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【K-1】ライト級王者・林健太がゴンナパーの「ビビってる」発言に怒り「夏にやるから待っとけ」

2020/02/03 00:02
2020年3月22日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K'FESTA.3~』の記者会見が2月2日(日)都内にて行われ、追加対戦カードが発表された。  ライト級のスーパーファイトとして、K-1 WORLD GPライト級王者・林健太(FLYSKY GYM)vs 2016年WLF-60kg級新人王ジュー・シュアイ(中国/遼寧創新ジム/CFP)が決定。  シュアイは昨年7月のKrush後楽園大会で行われた日本vs中国・7対7全面対抗戦で、卜部功也を秒殺KOした新進気鋭のファイター。その試合を見ていたという林は「功也君と戦った時にまさかのKOで功也君が負けてしまった。僕が3月に功也君に判定で勝った時、周りの人からあのパーフェクトな功也君に勝ったのは凄いと言われたんですが、その後にKOで負けてしまったから3月の戦いが周りから霞んでいると思われたのが悔しかった。後輩としても悔しかったので、絶対にやり返してやると決めていたので僕も楽しみです」と、元同門としてリベンジしたいと意気込む。  その印象は「ウェイ・ルイ(初代K-1ライト級王者)みたいに拳が堅そう。パンチがメインの戦い方なので僕とやれば打ち合いになると思うので楽しみです」とし、「気持ちが強いと思う。パンチは上手じゃないけれど堅そう。長所が同じだと思います」と自分と似たようなタイプだと分析する。  林は昨年11月にラウェイからの挑戦者・金子大輝をKOで破り、6連勝(4KO)を飾った。「あの後、徹底的にステップを使えるようにボクシングジムへ行かせてもらって、鏡の前でジャブを1時間、ステップを1時間。素人に教えるように教えてもらっているので全て強くなっている自信があります。自分でも気持ちで殴っているだけでしっかりした基礎がないって薄々気づいていたんですが、それを指摘した人からジムを紹介してもらいました」と、ボクシング技術に磨きをかけているという。  しかし、シュアイから「K-1にはずっと憧れを持っていてK'FESTAに出場が決定して本当に嬉しいです。林健太選手はK-1チャンピオンであり、とてもレベルの高い選手です。今回の試合ではパンチで打ち合うつもりなので特にフィジカルトレーニングを重視しています。K'FESTAの中で一番エキサイティングな試合をお見せします」とのコメントが寄せられ、それを聞いた林は「打ち合おうかなと思っていましたが、そのコメントを聞いて打ち合いに来るなら蹴りの練習をしようかな」と笑った。  林と言えば、1月25日にKrushライト級王座2度目の防衛に成功した王者ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)から挑戦を迫られているが、そのことを聞かれると林のスイッチが入った。 「そもそも順を追って説明すると、僕がSNSに目が覚める相手と決まった、と更新したのは、最初は63kg契約でゲーオ選手と決まっていたけれど諸事情で流れてしまった。僕の中では、目が覚める相手はゲーオ選手だったんです。その後、ゲーオ選手がダメなのであればゴンナパー選手とやらせて欲しいと言ったんですが、復帰して間もないのと、1月25日に試合があるのでその結果次第になるからジュー・シュアイでどうやと言われたので、ジュー・シュアイも凄いやりたかったんですよ。じゃあそれで、となって。  それで3月が終わったら夏までK-1はないんですよ。だから僕は1月の試合の時にゴンナパーと会ったから『夏、また夏!』って言ったんですよ。僕としてはやりたかったけれどそういうK-1の意向もあって、僕の中では夏にやりたい気満々です。  でも俺はそういう気持ちを伝えているのに、向こうは一夜明け会見で『林は3月にやってくれない、夏とか言ってるけれど僕のことを怖がっているとしか思えない』と言われて。そもそも、俺は1年以上前から待っているんですよ。どんな事情にしろ、勝手にリングから1年間離れたのは向こうであって、こっちはずっと待っているのに。それでK-1の意向もあって3月戦えないのに『あいつはビビっているとしか思えない』なんて言われたらこっちも腹が立つ。こっちはずっと夏やって言っているのに。だから、次やるなら僕の中ではゴンナパー選手一択なんですよ」と、怒りをぶちまけた。  林としてはゴンナパーから逃げてはいない、自分もずっとやりたかったということのようだ。夏に実現するかどうかはまだ未定だが、林は「功也君がやられたのを生で見ていて、絶対にやり返したいと思ったので、ジュー・シュアイ選手の名前が出た時にすぐやらせてくださいとなったんですけれど、ゴンナパー選手はずっと俺のことをビビッているとか言うから。3月に私は戦う準備ができているって? 正直言わせてもらうと、1月の試合はめちゃめちゃいい動きじゃなかったんですよ。そうしたら案の定、一夜明け会見で日本は寒くて風邪をひいてと言ってる。だから次、夏にするから待っといて。マジで」と怒りは収まらない。  そのためにはまず、ノンタイトル戦とはいえ3月のシュアイ戦をクリアすることが大前提となる。林は「功也君のためにも、僕自身のためにも、ゴンナパー選手のためにも絶対に負けられないのでしっかり頑張ります」と必勝を誓った。
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