(C)PANCRASE
2020年2月16日(日)東京・スタジオコーストで開催される『PANCRASE 312』の前日計量が15日、新宿で行われた。
メインイベントのフェザー級で対戦する堀江圭功(ALLIANCE)と内村洋次郎(イングラム)はともに65.8kgで計量をパスした。
堀江は、MMA8勝1敗の戦績を引っ提げ2019年7月の「UFC240」でオクタゴンデビューを果たしたが、UFC2勝1敗&キックボクシング12勝(9KO)無敗のハキーム・ダラドゥ(カナダ)を相手に3Rに首相撲からのヒザ、さらに左ハイを受けTKO負け。UFC緊急参戦で結果を残すことはできなかった。UFCはこの1戦で堀江をリリース。堀江は再起の舞台に、UFC再出場の道筋がある古巣PANCRASEを選択した。
対する内村はMMA17勝12敗3分。2018年4月に牛久絢太郎にスプリット判定で敗れたものの、2018年8月にヴィトル・トファネリ(ブラジル)に左ハイキックで1R KO勝ち、2019年4月には亀井晨佑に判定勝利と2連勝中。しかし、立ち技ルールでは2018年11月の「RISE 129」でHIROYAに3R KO負け、2019年9月の「Road to ONE:Century」では廣野祐に2R TKO負けと勝ち星に恵まれていない。本職であるMMAで3連勝を決めてフェザー級上位に名を連ねることができるか。
前日計量をパスした両者。「レベルの差を見せ付けます」とコメントした堀江に対し、内村は「But I'm dangerous!(でも、俺は危険だよ)」とのコメントを残している。
また、セミファイナルではメインと同じくフェザー級で、中島太一(ロータス世田谷)とボリス・フェドロフ(ロシアパンクラチオン ハバロフスク)が対戦。
中島は、2019年2戦2敗。2018年9月に実力者・田村一聖との試合で打撃からテイクダウン、上を取り合うスクランブルの一進一退の攻防の末、競り勝った中島だが、2019年は、4月のカイル・アグオンとの「フェザー級正王座次期挑戦者決定戦」でスプリット判定負け、7月にはユータ&ロックに判定負けと、2連敗を喫している。その後、「自分の中でイケると思うまで練習に専念した」という中島は、計量後「自分の土俵に引きずり込んで、15分間制圧し続けます」とコメント。
強豪ぞろいのロシアパンクラチオンから参戦するMMA10勝2敗のフェドロフは、プーケットのタイガームエタイで金原正徳らとも練習を積んできた焼けた肌を披露し、「計量後の今はリカバリーに専念してる、調整に集中してる」と静かにコメントを残している。
中島は過去にロシアACBに5回出場し2勝3敗、ロシアンの強さは熟知している。ホームでの戦いで借りを返せるか? それともフェドロフが強いレスリングと右の強打を爆発させるか。
なお、「ユニファイド・ルールをより意識」するPANCRASEでは、ナンバーシリーズの「3分3R」の試合時間を廃止し「5分3R」にすることが決定されており、今大会は、14時から当日券発売開始、14時45分からプレリミナリーファイトが行われ、15時15分からメインカードがスタート。その後、17時30分頃からネオブラッドトーナメントが行われる予定だ。
◆『PANCRASE 312』計量結果
▼第7試合 メインイベント フェザー級 5分3R
堀江圭功(ALLIANCE/8勝2敗)8位/2017年ネオブラッドトーナメント同級優勝&MVP 65.8kg
内村洋次郎(イングラム/17勝12敗3分)10位 65.8kg
▼第6試合 セミファイナル フェザー級 5分3R
中島太一(ロータス世田谷)6位/13勝11敗1分 65.45kg
ボリス・フェドロフ(ロシアパンクラチオン ハバロフスク)10勝2敗 66.0kg
▼第5試合 バンタム級 5分3R
福島秀和(BL0WS/5位)15勝8敗 61.1kg
ブラッディ・ファン(DRAGON HOUSE MMA/米国)10勝1敗・URCC同級王者 61.45kg
