2020年4月25日(土)東京・後楽園ホール『Krush.113』の追加対戦カードが、3月12日(木)都内で行われた記者会見で発表された。中野滉太(POWER OF DREAM)vs瑠久(K-1 GYM横浜infinity)のスーパー・ライト級戦が決定。
中野は2019年3月の『K'FESTA.2』プレリミナリーファイトでFUMIYAをKOで下し、7月のKrush後楽園大会では中国のトップファイターと互角に渡り合い一旦は勝者として名乗りを上げたものの、ローブローを巡って裁定が覆った。しかし、12月のK-1では平山迅を左フックでマットに沈め、実力を証明。戦績は6勝(5KO)2敗。
瑠久はフルコンタクト空手出身で、2017年のK-1甲子園準優勝。ウェルター級からスーパー・ライト級に転向すると堀井翼、松岡翔大を破り2連勝を飾ったが、2019年11月の山崎秀晃戦では初回KO負けを喫し、下克上を阻止された。中野と同じ21歳。戦績は7勝(3KO)2敗。
会見は中野が欠席し、瑠久のみ出席。「意気込みはまだないんですけれど、とりあえず勝つことだけを考えて試合へ向けてしっかり練習を積んでいきたいと思います」とコメント。
中野の印象は「パワーオブドリームで凄くいいジムで環境も整っていてめちゃくちゃ羨ましい部分もあります。頭を使って戦う選手だなって前回の試合を見て思いました。それ以外は特にないです」というもの。
「自分も次は中野選手あたりかなと思っていました。同じくらいの戦績で実力が試されるなって。寺島輝選手を含めて、俺がしっかり勝って俺が若い世代のスーパー・ライト級ナンバーワンであることを見せてベルトを獲りに行きたい」と、この試合に勝ってスーパー・ライト級次世代グループの中から一歩抜き出たいと話す。
前回の山崎戦については「山崎選手は鬼強かったっすね。あれがKrushを超えてK-1トップの実力だと思います。その選手とできたのが光栄でした。やっただけで自分の成長があったので。4月25日は自分の誕生日なので、新しいスタートとしてあれから進化しているのでそれを見てください」と、敗れはしたものの収穫は大きかったようだ。
進化は「全体的に」したと言い、「山崎戦は対策とかそういう部分が足りなかった。今までは自分の負けた試合を見なかったので、そういう試合を見て自分の弱いところを見つけていけば負けることはないのかなって思っています。だから最近は自分の負けた試合を見ます。そこをしっかり研究すれば負けることはない」と、自分を研究しているという。
また、「山崎選手は自分が倒して引退してもらいたい。まずKrushの王者として挑みたいので、次の試合は絶対負けられないです」と、Krush王者になって山崎とのリベンジマッチを実現させ、引導を渡したいと言い放った。▼Krushスーパー・ライト級 3分3R・延長1R中野滉太(POWER OF DREAM)瑠久(K-1 GYM横浜infinity)