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【K-1】武尊が公開練習「パンチ以外の倒せる技が増えてきた」ハイキックでのKOもあるか

2020/03/07 17:03
2020年3月22日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K'FESTA.3~』で、ISKAオリエンタルルール世界ライト級王者アダム・ブアフフ(モロッコ)との【フュディアルクリエーション Presents】ダブルタイトルマッチに臨むK-1スーパー・フェザー級王者・武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が7日(土)神奈川の所属ジムにて公開練習を行った。 「今年は年明けからアメリカ合宿に行って帰ってきてから2カ月やってきました。去年の復帰戦の状態からどこまで上げられるかなとやってきて、怪我する前以上の動きになっているし、仕上がりも前回とは比べものにならないくらいいい動きになってきたので自分でも楽しみ。完全復活する姿を見てもらいたい」と言う武尊は、ミット打ちでバックスピンキック、バックハンドブロー、飛び込んでのヒザ蹴りなど多彩な技を繰り出した。 「アメリカへ行ったのは倒せる攻撃を増やすため。今まではパンチでしか倒せなかった。蹴りもできるけれど、蹴りで倒したことはなかったので。パンチ以外の攻撃が増えましたね。それをスパーリングでやっています。倒れるんじゃないかという、効かせる攻撃が今までよりバリエーションが増えてきました」と、以前よりも武器を増やしたという。  アメリカで学んだ技は「取り込めているのもあるし、今回は使わないのかなっていうのもあって。スパーリングの中で選別している最中ですね。スパーリングで使って危ないと思ったらやめるし、使えると思ったら使います」と、試しながら身に着けている。 「ハイキックでも一度くらいは倒したいですね」と笑い、「一番ダウンを取っているのは右フックですが、そういう必殺技を増やしたいと思っています。他の技でも倒せるようになりたい。それが増えてきている実感はあります。必殺技は? と聞かれたら10個くらい返せるように増やしていきたいですね」と、倒せる技は確実に増えているようだ。 「20代後半になって伸ばしていけるのは横幅。それをやり始めて前よりも強くなれるという確信がありました。最近は(卜部)功也君にも練習を見てもらって、技術の面でも向上して強くなれると思った」と、よりテクニックを磨いていくことがこれから伸びていく秘訣だとした。  同じく20代後半になって「頭を使えるようになった」とも。「以前は考えるよりも直感で戦っていました。パンチを打つ時も。今はそれプラス考えて打つ攻撃も大事にしています。頭を使えば効率的に当てられる。相手の攻撃をもらわずに勝てる。どこかで進化が止まるんじゃないかと心配して現役をやっていたんですが、今年に入ってまだこんなに伸びるんだと分かって、それを今回試せたらいいなって感じですね」と、若い頃とは違う進化を感じている。 前回11月の村越優汰戦(武尊の判定勝ち)は、「怪我をしてから半年くらいスパーリングができなくて距離感がつかめなかった。自分が当てる攻撃、逆にもらうものも身体に染みつかせていかないといけない。今回はそれがよくできています。ミットより実際に戦っている方がいい練習ができている感覚がありますね。仕上がり具合よりも、その方が自分が気持ちいい。実戦で練習できているのは」と、今回はスパーリングの数もこなしているのが前回との違い。 「アメリカのボクシングジムでは全く知らない外国人と殴り合いしていました(笑)。KRESTでもこれだけ多くの選手がいるので、手合わせしていない選手もいます。相手のタイプによって変えられるし、階級が違う選手もいるので試合に近い感覚で練習が出来ています。でも、アメリカでは新鮮さがありましたね」  前日に行われた写真展のオープニングレセプションでは、左フックでKOするといった発言も聞かれたが、「あれは予告していたわけじゃなくて、(福田直樹カメラマンが)左フックを撮りたいと言っていたからです(笑)。今までは右で倒すイメージが強かったけれど、右の拳を痛めてから左の練習をしていたし、アメリカでも左のパンチがいろいろな角度で打てるようになったので、打ち合いの中で左で倒せたらと思います」と、左のパンチにもかなりの自信を深めている。  改めてブアフフの印象を聞くと「パンチを振り回すだけかと思っていたんですが、蹴りもしっかり蹴れて左の蹴りが強い印象。それを警戒しつつ、今回もメインだし、K'FESTAは3回目ですが過去2回ともメインでやっていて全部KOしているので、今回もメインをKOで締めるのは絶対にやりたいこと。勝ってK-1の王座を守る、プラスISKAの王座を獲るのが一番ですが、プラスKOで締められるように今やっている最中です」と、蹴りにも警戒するがKOで勝つという目標は変わらない。 「負けなしの選手で気持ちも強くてファイトスタイルもいい。かみ合うと思うし、いい試合ができると思う」と、ダブルタイトルマッチにふさわしい試合になるとの予感がしているようだった。
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