▼第4試合 フライ級 5分3R
荻窪祐輔(K-PLACE/7位)11勝8敗1NC/2014年NBTスーパーフライ級優勝 56.8kg
猿飛流(リバーサルジム川口REDIPS/12位)8勝3敗/2019年NBTフライ級優勝&MVP 56.75kg
▼第3試合 ウェルター級 5分3R
村山暁洋(GUTSMAN/6位/第9代同級王者)20勝9敗9分 77.15kg
近藤有己(パンクラスイズム横浜/第5代&第8代K.O.P.)60勝35敗9分 76.25kg
▼第2試合 ストロー級 5分3R
宮澤雄大(K-PLACE/6位)3勝2敗/2017年NBTストロー級優勝 52.85kg→52.6kg
高島俊哉(リバーサルジム新宿Me,We/8位)5勝3敗1NC 52.45kg
15:15開始予定
▼第1試合 ストロー級 5分3R
八田亮 (ストライプル オハナ/3位)12勝6敗 52.25kg
永井美自戒(総合格闘技道場コブラ会)4勝5敗 52.25kg
【プレリミナリーファイト】
▼プレリミナリー第3試合 バンタム級 3分3R
後藤丈治(TRIBE TOKYO M.M.A)5勝3敗 61.2kg
力也(KRAZY BEE)1勝 60.9kg
▼プレリミナリー第2試合 ウェルター級 3分3R
真王 DATE(Team DATE)1勝2敗 76.85kg
高橋 弘(パンクラスイズム横浜)9勝12敗2分 77.3kg
▼プレリミナリー第1試合 ライト級 3分3R
魔破DATE(Team DATE)1勝2敗 70.4kg
鹿志村仁之介(ストライプル茨城)69.5kg
【2020年・第26回ネオブラッドトーナメント】※メインイベントの後(17時30分予定)に実施
▼ネオブラ第14試合 ストロー級 5分3R
楠美貴嗣(T-Pleasure)51.3kg
谷村泰嘉(禅道会)52.4kg
▼ネオブラ第13試合 ストロー級 5分3R
平賀正孝(TEAM URESPA)51.2kg
佐原 弘汰(WIZARD MMA GYM)51.85kg
▼ネオブラ第12試合 ストロー級 5分3R
山北渓人(リバーサルジム新宿Me,We)52.35kg
大城正也(T-REX JIUJITSU ACADEMY)51.9kg
▼ネオブラ第11試合 フライ級 5分3R
前田浩平(GRABAKA)56.75kg
竹内直矢(ベラトレオ函館)56.1kg
▼ネオブラ第10試合 フライ級 5分3R
竜己(KRAZY BEE)56.0kg
井上暉也(パラエストラ加古川)56.65kg
▼ネオブラ第9試合 フライ級 5分3R
山中憲次(FREEDOM@OZ)56.45kg
川北晏生(TRIBE TOKYO M.M.A)56.6kg
▼ネオブラ第8試合 バンタム級 5分3R
修我(総合格闘技道場スタジオSTYLE)61.3kg
山本敦章(パラエストラ千葉)61.05kg
▼ネオブラ第7試合 バンタム級 5分3R
聖王DATE(Team DATE)60.7kg
大谷啓元(パンクラスイズム横浜)61.3kg
▼ネオブラ第6試合 バンタム級 5分3R
高杉遼介(新潟イエローマンズ)61.25kg
宮島夢都希(KRAZY BEE)60.75kg
▼ネオブラ第5試合 バンタム級 5分3R
上野惇平(ハイブリッドレスリング八戸)61.05kg
MG眞介(パラエストラ東大阪)61.0kg
▼ネオブラ第4試合 バンタム級 5分3R
宮平守太郎(トイカツ道場)61.35kg
井村 塁(NEXUSENSE)61.1kg
▼ネオブラ第3試合 フェザー級 5分3R
立成洋太(パラエストラ千葉)66.0kg
岩本達彦(BLOWS)65.7kg
▼ネオブラ第2試合 フェザー級 5分3R
DARANI DATE(Team DATE)65.25kg
堂園 悠(修和館)65.85kg
▼ネオブラ第1試合 フェザー級 5分3R
松井幸太(東京イエローマンズキュート)65.8kg
井上雄斗(パラエストラ加古川)65.65kg