新ルール初の試合に臨むのはラウェイで活躍する渡慶次に決定
2020年4月24日(金)東京・後楽園ホール『REBELS.65』の記者会見が2月18日(火)都内にて行われ、今大会で“新ルール”の試合を実施することが発表された。
山口元気REBELS代表が「10年以上前から構想していた」と言い、2016年10月にパンクラスと合同で行うと発表されながらも実現しなかった過激な立ち技格闘技ルールがついに日の目を見ることになった。
その「Ultimate Kick Boxing」(UKB=仮称)ルールとは、オープンフィンガーグローブ着用、判定は無しで決着はKOのみ、5分1RでKOとならなかった場合は3分間の延長戦(それでもKO決着とならなければドロー)、有効技はパンチ、蹴り、ヒジ、ヒザ、投げで、両者が合意すれば頭突きもあり。さらに相手がリングに寝た状態になっても瞬時ならワンアタック(ヒジ、パウンド、サッカーボールキック、踏みつけなど全ての打撃OK)のみ認められる。
スタンドでの打撃で相手がダウンした場合、レフェリーがダウンコールすれば倒れた相手への攻撃は認められない。3ノックダウンでKO勝ちとなる。投げや首相撲などで寝かした相手にマウントポジションをとってパウンドやヒジ、(双方合意なら)頭突きを見舞うのも可能だが、瞬時でなければブレイクとなる。いわゆる猪木×アリ状態になってもブレイク。ヒジなどでカットした場合はTKOとなる。
山口代表は「10年前か、もっと前からムエタイをやっていた時に首相撲ありのムエタイはオープンフィンガーグローブでやった方が向いていると言っていました。その頃は誰もそういう感覚がなくて反対されましたが、今は普通にONEでやっている。総合格闘技から観客に面白い部分だけを取ったルールなので、寝技が苦手なMMAの選手に合っているルールだと思います」と説明した。
その1試合目には、現在ミャンマーの超過激格闘技ラウェイに挑戦している渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)が名乗りをあげた。対戦相手については「候補はいますが、立候補でやりたいと面白い相手が名乗りを上げてくれたら検討したいので募集したい」と70~80kgで対戦相手を募集する。
なお、オープンフィンガーグローブに抵抗がある選手には階級に関係なく6オンスのボクシンググローブ着用もあり。ルールの制限は話し合いでヒジ打ち無しも選択できるとのこと。また、試合には懸賞金制度を導入し、すでに3社が決定(1本10万円が目安)。引き分けの場合、懸賞金はキャリーオーバーで次の試合の懸賞金に加算される。