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【KNOCK OUT】西岡蓮太、一夜に3試合行ってダメージはほぼ無し「体の動きでどこを狙っているのかが分かっちゃう」

2020/02/15 00:02
2020年2月11日(火・祝)東京・大田区総合体育館で開催された『「テレ・マーカー Presents KNOCK OUT CHAMPIONSHIP.1』の一夜明け会見が12日(水)都内で行われた。  会見には「無法島GRANDPRIX」64kg初代王座決定トーナメントを制した、シュートボクシング日本ライト級王者・西岡蓮太(龍生塾)と漫画『無法島』の作者である森恒二氏が出席。前夜の試合を振り返った。 「このベルトを自分が巻いているんだなっていうのが、一夜明けてやっと少しだけ実感がわいてきたかなと思います」と笑顔を見せる西岡。  森氏は「素晴らしい大会で、敗者なきトーナメントだったと感じました。評価を下げた選手はいなかったんじゃないかな。8人とも素晴らしい魅力が見ている人に伝わったと思います。西岡選手の総合力、ディフェンス、オフェンス、体力と終わった後は西岡君だったという感じがしますが、(鈴木)千裕君のパワー、与座君の蹴り、バズーカ君の闘志、古村君の攻撃力、小川君のタフネス、丹羽君のテクニック…全て見れた。一人一人の魅力が出ていたトーナメントだったので、私は本当に楽しめました。それでやはりトーナメントは総合力が大事だと感じましたね。パワーだけでもテクニックだけでも3試合勝つのは並大抵のものではないですし、西岡君のオールラウンダーとしての完成度と精神力に素晴らしく感動させてもらいました」と、大会の感想を述べた。  続いて西岡は1回戦から試合を振り返った。小川翔(OISHI GYM)戦では1R終了直前に右アッパーをヒットさせ、小川がダウン気味に倒れる場面も。 「1Rの最後、終わり間際のパンチですがなんでダウンじゃないのとは思わなかったですね。効いてくれたので、1分間のインターバルで次のラウンドまでにどれだけ回復してくるかと思っていたんですが、効いているはずなのにさらに馬力を上げて前へ出てきたのでトップ選手の意地は凄いなと思いました。距離は僕の方が絶対に長いし、スピードも負けるとは思っていなかったので。延長Rは1~2発の攻撃の差くらいだったと思います。最後は自分が出して終わろうという気持ちで、何とか競り勝てたかなって試合でした」  準決勝の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)戦は「僕は小川選手以外はフルで一人も動画を見ていなくて、小川選手に勝つことだけ考えて挑もうと思っていて。鈴木選手はKOシーンの何秒間かだけ見ていました。パワーと回転力、身体の強さと危ない選手だとは分かっていました。(1回戦の)与座戦のダメージもあってかいきなり出てこなかったので自分のペースでやれたと思いますが、やりにくさは感じましたね。独特なやりにくさを感じて、ああいうかみ合わない試合になったと思います」と、やりにくい相手だったという。  そして決勝のバズーカ巧樹(菅原道場)戦は「フェイス・トゥ・フェイスの時から殺気が凄くて(苦笑)。僕は誰とやる時も目を見ないようにしているんですが、見なくても向こうが見ているのが分かるくらいでした。自分も気持ちで負けるとは思っていなくて、余計に燃えていけたかなと思います。あそこまで殺気立ってこなかったら、自分も踏み切って打ち合えてなかったかなと思います。疲労は溜まっていたので。最後の最後まで殺気が凄いありました。技とかじゃない。気迫と言うか、それに止められたのもあります。あとは自分の疲労もあると思います」と、尋常ではない殺気を感じてそれがプラスの方向にもつながったとした。 シュートボクシング協会のシーザー武志会長と、指導を受けているS-cup初代世界王者・吉鷹弘の存在も大きかった。 「会長は1試合目の前から会いに来てくれて檄をくれて。