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【K-1】再来襲ジャオスアヤイ「小澤海斗の長所をすべて封じ込める」そして江川優生との再戦を熱望

2020/03/17 11:03
【K-1】再来襲ジャオスアヤイ「小澤海斗の長所をすべて封じ込める」そして江川優生との再戦を熱望

さらにK-1ルールに順応してきたと予想されるジャオスアヤイ (C)K-1

2020年3月22日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K'FESTA.3~』で、第2代Krushフェザー級王者・小澤海斗(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)と対戦するジャオスアヤイ・ソー.デッチャパン(タイ)が来日。16日(月)都内にて公開練習を行った。

 ジャオスアヤイはムエタイの二大殿堂のひとつ、ルンピニースタジアムで活躍する新星。二段式の飛びヒザ蹴りやハイキックといった大技でKOを量産し、2019年11月の第3代K-1フェザー級王座決定トーナメントでK-1初登場。一回戦では必殺の飛びヒザ蹴りを決めて安保璃紅をKOし、準決勝でも卜部弘嵩との延長戦に及ぶ激闘に勝利。決勝こそ江川優生の左ボディに沈んだものの、鮮烈なインパクトを残した。戦績は64勝(19KO)35敗2分。


 本人も「あのトーナメントは楽しかったし、内容もよかったと思う」と言うが、決勝で敗れたことには悔いが残っている。「優勝できなかったことだけが反省点です」

 タイでは主にTVマッチ、BBTVスタジアムでの試合で活躍しているジャオスアヤイ。「(ラジャダムナン、ルンピニーなど)賭けがある会場では、賭けが盛り上がる、競り合った内容の試合が好まれる。選手も賭けを盛り上げるために闘う。でも賭けがないTVマッチでは、どんどんアグレッシブに闘うことができるのがいい」


 そういう意味ではK-1に向いていると言えるジャオスアヤイ。一度K-1のリングを体感したことで、さらに対策を練ることもできた。

「ムエタイの選手にとって、蹴り足を掴んだり首相撲ができないのは難しさがある。ただ、今回の試合に向けてはK-1の試合をたくさん見て、自分に何が足りないかを充分に研究することができた。前回以上に面白い試合ができると思う」

 対戦する小澤についても研究済みだ。「弱点もわかっているけど、それはまだ言えない」というジャオスアヤイだが、長所については「スピードがあってパンチが強いこと」。そして「もう対策はできているので、小澤の長所をすべて封じ込める闘いができると思う」


 まずは今回の試合で勝つことが目標だが、その先のプランもある。昨年、トーナメント決勝でKO負けを喫したフェザー級王者・江川優生とのリマッチだ。

「江川とはぜひもう一度、闘いたい。次は勝って、その上でベルトを狙いたい。前回は1日3試合の3試合目での対戦だったけど、一発勝負だったら前回よりもいい闘いができるし、勝てると思う。対策を練ることもできるからね」

 K-1初参戦でトーナメント決勝まで進んだジャオスアヤイのポテンシャルは相当なもの。まして18歳と若いだけに伸びしろもある。今回の小澤戦をクリアすれば、フェザー級の台風の目になる可能性も充分だ。

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