タイ人のスリヤンレック(右)に負けない褐色の肌で計量に臨んだ軍司
2020年2月24日(月・祝)東京・後楽園ホール『Krush.111』の前日計量&記者会見が、23日(日)都内にて13:00より行われた。
セミファイナル(第7試合)のKrushスーパー・バンタム級3分3R・延長1Rで対戦する、第2代Krushバンタム級王者・軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)はリミットちょうどの55.0kg、ラジャダムナンスタジアム認定スーパー・バンタム級4位&ルンピニースタジアム認定同級4位スリヤンレック・オーボートー.ガムピー(タイ)は54.7kgでそれぞれ計量をパスした。
続いての会見でスリヤンレックは「コンディションは100%です」、軍司は「勝つのは当たり前なのでしっかりKOして、もっと上に行きたいと思います」と自信に満ち溢れたコメント。
スリヤンレックは12月のK-1名古屋大会でK-1スーパー・バンタム級王者・武居由樹と対戦して敗れているが、「K-1ルールに慣れる練習をしてきました。以前はルールが難しいと感じる部分がありましたが、今回は楽しくできるんじゃないかと思っています」と、今回はルールに対応した戦い方ができるという。
軍司は「蹴りは強いんだろうなと思う。一番警戒しているのはローなので警戒しながらどう打ち込むのかを練習しています。顔つき見ても強そうだなって。タイ人独特の強さ、オーラを感じました」と強さは認めながら対策は万全のようだ。
武居戦でのスリヤンレックは合計3度のダウンを奪われながらもそのたびに立ち上がり、最終3Rは猛反撃に転じたタフさを持つ。それについて軍司は「一発で倒れる選手だとは思わないので、何発も当てて最終的にはフィニッシュしたい」と、KOするまで打ち込むと宣言した。
公開練習でスリヤンレックから「特に問題なければ自分にはかなわないだろうと思う。タイミングが合えばKOできると思います」と言われてしまった軍司だが、「悔しいというか、明日ちゃんと倒すところ見せたい。しっかりそこでどれだけ差を付けられるかです」と、武居以上の結果を残したいと燃える。
減量苦に関しては「いつも通りキツいけれど、前回に比べたら落ちるペースも早かったからラクっちゃラクだった。しっかりリカバリーして体重が増えすぎないように気を付けていきます」と、今回はより万全の状態で臨みたいとした。
そして、スリヤンレックは「軍司はとてもいい体つきをしている。明日は楽しい試合になると思います。日本の皆さん、タイの皆さん、応援してください」と好試合を誓い、軍司も「打ち合ってくる選手なので凄い打ち合いになって面白い試合になると思う」と激闘を予告した。