を目指しています。しかし、先ゆきが見えないなか、一人で練習していくのも大変ですね。
「ほんとうにそうですね。でもそれは仕方ないです。世界中がそういう状況なので。ここは我慢することで乗り切らないといけないことなので……。いまはできるだけ密な空間は避けて、みんなで一丸となってこの危機を乗り切らないといけない。戦いたかった気持ちはもちろんあります。次にもし夏にやるんであれば、そういった思いのすべてを解き放ちたいですね」
──では、それまでの間、続けて練習とYouTubeもやりながらと。YouTubeは登録者数千人を超えたそうですね。「目標達成まであと99万8944人」と、こちらも志は高いです。
「ありがとうございます。100万人まで、このままだとあと80年かかる計算なんですけど(笑)。まあ、頑張ります。YouTubeはユルくやっていますので、暇潰しに見てもらえればありがたいです!」