MMA
インタビュー

【DEEP】元谷友貴「いろいろムカついている」理由=3月1日(日)大塚隆史と対戦

2020/02/29 22:02
【DEEP】元谷友貴「いろいろムカついている」理由=3月1日(日)大塚隆史と対戦

2020年3月1日(日)東京・後楽園ホールにて開催される『skyticket Presents DEEP 94 IMPACT』の前日計量が2月29日、都内にて行われた。

第10試合のメインイベントでは、DEEPバンタム級・5分3Rとして、元谷友貴(フリー)と大塚隆史(T GRIP TOKYO)が対戦する。

元谷は初代・第3代DEEPフライ級王者。2018年6月のDEEP 84 IMPACTで17年バンタム級GPに参戦した難敵ムン・ジェフンをグラウンドパンチで撃破。8月のRIZIN.12では修斗環太平洋バンタム級チャンピオンの祖根寿麻をチョークスリーパーで沈め、10月に行われたDEEP86のDEEPバンタム級タイトルマッチで釜谷真に勝利し、DEEP2階級制覇を達成。

しかし、2019年は、3月にビクター・ヘンリーに判定負け、7月に扇久保博正にスプリット判定負け、大晦日「RIZIN.20」ではBellatorのパトリック・ミックスと対戦し、ギロチンチョークで一本負けを喫している。

計量の壇上で元谷は、「去年、調子が悪くて、いろいろムカついているんで、明日はちょっと暴れたいと思います」と爆発を宣言した。

「ムカついている」と語った元谷に計量後にあらためて話を聞くと、「去年は一本を取られたり、勝てそうで勝てなかったり、スプリット(判定)もあって、結果にうまく繋がらなくて自分自身にムカついて、悔しい思いをしました。今年は去年、活躍できなかったものをこの1試合にブツけたいです」と、その意味を語った。

前戦では、Belaltorのスコット・コーカー代表も推していたパトリック・ミックスと、リングで対戦し、元谷のダブルレッグを切ったミックスが1R、アームインギロチンを極めた。

「あの展開に『持っていった』というより『持っていかれました』」と元谷は振り返る。

「テイクダウンしようとして、1回目グッといったら相手がロープを掴んでいて、ちょっとズレて自分が際で下になって、サブミッションしようとしたときに、相手の方が上手でした。あとは、がぶりのときの自分の対処の遅さ。そしてギロチンの精度が高かったです」とミックスの上手さと自身のミスがあったという。

現在は、「東京で毎日厳しいトレーニングをしています。KRAZY BEE、パラエストラ浦安、POWER OF DREAMとかを回って練習させてもらっています」と東京中心に練習の日々を送っている。

対戦相手の大塚については、「強い相手なので自分の評価を上げるのにはいい相手だなと。何試合か見て、高野選手との試合は見合う時間多かったので、内容的には分からないですが、イメージとしてはKOとかパウンドで、爆発力ある形でいきたいです」と「暴れたい」に続いて「爆発力」という言葉で、勝負所を語った。

レスリング出身の大塚は、ケージレスリングの強さにも定評がある。そんな大塚に対し、元谷は、「タックルをしてくると思うんですけど、自分がケージレスリングのデフェンスがうまいかどうかは分かりませんが(笑)、リングよりケージの方がやりやすいかなと思っています。昔からいつも練習しているところが壁なので、練習している動きが出やすいかなと思っています」とケージでの対戦を望むところとし、「スタンドでも勝負して相手の流れに持っていかないようにします」と大塚のペースで戦わせないとした。

新型コロナウイルスの感染拡大により、大会開催も危ぶまれたが、「いろんな大会が中止のなか、DEEPが大会を開催するということで、自分はファイターとしては対戦したかった」と語った元谷。注目の日本バンタム級で、再び存在感を示すことができるか。

なお、今大会はYouTubeの「DEEP&JEWELS」チャンネルにて、17時30分から試合終了まで生配信が決定している。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント