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【訃報】“伝説の拳”K-1ヘビー級初代世界王者ブランコ・シカティックが逝去

2020/03/23 20:03
2020年3月23日(月)、第1回K-1グランプリの優勝者ブランコ・シカティック(クロアチア)が逝去したことをクロアチアのタイボクシング連盟が発表した。65歳だった。 決勝戦はアーネスト・ホーストと争った“伝説の拳”シカティックは肺塞栓症および敗血症のため2年前に入院(後にパーキンソン病も)。闘病生活を送り、2018年9月にはドージョー・チャクリキ・ジャパン(シカティックはオランダのドージョー・チャクリキ出身)より治療費の募金活動が開始されたとの発表がされた。それから約2年、帰らぬ人となった。  シカティックは1954年10月3日、クロアチア出身。オランダのドージョー・チャクリキでキックボクシングを学び、ヨーロッパを中心にキックボクサーとして活躍。1993年4月30日に初開催された『K-1 GRAND PRIX '93』(K-1の第1回大会)に初来日。ヘビー級トーナメント1回戦でチャンプア・ゲッソンリット、準決勝で佐竹雅昭、決勝戦でアーネスト・ホーストを全員KOし、初代K-1世界王者となった。  その後もK-1で活躍し、1994年12月に日本で引退試合を行ったが、1997年3月に現役復帰。同年10月11日には東京ドームで開催された『PRIDE.1』(PRIDEの第1回大会)に参戦し、この時はスタンディングバウトとしてキックボクシングルールの試合を行ったが、1998年3月の『PRIDE.2』と1999年9月の『PRIDE.7』ではMMAにも挑戦している。  選手として引退後は母国クロアチアで警備会社を経営。日本クロアチア協会の常任理事も務めた。また、今回訃報を伝えたクロアチアのタイボクシング連盟はシカティックが設立したもの。2017年4月にはパンクラスに自身の弟子たちを連れて来日、同年11月には新生K-1に弟子のアントニオ・プラチバットを連れて来日し、プラチバットはK-1 WORLD GP初代ヘビー級王座決定トーナメントで優勝して初代王者となり、師弟揃ってのK-1ヘビー級王者となった。弟子のプラチバットも新生K-1の初代ヘビー級王者となった。弟子の戴冠を喜ぶシカティック
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