南米の世界王者スアレス(右)を迎え撃つ江川
2020年3月22日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K'FESTA.3~』の記者会見が2月2日(日)都内にて行われ、追加対戦カードが発表された。
昨年11月の王座決定トーナメントを全試合初回KOで制し、フェザー級王者となった江川優生(POWER OF DREAM)が王者としての第一戦を迎える。フェザー級のスーパーファイトでWGP Kickboxing 世界-60kg王者ファク・スアレス(アルゼンチン)との対戦が決まった。
中村拓己K-1プロデューサーは「スアレスは南米の立ち技格闘技イベントWGPの60kgのベルトを持っていた選手。パンチが主体のアグレッシブなスタイル。映像を見たらK-1ルールに向いている。江川選手はこれからいろいろな国のタイプと戦うのが面白いと思い、南米のハードパンチャーとの対戦となりました」とカードを説明。
江川は「ベルトを獲ってから初めての試合なので真価が問われる第1試合と思っています」と気を引き締め、スアレスについては「何でもできて序盤、中盤、終盤と隙がない選手だと思っています。構えはムエタイっぽい構えですがパンチャーで、自分とかみ合う気がする」と評価。
スアレスからは「江川のパンチにはすべてカウンターを合わせてやる」とのコメントが届いたが、江川は「カウンターにカウンターを合わせられるのが俺なので、打ち合ったら自分の方が勝つと思います。自分はスパーでも上の階級の選手とやっているので、階級が一つ上の王者ですがパワー負けしない自信がある。楽しみです」と、相手のカウンターにカウンターを合わせると言い返した。
前回11月の試合からは「明確には大きな変化はありませんが、今回は技術的な部分を見せたい。コンビネーションをもっと磨きたいと思っています」とテクニカルな試合を見せたいとし、「トーナメントの影響で注目されていると思うので、江川はやはり凄いなって思われる試合をしたいです」と、全試合初回KOのトーナメントでの試合を上回る試合を見せたいとした。
12月の名古屋大会にてエキシビションマッチながら拳を交えた武尊については「武尊選手は自分がデビューした時から一番輝いていたので、追いつき追い越すような存在になりたいです」と、武尊を超えるのが目標だと語った。
また、会見前にはもうひとつ保持していたKrushフェザー級タイトルをK-1王者としての活動に専念するため今日付けで返上することも発表された。
江川は「獲ってちょうど1年、短い期間でしたが次に誰が獲るのか楽しみにして、その次に獲った相手をK-1王者として迎えるのを楽しみにしています」と、新たにベルトを巻く選手との対戦が楽しみだとした。