セコンドには吉鷹さんがついてくれていて気持ちは全く下がるとかなく、いいプレッシャーというか。その2人がいるだけでも負けられないのがだいぶありました。(準決勝と決勝は)あまり考えてなかったですけれど、吉鷹さんに任せればいいやと思っていましたね。それで準決勝・決勝もしんどい時にシーザー会長の声が一番聞こえるんですよ。どこにいるのが分かるくらい聞こえて。それで自分の気持ちが折れている場合じゃない、と。出せ、今行けと会長の声しか記憶にないくらい助けられました」  森氏は「小川選手とやって2Rが終わった時に息があがっていなかった。1回戦を見て一番上がってなかった。相当強化してきているんじゃないか。息が乱れてないので驚きました」と西岡のスタミナに驚いたと言うと、「吉鷹さんがミットでスタミナを上げてくれて、スタミナはそれで怖くなかったです。内容はその試合でするべきことを、準決勝は鈴木選手が上がってくる、決勝は丹羽選手か古村選手を想定して、その相手に対して自分がするべきこと、できることをやっていました。ジム(龍生塾)では3試合想定してのミットをやっていました」と、2種類のミットトレーニングでスタミナを強化していた。 そのためバズーカが決勝へ上がってきたのは予想外だったが「バズーカ選手は一番試合を見ていなかった人だったんですが、3人の中では一番やりやすかった。僕はもともと極真空手なので自分も相手もスイッチするのが当たり前だった」と、空手時代に構えを左右に変えるのは当たり前だった経験があったため、バズーカのスイッチには戸惑わなかったという。 「1回戦の小川戦でカーフキックで左足を蹴られたのが一番痛かったです。当たるとは思っていなくて、バズーカ選手もいる控室で左足を冷やしていたんですよ。そうしたらバチバチそこを蹴ってきました(苦笑)」と、致命的になりかねないミスを犯していたことも明かした。  その左足とパンチを打った両拳以外はほとんどダメージもないという西岡。「1~2発軽いフラッシュがあったくらいで効いた攻撃はなかったですね。ジュニアの空手って頭を蹴られたらポイントを取られて負けるんです。だから蹴りは頭にはもらわないし、体の動きでどこを狙っているのかが分かっちゃうんですよ」と、相手の動きから予測して攻撃をかわしているのだと打ち明ける。「目が悪くて視力が0.1あるかないか。試合の時はコンタクトもしていません」と、シルエットしか見えていないことが逆に勘が研ぎ澄まされて相手の攻撃をもらわない要因ではなかと自己分析した。  トーナメントで対戦した選手、または当たらなかった選手が今後は挑戦してくると思われるが「お互いピンピンでやっても負ける選手はいないです。5歳から空手をやっていてそれで身に着いた距離感は簡単にできるものじゃない」と自信を見せる西岡。「他の試合は見てなかったですけれどね。目が悪くてもモニターでも見えないから」と笑った。 「僕は獲れないかもしれないベルトを見たくない。賞金もそうで、身内の誰ともお金の話はしませんでした。小川選手に勝つことだけに集中して、お金とベルトのことは考えない。自分以外の人が獲るのは嫌だなって聞いた時は思いましたけれど」と、記者会見の時もベルトは一切見なかったという西岡に、改めて賞金の使い道を聞くと「まず親にいい思いをしてほしい。次にお世話になった人に何かお礼を。そして余ったら自分になにかご褒美を」と、親にプレゼントを贈りたいと話した。  森氏は年間を通してKNOCK OUTとREBELSで活躍した選手たちに、年間表彰式で賞金を贈呈すると発表しており「西岡選手はMVP最右翼。トップを走っているのは間違いない。このトーナメントを制したことで本当に強い、凄い人が現れたと発信ができるチャンピオンだと思います」と評価し、山口元気KNOCK OUTプロデューサーは「9月の大田区総合体育館大会にもぜひ出て欲しい」とラブコールを送った。
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