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2月19日(火)東京・新宿区にあるGSPメディアセンターにて記者会見が行われ、4月19日(金)東京・後楽園ホール「K-1 KRUSH FIGHT.100」の決定対戦カードが発表された。
牧平圭太vs松岡力、ウェルター級トップ戦線の今後を占う重要な一戦が決定した。牧平は昨年2月に塚越仁志の持つKrushウェルター級王座(当時)に挑戦するも逆転KO負け。昨年11月の再起戦で渡邊俊樹に判定勝ちし、今年の初戦を迎える。対する松岡は昨年Krushデビューを飾り、中国遠征も含めて3連勝するも、12月のK-1大阪大会では野杁正明に1RKO負けを喫してからの再起戦となる。
会見では松岡が「牧平選手もローが得意だし、質が違うローキック対決を皆さんに見せようと思います」と得意の蹴りでの真っ向勝負を宣言。牧平もこれに呼応し「しっかり蹴り込んで、自分の方が強いローを蹴れるというのを見せたい」と一歩も引かず。
現在、K-1 KRUSHウェルター級のベルトは松岡の同門・木村“フィリップ”ミノルが所持しており、牧平は「もちろんそこは意識してますし、ええ勝ち方したらタイトルマッチを組んでもらえるんじゃないかと思ってます」と松岡に勝ったうえでのタイトル挑戦をアピール。それを阻む立場の松岡は「僕が牧平選手に勝ったらミノル君には『チャンピオンベルトを返上してくれ』と言っています(笑)」と笑いを交えつつ、王座挑戦のチャンスを狙っている。
◆松岡 力「質が違うローキック対決を皆さんに見せようと思います」
「12月のK-1大阪大会はみんなに期待してもらったのに不甲斐ない結果に終わって、自分自身も悔しかったし、すぐトレーニングを始めました。今は牧平選手との試合に向けて頑張ってるんで、次の試合は期待しててください」
──前回の試合の感想は?
「前回はちょっと早く負けすぎて、良いところも悪いところもなかったと思うんですけど(苦笑)。練習してきたのにあんな負け方したんで、もっと練習が必要やな思って、練習してます」
──野杁戦はトップクラスとの実力差を感じた?
「対峙した時はそんなに力の差は感じてなかったんですけど、ちっさいフェイントだったりとか、前足を蹴ってきたりとか、周りの人には分かりずらいフェイントをかけてきて。そういうところは上手いなと感じましたし、自分もそこに行かないといけないなと感じました」
──今回は蹴りが得意な両者の対戦だが?
「牧平選手の試合を見させてもらったんですけど、僕が考えてたのは牧平選手もローで来るのかな、と。だから質が違うローキック対決を皆さんに見せようと思います」
──チャンピオンの木村とは同門だが門番になる?
「ミノル君にはお願いしてたんですけど、僕が牧平選手に勝ったらミノル君はチャンピオンベルトを返上してくれと言ってるので(笑)。同門対決とかあんまり好きじゃないし、牧平選手に勝ったら返してくれってお願いしてますんで、そこは大丈夫です」
──ファンへメッセージを。
「この前のK-1大阪ではあんまり僕の立ってる姿を見せることができなかったんで、今度は違う形で早く終われるように勝負を決めたいと思ってますので、ぜひ皆さん応援よろしくお願いします」
◆牧平圭太「3月に3人目の子供が生まれて、この春と100回興行は自分のためにある」
「今、KRUSHは若いやつらがどんどん活躍しよるけど、ウェルター級だけはもうちょっと待っとけよって感じです。タイトルマッチを組んでくれるような試合をします」
──前回の試合の感想は?
「ちょっと色んなことをしようとして空回りしたんで、次は自分を信じて戦いたいと思います」
──「K-1 KRUSH FIGHT」への名称変更と、100回目の大会というところで思うところはある?
「10周年もそうですけど、そういった区切りの中の試合に自分が出られるというのは、自分は何か持ってるなと思います。あとは自分ごとなんですけど、3月に3人目の子供が生まれて、この春と100回興行は自分のためにあるのかなと思ってます」
──今回は蹴りが得意な両者の対戦だが?
「しっかり蹴り込んで、自分の方が強いローを蹴るというのを見せたいと思います」
──松岡選手の同門の木村ミノル選手がウェルター級のベルトを持っていることについては?
「もちろん意識してますし、さっきも言いましたが、ええ勝ち方したらタイトルマッチ組んでもらえるんじゃないかと思ってます。
──ファンへメッセージを。
「勢いに乗せんように踏ん張ります。チャンピオンになるとこまで見てください」
蹴撃対決を制するのは牧平か? それとも松岡か?