政所と大崎が田丸への挑戦権を争う
2020年4月29日(水・祝)東京・後楽園ホール『RISE 139』の対戦カードが発表された。
RISEスーパーフライ級王者・田丸辰への挑戦者決定戦として、同級1位でJ-NETWORKフライ級王者の政所仁(魁塾)と同級3位で初代WMC日本フライ級王者&ルンピニージャパン同級王者・大崎一貴(OISHI GYM)が決定。
政所はKNOCK OUTフライ級王者・石井一成にも勝利したことがあり、止まらない手数とバックハンドブローなど相手の意表を突く技を繰り出す。2018年11月にJ-NETWORKフライ級王座を獲得。2019年5月に田丸の初防衛戦で挑戦して判定で敗れているが、11月には一貴の弟・大崎孔稀からダウンを奪い、殊勲の勝利を収めた。2月大会ではRISEスーパーフライ級3位・京介を1RでKOしている。
大崎はタイ・ルンピニースタジアムで8連続KO勝利を飾り、同スタジアム王座に挑戦したこともある。2018年には「KING OF KNOCK OUT初代フライ級(51kg)王座決定トーナメント」に参戦し、能登龍也、タネヨシホをKOで降し決勝進出。12月大会で同じく勝ち上がってきた石井一成と王座を争ったが、5R判定2-0で敗れた。2019年8月18日には『RIZIN』に初参戦し、瀧谷渉太から2度のダウンを奪って勝利している。RISEには2月大会で初参戦し、連勝中だった風音からダウンを奪って勝利した。
政所が再び田丸への挑戦権を手にするのか、それとも大崎が3本目のベルトに王手をかけるのか。
女子の試合としてWPMF女子世界フライ級王者&初代ムエタイオープン女子同級王者・小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)とJ-GIRLSスーパーフライ級王者YAYAウィラサクレック(WSRフェアテックス幕張)の王者対決も決定。
小林は2015年2月にプロデビューすると、2018年7月にシュートボクシングの試合でイリアーナ・ヴァレンティーノに敗れるまで13戦無敗を誇った。KNOCK OUTでは女子部のエースとして活躍し、2018年12月には伊藤紗弥との国内頂上対決を制す。2019年4月にはイリアーナとKNOCK OUTで再戦し、リベンジにも成功。しかし、7月のRISEで計量オーバーのため失格になるというミスを犯してしまった。11月の再起戦ではWPMF世界女子フライ級王者タナンチャノックに挑み、世界王座を奪取。
YAYAはタイでプロデビューし、7勝1敗の戦績を残して帰国後は4戦負けなし。2019年10月に初代J-GIRLSスーパーフライ級王座決定戦を制し、王座に就いた。力強い右ローと右ストレートが得意で、手数も多い。
小林にとってはみそぎの一戦。両者にとっては『GIRLS POWER』での主役を狙いにいく一戦となる。
また、新型コロナウイルスの影響で中止となった3月20日『RISE 138』からスライドした5カードと瀧谷渉太引退セレモニーも決定した。
<決定対戦カード>
▼スーパーフライ級(-53kg)次期挑戦者決定戦 3分3R無制限延長R
政所 仁(魁塾/同級1位、J-NETWORKフライ級王者)
大﨑一貴(OISHI GYM/同級3位、初代WMC日本フライ級王者、LPNJフライ級王者)
▼-52kg契約 3分3R
小林愛三(NEXT LEVEL渋谷/初代ムエタイオープン女子フライ級王者)
YAYAウィラサクレック(WSRフェアテックス幕張/J-GIRLSスーパーフライ級王者)
※3月20日『RISE 138』からのスライドカード
▼SuperFight! -58kg契約 3分3R延長1R
工藤政英(新宿レフティージム/第3代RISEフェザー級王者)
キース“スピード”アッツォパルディ(マルタ/Ying Yang Team Noel Kickboxing Club/WKNフルコンタクト&オリエンタル&K-1ルール世界フェザー級王者)
▼フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
森本“狂犬”義久(BRING IT ONパラエストラAKK/同級2位)
竹内将生(エイワスポーツジム/Bigbangフェザー級王者、元MAスーパーバンタム級王者)
▼スーパーフライ級(-53kg)3分3R延長1R
大﨑孔稀(OISHI GYM/WMC日本スーパーフライ級王者、J-NETWORKスーパーフライ級王者)
須田翔貴(TEAM TEPPEN/同級8位)
▼-52.2kg契約 3分3R
片島聡志(フリー/WPMF世界スーパーフライ級王者)
酒井柚樹(TEAM TEPPEN)
▼バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
金子 梓(新宿レフティージム/同級5位)
鷹 介(=ようすけ/魁塾)
瀧谷渉太引退セレモニー