キックボクシング
レポート

【NKB】ミドル級トーナメントは田村聖が3連続KOで完全制覇、59kgは高橋亮と村田裕俊が決勝へ

2020/02/08 22:02

▼第12試合 ジャパンシフトランド杯59kgトーナメント準決勝 3分3R+延長1R
〇高橋 亮(真門/NKBフェザー級王者)
TKO 1R 1分13秒 ※セコンドからのタオル投入
×コッチャサーン・ ワイズディー(Y’ZDGYM/元ルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級7位)
※高橋が決勝へ進出。


 高橋は1回戦でJ-NETWORKフェザー級王者・一仁からダウンを奪っての判定勝利、コッチャサーンはWMC JAPANスーパーフェザー級2位・藤野伸哉に延長戦の末勝利して準決勝へ進出した。両者は2018年2月に対戦経験があり、当時は高橋が判定勝ちしている。


 1R、サウスポーの高橋は左ミドルと奥足への左ローを連発。前へ出て強い右ミドルを蹴るコッチャサーンだが、高橋の左ローが強烈に入り、さらに左ローで追い打ちすると倒れ掛かったコッチャサーンに高橋が左ハイを放ってダウンを奪う。


 足を引きずりながら立ち上がったコッチャサーンに高橋が左ローを連打し、再び倒れたところでセコンドからのタオル投入。高橋が圧倒のTKO勝ちを飾った。


 これにより、トーナメント決勝は高橋vs村田の組み合わせに。


 高橋は「この決勝はみんな一番見たかったと思うので、村田選手の応援団の皆さん今日以上に応援してください。そして僕が倒して気持ちよく引退させてあげます」と宣言。

 村田は「遠藤選手が強いのはわかっていたので引退のスピーチも考えてしまったんですが、今日でなくてよかったです。次、予想していたんですが、一番戦いたかった相手なので嬉しいです。高橋三兄弟には負け越しているので、最後に亮選手を倒して気持ちよく引退したいと思います」と、高橋三兄弟に一矢報いて有終の美を飾りたいと語った。

▼第11試合 ジャパンシフトランド杯59kgトーナメント準決勝 3分3R+延長1R
×遠藤駿平(WSRフェアテックス三ノ輪/MA日本ライト級王者)
判定0-2 ※28-29、29-29、29-30
〇村田裕俊(八王子FSG/NKBフェザー級元王者、現2位)
※村田が決勝戦へ進出。


 昨年12月に8人で開幕したジャパンシフトランド杯59kgトーナメント。遠藤は1回戦でWBCムエタイ日本統一フェザー級前王者・新人からパンチでダウンを奪い判定勝ち。村田は、1回戦でテープジュン・サイチャーンと対戦。共に「このトーナメントをもって引退」を発表し、村田が生き残った。


 1R、サウスポーの両者ともミドル&ローの蹴り合いから力強いパンチとヒジを放っていく。ジャブを多用する遠藤に対し、村田は右の強打を打つ。


 2Rはさらにアグレッシブに打ち合い、蹴り合い、ヒジを飛ばし合う両者。村田が右の縦ヒジで眉間のあたりをカットすることに成功し、遠藤はドクターチェック。パンチで迫る遠藤に村田は距離を保ちながら右ミドルを当てに行く。


 3Rは遠藤が積極的に仕掛けに行き、左ミドルからパンチ、そして首相撲でコカす。村田は距離を取っての右ミドルを蹴るが、遠藤が前に出てワンツーをヒットさせる。左ストレートで大きくバランスを崩す場面もあった村田だが、判定2-0で辛勝。トーナメント決勝進出を決めた。

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