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【K-1】カリミアンが防衛&リベンジに自信「もう二度とミラクルは起きない。私が愛鷹を100%KOする」

2020/02/21 12:02
2020年3月22日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K'FESTA.3~』で、愛鷹亮(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の挑戦を受けて2度目の防衛戦に臨むK-1 WORLD GPクルーザー級王者シナ・カリミアン(イラン/POWER OF DREAM)が、2月20日(木)都内所属ジムにて公開練習を行った。  両者は8月24日にエディオンアリーナ大阪にて開催された『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~日本vs世界・5対5&スペシャル・スーパーファイト in 大阪~』で、ノンタイトル戦で激突。愛鷹が3R57秒、右フック一発でカリミアンをマットに沈めるジャイアントキリングを起こした。その後、11月24日(日)神奈川・横浜アリーナ『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~よこはまつり』でのタイトルマッチでの再戦が発表されたが、試合前日にカリミアンの負傷欠場により試合中止。タイトルマッチは延期となっていた。  ベルトを懸けてのリベンジ戦に臨むカリミアン。今大会より自ら希望してPOWER OF DREAM(POD)の門を叩き、POD所属としてリングに立つ。  この日の公開練習もPODで行われ、PODの古川誠一会長が「うちで練習を始めて少し経ったぐらいで、今が一番身体がきついんじゃないかな」と話すように疲労も溜まっている中での公開練習だったが、2分2Rのミット打ちではPODらしさが感じられるコンビネーションからの強打を披露。新たな練習環境での充実ぶりを感じさせると、チームへのリスペクト、古川会長への絶大な信頼を語った。 「今こうしてPODという素晴らしいチームに来ることが出来て本当に嬉しく思っている。このチームは仲間にも恵まれているし、素晴らしいトレーナーもいる。このチームは自分にとって非常に良いチームだと分かっていた。そして古川会長はとても素晴らしいトレーナーでありながらすごく謙虚な方。時にはチームにとって父親のような存在で、自分を含めたチームのメンバーにとても気を使ってくれる。そこは自分の中でもすごく驚きだった。 (改めてPODを選んだ理由は?)色んなイベント・会場でPODというチームを見た時に、チームとして1つにまとまっていて、古川会長がすごく選手の面倒を見ていることが自分にも伝わってきたんだ。それと同時に、会長は先ほども言ったように謙虚で横柄な態度を取るようなコーチではなく、そこが自分の中で非常に気に入った点だった。  今こうしてPODで練習してみて思うのは、古川会長は試合に対する分析、フィジカルトレーニング、全てに対して知識が豊富で、とても良いトレーナーだということ。試合を見ていると武居由樹や江川優生は簡単に試合に勝っている印象を受けるが、それは素晴らしい練習があってのことだと思う」  PODは選手の大半が軽量級で、会長宅に住み込んで2部・3部練は当たり前ということでも知られている。古川会長曰く、カリミアンも「ちょっと数は少ないけど内容は他の選手とほとんど同じ」と、他の選手と同様のメニューをこなしている。事実、カリミアンはPODでの練習に参加するために、生活の拠点を足立区に移して練習漬けの日々を送っている。 「今自分は足立区に移り住んで、PODでの練習時間を作ることができる環境になった。他の選手と基本的には同じ練習をしているが、自分が重量級の選手ということもあって、会長は軽量級の選手よりパワーが必要になると判断し、自分用のメニューも組んでもらっている。そんな中で毎日厳しい練習を積んでいて、自分にとっても疲れや痛みが残る状況すら嬉しい。PODにいるとトレーニングをしている実感が沸くんだ」  古川会長は過去に重量級のファイターを指導していた実績もあり「前回の試合を見て思ったのは(カリミアンは)身体を絞りすぎてたということ。今回は試合まで一カ月くらいしかないから、気をつけているのはコンディションとイメージ。コンディションさえ上手く出来れば良いんじゃないかな」とフィジカルコンディション・強度を整えることに重点を置いている。  さらに古川会長は「まあ(ポテンシャルを)磨くのは半年先じゃないの? 一杯色んなことも出来るし、これでテクニックを覚えちゃったら面白い。(練習も)ずっと連チャンで来てるから流れが良くなってきたね」とカリミアンの潜在能力を評価している。  カリミアンも「前回負けたという事実を自分の中で受け入れることは辛かったが、時間が経つと共にその事実を受け入れることが出来た」と前回の敗北を精神的に乗り越えたと話し「今回の試合は自分のキャリアの中でも一番と言ってもいいくらい重要な試合だ。ニュー・シナ・カリミアンを見せる」と力強く宣言した。 「(新しいシナ・カリミアンが見られる?)もちろんだ。決して前回の敗戦に対して言い訳したいわけではないが、本当にあの時は本来の自分が全く出せなかった。やはり選手として良い試合をするためには良い練習環境、自分にとって理想のチームが必要になる。それが今は揃っているので、3月22日の試合では必ずニュー・シナ・カリミアンをお見せ出来ると思う」  愛鷹との因縁の決着戦を前にして「自分にとって全ての試合が重要な試合だ。前回愛鷹が自分を倒したことによって、今回も倒せると思っていると思う。前回の試合でチャンピオンのシナ・カリミアンを倒した後、そこまで大きくなかった愛鷹の知名度が上がり、新しい仕事が入ってきたことに対しては自分も『おめでとう』と声をかけたい。だがそんなミラクルは二度と起こらない。3月は彼を100%KOする」と自信は揺るぎない。  最後にファンにメッセージを求められても「シナ・カリミアンがまたさいたまスーパーアリーナに戻ってきます。必ず最高の試合をみなさんにお見せすることを約束させてください。この試合は100\%KOします」と再びKO宣言し、日本語で「アイタカ、ガンバッテ! アリガトウゴザイマス」と愛鷹にエールを送る余裕も見せた。
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